淡路島・洲本のまちを歩くと、海と城下町、そして温泉街がほどよく混ざり合った独特の空気を感じます。
大浜海岸から洲本温泉、洲本城へと続くエリアのほど近く、コモード56商店街の一角に店を構えるのが、「しあわせ島ごはん まどみ」です。
観光客が行き交う場所でありながら、商店街の中にすっと溶け込む佇まい。
にぎやかすぎず、静かすぎもしないこの場所で、島の食材を使った定食を丁寧に提供しています。
洲本の日常に触れられる食堂として、地元の人にも、旅の途中の人にも親しまれているお店です。
洲本の観光動線に寄り添うコモード56商店街の定食屋

まどみがあるのは、大浜海岸や洲本城から歩いてアクセスできる範囲。
観光の合間に立ち寄れる距離感でありながら、商店街の中に溶け込むような佇まいです。
店先には黒板が置かれ、その日の案内やメニューが手書きで記されています。
観光客向けに作り込まれた印象はなく、あくまで島の日常。
自転車で立ち寄る地元の人と、旅の途中の人が同じように暖簾をくぐる光景が、ごく自然に想像できます。
また、木の質感を生かした店内は、明るすぎず暗すぎず、ちょうどいい落ち着き。
窓から入る自然光がテーブルをやわらかく照らし、昼の時間帯でも慌ただしさは感じません。
厨房から聞こえるのは、油のはぜる音や、器が触れ合う控えめな音。
香りも主張しすぎず、食事の時間を静かに整えてくれます。
ひとりで訪れても居心地がよく、会話を楽しむ人も、黙々と箸を進める人も、それぞれが自然体で過ごせる空間です。
島の魚と手づくりおかずが並ぶ定食中心のメニュー構成

まどみのメニューは、定食が中心。
「まどみ定食」「ありがとう定食」「おたから定食」など、名前からもあたたかさが伝わってきます。
刺し身を主役にしたもの、揚げ物や焼き物を組み合わせたものなど内容はさまざまですが、共通しているのは、島の魚や野菜を生かした家庭的な構成。
日替わりの要素も多く、黒板やメニュー表にその日の内容が添えられています。
何度訪れても同じにならない、島の食のリズムを感じられるのが特徴です。
刺し身も主菜も主役。「おおよろこび定食」で味わう島の恵み

今回いただいたのは、一番人気だという「おおよろこび定食」。
刺し身と日替わりの主菜がセットになった、まどみらしさが詰まった内容です。

この日の刺し身は、アジ、鯛、イカ。
アジはほどよく脂がのり、噛むたびに旨みが広がります。鯛は淡白ながらも上品な甘みがあり、イカは透明感のある歯切れの良さ。どれも余計な手を加えず、素材の良さを素直に味わえる仕上がりでした。

日替わりの主菜は「地魚のムニエル〜酢玉ねぎ〜」。
魚は薄く衣をまとい、表面はさくっと香ばしく、中はふっくらとした食感です。
小鉢には海藻や野菜のおかずが並び、ごはんと味噌汁が全体を穏やかにまとめます。
ボリュームはしっかりありますが、食後に重さは残らず、身体にすっと馴染む感覚が印象的でした。
おわりに
「しあわせ島ごはん まどみ」は、洲本の観光エリアのすぐそばで、変わらない日常のごはんを提供し続ける定食屋です。
「おおよろこび定食」に代表されるように、島の魚を刺し身でも、火を通した料理でも味わえるラインナップは、淡路島の食の豊かさを実感させてくれます。
まち歩きの途中で少し腰を落ち着けたいとき、観光とは違う角度から洲本を知りたいとき、そんな場面で訪問してみてはいかがでしょうか。
しあわせ島ごはん まどみ
住所:兵庫県洲本市本町5-2-23
営業時間(昼の部):11:00〜15:00(売り切れ次第終了)
営業時間(夜の部):18:00〜21:00(金曜日・土曜日のみ)
定休日:不定休
電話番号:090-5127-0358




