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フード  |    2025.11.29

奈良・天理のおしゃれカフェCAFE Bricks|地元野菜を使った“ゆる薬膳ランチ”と庭の癒し時間

緑に囲まれた小道の先には、やさしい木の扉が出迎えてくれるカフェ。
レンガ作りの建物と窓から眺める庭の景色は、温かい心地よさに包まれています。

忙しい日常をふっとほどいて心とからだを労ってくれる、地元野菜をたっぷり使った「ゆる薬膳ランチ」を提供している奈良県天理市のCAFE Bricks(カフェブリックス)をご紹介します。

木の温もりと高い天井でゆったりとした店内

店内に入るとすぐ、レンガ作りの壁と広々と高い天井。

木製の家具やオレンジ色のライトにも温かみがあります。

入り口やレジのそばにはかわいらしい雑貨が並んでいます。

ムーミンの仲間たちがいたるところに
小さなアクセサリー類も
お菓子も販売されています

食事の前後も雑貨を眺めて楽しめます。
注文して待っている間に見て回るのもおすすめです。

カフェの大きな窓からは光が差し込み、外には緑が広がっています。

テーブルに丁寧に飾ってある花や小物、やさしく照らすライト、緩やかに流れる音楽。
ひとりの時間も、友人との会話も、肩の力を抜いてゆったり過ごせる雰囲気です。

テーブル席やソファーもある2階

2階席もあり、ご予約にて使用できます。
別途サービス料が必要となりますが、この広さのお部屋を貸切りで使用できるそうです。

広々とした部屋には絵本がずらり。オーナーが趣味で集めており、それを知る本屋さんお勤めの有志の方々のご厚意で年3回の絵本入れ替えもされています。

「お子さんよりむしろ大人の方にこそ絵本を読んでほしいです」とオーナーは語っていました。

お子さんが遊べるスペースもあり、パーティーや子連れで楽しむにはぴったりです。

季節ごとに彩りが移り変わっていく庭

店のガラス窓の向こうには大小さまざまな木々や花々のある庭が広がります。

春は緑と鮮やかな桜や雪柳のパステルカラー。梅雨には爽やかな紫陽花。初夏はバラが一斉に咲き、その後は白い小花が中心のホワイトガーデンに。

初秋には秋バラが見頃で、冬は木々が落葉してヨーロッパの森のように、季節ごとに彩りを変えるこの庭は、訪れるたびに違う表情を見せてくれるそうです。

童話の世界をイメージしたモルタル造形の小人の屋敷
植物や植木鉢の形もさまざま

窓辺の席に腰かければ、差し込む木漏れ日と鳥の声が遠くで聞こえます。
庭の景色をゆっくり眺めていると自然と深呼吸したくなるほど気持ちの良い空間です。

いたるところにバラの蕾が。咲き始めの白いバラも

今の季節は、庭の秋バラが見頃を迎え始めています。

からだをいたわる薬膳ランチ

本日は、季節の食材をふんだんに使ったメニュー「ゆる薬膳ランチ」をいただきました。

お食事が並ぶ前に、まず届くのが薬膳茶。かわいらしい湯呑みに赤いクコの実が添えてあり、ティーポットから注ぎ入れます。薬膳茶はおかわり自由なので食事中ずっと楽しむことができます。


次に届いたのは薬膳プレート秋の一皿。

里芋の鶏そぼろあん、小松菜とキノコのおろしサラダ、たたき牛蒡と蓮根の胡麻酢和え、そしてお月見団子。おかずはあっさりとした味付けで、すっきりした後味なのに、一品ずつしっかりと味わいがあります。お月見団子は柔らかくて素朴な優しい甘さです。

