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フード  |    2026.08.25

【大阪府河内長野市】天野酒の酒蔵ランチ|酒蔵ダイニング「天空」で地酒と限定カレーを満喫

大阪府河内長野市にある、享保3年(1718年)創業の酒蔵「天野酒(あまのさけ)」。
300年以上の歴史を持つこの酒蔵を訪れたなら、ぜひ立ち寄ってほしい場所があります。
それが、酒蔵直営ダイニング「天空」です。

酒蔵でお話を伺い、お酒を購入していると、お昼の時間になりました。すると10代目蔵主・西條陽三さんからご厚意で、
「せっかくなので、お昼はここで召し上がってください。」
とお声がけいただき、酒蔵に隣接するダイニングレストラン「天空」へご案内いただきました。
現在、ランチは完全予約制となっており、今回は特別にご案内いただきました。

江戸末期の古民家をリノベーションした店内では、酒蔵直営ならではの蔵出し生酒をはじめ、酒粕や発酵食品を取り入れた料理、大阪産や地元食材を使ったメニューを楽しむことができます。
さらに、ここでしか味わえない限定酒も提供されており、日本酒好きにはたまらない空間です。

今回は、実際にいただいた限定ランチと、「天空」ならではの魅力をご紹介します。

江戸末期の古民家で味わう、酒蔵ならではの時間

酒蔵のすぐ隣にある大阪産料理 天空(OSAKAMON TENKUU)は、江戸末期に建てられた古民家をリノベーションした食事処です。お店の暖簾の上には大きな杉玉が吊るされており、酒蔵直営ならではの趣を感じます。
店内へ一歩入ると、高い木の梁が広がり、昔ながらの趣をそのまま残した落ち着いた空間が迎えてくれました。中でも目を引いたのが、店の奥に残されている昔ながらの煉瓦製のかまどです。当時使われていたかまどが大切に残されていました。

「生で初めて見ました!触ってもいいですか?」
思わず声が出てしまうほど興奮した私に、西條さんは笑顔で頷いてくださいました。そしてこう話します。
「戦時中は炊き出しにも使ってたんですよ。今はもう引退しましたけどね。」
実際に人々の暮らしを支えてきたかまどが今も残されていることに、この建物が歩んできた歴史を感じます。さらに、手すりのない木の階段や、どこか懐かしさを感じる木造の空間。

まるで昔話や映画の世界へ入り込んだようで、料理を待つ時間さえ楽しく感じられました。
店員さんも終始笑顔で接してくださり、建物だけではなく、人の温かさも感じられる素敵な空間でした。

15食限定カレーと限定酒を味わう贅沢なランチ

今回私がいただいたのは、15食限定・サラダ付きの「天空CURRY 酒蔵特製なにわ黒牛牛すじカレー」です。
カレーの上にはトマトやししとう、肉厚のしいたけが彩りよく添えられています。

天野酒の酒粕を使用しており、店員さんからは
「スパイシーだけど、酒粕の甘さも感じてもらえると思います。」と教えていただきました。
一口食べるとスパイスの香りが広がり、そのあとから酒粕ならではのまろやかな甘みがふんわりと感じられます。辛すぎず、最後まで飽きることなく楽しめる味わいでした。
肉厚のしいたけには、大阪産ブランドしいたけ「よろしい茸」を使用。名前の可愛らしさにも思わず笑顔になります。

そしてカレーに合わせて注文したのは、天野酒の夏限定の「夏にごり」。

口当たりはやわらかく、ほんのりとした甘みと爽やかな酸味で、暑い季節でも飲みやすい一杯。スパイスの効いたカレーとも相性が良く、食事と一緒に楽しめる日本酒でした。さらに天空では、ここでしか味わえない蔵出し長期熟成生酒も提供されています。
「このお酒は天空でしか飲めないんですよ。」と教えていただき、迷わず大吟醸を注文。
酒蔵直営だからこそ味わえる限定酒は、料理との相性も抜群でした。また、料理やお酒を彩る器にもこだわりが感じられ、落ち着いた古民家の雰囲気とともに、ゆったりとした時間を楽しむことができました。

ダムで熟成された、天空だけの特別な一杯

天空では、まれに「滝畑ダム 地酒熟成プロジェクト」で誕生した「滝畑ダム湖底熟成酒」に出会えることもあります。
河内長野市の滝畑ダムで約半年間熟成させた特別なお酒で、ふるさと納税の返礼品としても人気の商品です。ダムならではの安定した水温や、わずかな揺らぎの中でじっくり熟成されることで、口当たりがよりまろやかになるそうです。また、ふるさと納税には、復古酒「僧坊酒 天野酒」をダム施設内で熟成させた特別なお酒もあり、こちらはコクやスパイス感が増した深みのある味わいが特徴とのこと。

こうした熟成酒は酒蔵で一般販売されておらず、ふるさと納税の返礼品として入手できるほか、タイミングが合えば天空で数量限定で提供されることがある特別な一杯です。
天空では提供される時期や本数が限られているため、お店で出会えたらまさに幸運。訪れた日に出会えたら、ぜひその貴重な一杯を味わってみてください。

天野酒を訪れたら、「天空」へ
酒蔵を訪れ、お酒を選び、その土地で生まれた料理とともに味わう。

「天空」は、そんな酒蔵ならではの時間をゆっくり楽しめる場所でした。
江戸末期の古民家をリノベーションした空間には、昔ながらのかまどや木の梁が残り、歴史を感じながら食事を楽しめます。ここでしか味わえない限定酒や、酒粕を取り入れた料理、大阪産・地元食材へのこだわりなど、一つひとつに酒蔵直営ならではの魅力が詰まっていました。酒蔵だけでは出会えない、河内長野の食や文化、人の温かさに触れられたことも、この旅で印象に残った出来事のひとつです。
河内長野を訪れる際は、ぜひ「天野酒」とあわせて「天空」にも足を運び、この場所ならではの時間を楽しんでみてください。

大阪産料理 天空 

住所:大阪府河内長野市長野町13-11(天野酒の酒蔵からすぐ近く)

アクセス:南海高野線・近鉄長野線「河内長野駅」から徒歩圏内

ランチ営業時間:11:30〜15:00
※現在は完全予約制
居酒屋営業時間:17:00〜21:30
※水・木・金・土曜のみ営業
※ラストオーダー:21:00

電話番号:0721−21−8828

最新の情報やお店の詳細、予約方法などは、公式ホームページInstagramでも発信されています。
営業時間や営業日が変更される場合もあるため、訪問前にぜひチェックしてみてください。

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この記事を書いた人

あん

神戸生まれ神戸育ちのこうべっこ。看護師兼Webライターとして活動しています。地域のグルメやイベント、神社仏閣、博物館などを中心に取材・執筆しています。 阪神・淡路大震災を経験した世代として、神戸や地域の魅力を言葉で残し、伝えたいという思いからライター活動を始めました。現在は神戸に限らず、各地を訪れながら、その土地ならではの魅力や人との出会いを発信しています。 子どもとのお出かけで見つけた日常の気づきや、実際に足を運んだからこそ感じたことも大切にしながら、一つひとつの記事を執筆しています。

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