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フード  |    2026.08.21

「広島風お好み焼き みよし 駅前店」松山のソウルフードを実食!【愛媛県松山市】

松山市で長年愛され続ける「広島風お好み焼き みよし 駅前店」。地元では三津浜焼きが味わえる人気店として知られ、近年はテレビ番組でもたびたび紹介されるなど、県外から訪れる人も増えています。

今回は、10年間お店に立ち続ける伊藤さんに、お店の歴史や焼き方へのこだわり、そして長く愛される理由についてお話を伺いました。

三津浜焼きとは

三津浜焼きは、松山市三津浜地区で古くから親しまれてきたご当地お好み焼きで、ルーツは大正時代にあります。戦後は地元で「洋食」と呼ばれ、庶民の味として親しまれてきました。

広島風と似ていますが、生地の上に味付けしたそばやうどんを先にのせる焼き方が特徴で、「台付き」と呼ばれています。ちくわや魚粉を使うこと、半月型に折りたたんで提供することなども、三津浜焼きならではの魅力です。

現在では地域のソウルフードとして受け継がれ、2022年には文化庁の「100年フード」に認定されています。

創業から受け継がれる味

現在のみよし駅前店は、約25年前にオープンしました。

もともとは50年以上前から営業していた初代「みよし」の味を引き継ぎ、レシピや焼き方を守り続けています。

現在は駅前店のほかにも、三津店・古川店の3店舗を展開。それぞれ同じ材料を使用していますが、焼く人によって味は変わるそうです。

「料理ってレシピ通りに作っても、火加減や焼き方で全然違うんですよ」と伊藤さん。

だからこそ、それぞれの店舗、それぞれの職人ならではのおいしさがあります。

麺を先に炒める独自の焼き方

みよしのお好み焼きは広島風によく似ていますが、大きな違いがあります。

それは麺を先に炒めて味付けをすること。

ラードと牛脂で麺を炒め、その後に生地を重ねて焼き上げます。

さらに、生地にも強いこだわりがあります。

独自に研究した配合を使用し、生地は一晩以上寝かせているそうです。

「生地を寝かせると粉と水分がよくなじんでしっとりし、焼き上がりがふんわりしておいしくなります」と伊藤さんはいいます。

シンプルな料理だからこそ、仕込みの違いがおいしさにつながっています。

音と香りで見極める焼き上がり

調理をするときに重要なポイントは、鉄板の状態です。

伊藤さんは、お昼の営業が終わっても鉄板を十分に温めておくよう心掛けています。

「鉄板が冷えていたら、おいしく焼けません」

焼き上がりはタイマーではなく、音で判断するそうです。

「焼けてくると音が変わるんです。湯気が立ち始めたら焼き上がりのサインですね」

さらに季節によっても火加減を調整。夏と冬では鉄板の温度が違うため、毎日同じ焼き方ではありません。経験を積み重ねた職人だからこそわかる感覚が、おいしさを支えています。

一番大切なのは真心

「おいしく焼くコツは?」

そう尋ねると、伊藤さんは迷わず「真心よ」と答えてくれました。

料理に対する愛情が、おいしさになるといいます。

「いやいや焼いたら、おいしくならんのよ。『おいしく食べてもらいたい』と思って焼くことが一番大事」

技術だけではない。お客様を思う気持ちこそが、お店の味を作っているのだと感じました。

地元にも県外にも愛される人気店

最近ではテレビ番組で紹介される機会も増えました。

友近さんやハリセンボンさんなど、多くの芸能人も来店。

今後、テレビ東京のグルメ番組でも紹介される予定だそうです。

「テレビで見て来ました」そんな声を掛けてもらえることも増え、県外からのお客様も多く訪れています。

もちろん、地元の常連客もたくさんいます。毎週親子で訪れる家族や、週に2回通う人もいるほど。

「今日もおいしかった」その一言が、伊藤さんにとって何よりの励みになっています。

76歳の今も鉄板の前に立ち続ける理由

伊藤さんは現在76歳。ここで働き始めて10年になります。

「この年になっても働かせてもらえるのは幸せ」そう笑顔で話していました。

80歳近くまで働く人もいるそうで、「健康なら自分もまだまだ頑張りたい」と話します。

長年立ち仕事を続けてきたからこそ、仕事は苦にならないそうです。お客様に喜んでもらうため、今日も鉄板の前に立ち続けています。

実食レポ!

お店自慢の三津浜焼きを食べてまず驚いたのは、生地のふんわり・もちもちの食感です。ラードと牛脂で炒めた麺はコクがありながらもしつこさはなく、キャベツの甘みともよく合います。

濃厚なソースや魚粉、豚肉、青のりなど素材それぞれのバランスが良く、一口食べるごとに旨味が口いっぱいに広がります。

伊藤さんが話していた「真心」という言葉を思い出しながら味わうと、一枚一枚丁寧に焼き上げられた理由が自然と伝わってきました。長年地域で愛され続けている理由を、味でもしっかり実感できる一枚でした。

まとめ

松山市で長年愛される「広島風お好み焼き みよし 駅前店」は、初代から受け継がれた味を守り続ける人気店です。麺を先に炒める独自の焼き方やもちもちの生地、音や火加減を見極める職人技が、おいしさを支えています。

76歳の伊藤さんが語る「料理で一番大切なのは真心」という言葉通り、一枚一枚にお客様への思いが込められた三津浜焼きは、地元はもちろん県外から訪れる人々にも愛され続けていくことでしょう。

基本情報

広島風お好み焼き みよし 駅前店

住所: 〒791-8062 愛媛県松山市住吉一丁目4−17

電話番号: 089-952-3262

休日:元日

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この記事を書いた人

世界のわたなべけん

地域に眠る人・場所・会社を取材し、 世界に向けて発信しています。 現場に足を運び、丁寧に伝えることを大切にしています。 地域の価値を最大化し、世界に届けるのがテーマです。

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