丁寧に盛り付けてある食事と、さまざまな形の陶器のうつわは目も楽しませてくれます。

次に、雑穀入りご飯とお味噌汁。

十穀米のご飯はふんわりと温かくてほっとします。
お味噌汁には、こだわりの2種類の味噌をブレンドしているそうです。

そしてメインの鯖の香草パン粉焼き。

外はサクッと香ばしく、中はふんわりしていてジューシー。ハーブの香りが口の中に広がります。

月替わりでメニューや食器も変えているそうなので、その都度季節の移り変わりを楽しめます。

食べるたびに、体がゆるやかにやさしく整っていくのを感じられる一皿です。

花の香りに癒される金木犀のパフェ

そして今の季節限定で楽しめるのが、金木犀のパフェ。
ほのかな金木犀の花の香りは桂花陳酒(けいかちんしゅ)という中国のお酒で風味づけしてあるそう。

中のフルーツも秋ならではのみかんや、柿をラム酒でマリネしたものなどを入れてあり、透明のゼリーに包まれたパフェです。

提供:CAFE Bricks
ゼリーがキラキラしていてきれい

パフェは季節ごとに変えているそうなので、他の季節のパフェも食べてみたいものです。

テイクアウトメニューもあるので、自宅で気軽に召し上がりたい方は、利用するのも良いですね。詳しくはページ最後のHPをご覧ください。

非日常の空間をイメージして作られた「CAFE Bricks」に込めた想い

25年以上愛されているCAFE Bricks。元は和食店だった両親のお店を、娘であるオーナーがリノベーションして始まりました。

この店が生まれたのは、「家以外の、お気に入りのくつろげる場所を作りたい」というオーナーの想いから。リノベーションする際も、非日常の空間を考えて設計してもらったといいます。

店名の由来は、自然素材のレンガ(brick)を積み重ねた印象に残るたたずまいから付けたそうです。

「薬膳料理」をメニューに加えたのは、今から20年ほど前のこと。
ですが、実はお店を始めた当初から自然と、“体の不調を食事で整える”“できるだけ添加物を使わない”など、体にやさしい料理を意識してきたといいます。

「薬膳」という言葉を知らないままに、心も体も安心して食べられるごはんを作り続けていた。
後になって、それが薬膳の考え方と重なっていたと知ったそうです。

「少し難しそうに聞こえる『薬膳』という言葉かもしれませんが、ここでは“特別な料理”ではなく、家庭のごはんのようにやさしく、美味しく体をいたわる料理を作っています」

そう優しく話すオーナーの言葉が印象的でした。

オーナーが大切にしているのは、「料理の基本はお水」という考え方。
料理には、地元の農家さんが丹精込めて育てた季節の野菜をたっぷり使っています。
同じ土地の水で育った野菜をその土地の水で調理することで、素材そのものの味がいちばん引き立つと感じているそうです。

メニューや器、飾る花まで、季節ごとに少しずつ変えているのもブリックスの魅力。
オーナーは幼い頃から、両親が営んでいた和食店の厨房で料理を見て育ちました。

その経験から、「料理は味だけでなく、見た目や器、盛りつけでも楽しむもの」
という感覚が自然と身についたのだそうです。

店内で過ごしていると、そんな“もてなしのこころ”が空間のすみずみにまで感じられます。

自宅に招いた大切な友人に作る料理のように

「最近からだの疲れが取れない、なんとなく不調が続いている——。そんな方にはぜひ立ち寄って、ストレスを解放できるような時間にしていただきたいです。」そう言って穏やかに話すオーナー。

老若男女問わず幅広い年齢層の方が来店されるというCAFE Bricks。長年通うリピーターも多く、「外食でも胃がもたれないでスッと食べられる」というお声をいただくそうです。

「自宅に招いた大切な人に作るように、気持ちを込めて料理を届けたい」オーナーはその想いを大切に、素材のひとつひとつまで心を配りながら、今日も料理を整えています。

季節ごとに彩り豊かに目を楽しませてくれる庭。窓から眺めながら食事をすると、そこは自分だけの癒しの空間。

ご友人やご家族での来店はもちろん、ひとり時間を楽しむために訪れる方も多いというCAFE Bricksにぜひ足を運んでみてください。

お店の情報

「CAFE Bricks(カフェ ブリックス)」
住所:奈良県天理市別所町319-4
アクセス:・JR天理駅、近鉄天理駅から「JR奈良駅」または「シャープ総合開発センター」行きのバスへ乗車し、約7分でバス停名「別所」下車。北へ50m。
     ・天理駅から徒歩20分
     ・西名阪自動車道 天理ICから南へ3分
TEL:0743-63-3278
駐車場:あり
営業時間: 月〜土 10:00~17:00
      日・祝 11:00〜17:00
お休み:週2日 水曜日+1日(不定)*毎月のお休みについてはInstagramでご確認ください
ホームページ:http://cafebricks.net/
Instagram:cafe_bricks_teagarden
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この記事を書いた人

牧平 京子

広島県生まれ、奈良県在住のライターです。3人の子どもを育てながら、地域や旅先で出会った人・お店・モノなどの魅力を記事にします。非常勤で訪問看護師としても働いており、人の話を聴くことが好きで、地域の方々の物語や想いに出会うたび、元気をもらっています。

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