「塩こうじ入りの無添加生地パン」
そう聞くと身体に良さそうなイメージですよね。
北海道札幌市にはパン屋さんが多くあり、それぞれお店こだわりのパンが販売されています。
その中でも塩こうじを使ったパンは珍しく、私は今まで見たことがありません。
身近にある調味料で、さまざまな料理に使えて腸内環境にも良いとされている塩こうじですが、パンに入れることもできるの!?と気になって早速お邪魔してきました。
気になっていたパン屋さんは「ぱんのかぜ」
話しやすいオーナーと、親しみを感じる奥様2人で営業されています。
「私たちの作るパンが、皆様に優しい風となって届き、幸せな気持ちになっていただきたい」
という想いがこもった店名。木のぬくもり溢れる外観で、中には美味しそうなパンが並んでお客さんを待っているようです。
「ぱんのかぜ」のこだわり
無添加で身体にやさしいパンを皆様に食べていただきたい、というオーナーが経営するお店です。北海道産の小麦を100%使用し、シンプルな材料で仕上げるパン。
そこに身体が喜ぶ「塩こうじ」を調合してみたら良いのではないか?というアイデアから生まれたのが塩こうじパンです。
塩こうじという名前に惹かれ手に取るお客さんが多く、お店で人気商品となっていますよ。
無添加
スーパーやコンビニで購入するパンには、発酵を促し、ふっくらとしたパンを作るためのイーストフードや、パンをやわらかくする目的で乳化剤などの添加物が入っています。
それらを大量に摂取すると身体への害も懸念されており、あまり良いものではありません。
ぱんのかぜでは、そういった添加物を使用せず無添加にこだわったパン作りをされています。
塩こうじ
お肉や野菜にも使える、万能調味料の塩こうじを使ったパンを作っています。店内で、塩・こうじ・水を混ぜ合わせて作った塩こうじを無添加生地に練りこんでいます。
こちらの塩こうじパンの特徴は、
・もちもち・しっとり・ふんわりとしたパン生地
・旨味や甘みが引き立てられ、食べたあとに甘みが追いかけてくる
・無添加なので、こうじによりやわらかさが持続する
こうじによって味が左右されるともいい、お店では信頼のおける「手造り本舗 楽」でこうじの仕入れをしています。
塩こうじパンのライナップ
ほかには、塩こうじ大葉ハムロール、塩こうじフォカッチャなどもありますよ。
塩こうじを使わない無添加生地のパンもある
店内には、塩こうじを使わないパンも。それもシンプルな無添加生地のパンというところに惹かれます。まずは「塩こうじぱん」を選んで、ほかのこだわりパンをゲットするのがいいですね。
良いものを食べてもらいたいから
お店では、パンが冷めてから袋詰めをしています。
パンは、焼き上がったときから水分が出ていってしまい乾燥がはじまるとのこと。パサパサとした生地になり、食感が悪くなるため、水分保持の役割として1つずつ丁寧に袋詰めをされていますよ。
パン屋さんは見栄えよく、パンそのままが店頭に並んでいるお店も多くありますよね。見栄えは悪くなりますが、お客さんに美味しく食べてもらうための工夫もされていて嬉しいです。
豊富なパンのメニュー
すべての商品がショーケースに並んでいるわけではありませんが、お店へ事前予約しておくと作ってもらえるようなので、気になるパンがあれば問い合わせてみましょう。
また、お店のボードには「今日のおやき」といって、オーナーの気まぐれで週に1回ほど変わるメニューもあります。
時間帯によっては焼きたてパンが運ばれてくることもあり、出来たてのあたたかいパンがゲットできるかも!
お店のこぼれ話
実は、このレジカウンターからパンのショーケースにかけての棚はオーナーの手作り。
DIYが得意なわけではないというオーナーですが、作ってみるとあたたかみのある素敵な棚に。店内は日当たりがよく、さらに木のぬくもりを感じられて雰囲気も抜群です。
おわりに
「ぱんのかぜ」は身体にやさしいパンを作っているパン屋さんです。人気No.1の塩こうじパンは、小麦が高騰している現在でもオープン当初から値段を変えず税込み100円で販売しています。
※2023年11月時点
ワンコインで手軽に購入できるパンなので、オーナーは「なるべくこのままで頑張りたい」とおっしゃっていました。ぜひ、そのままの値段でお願いしたいところです!
近くにいらした際は、噛めば噛むほど旨味が出てくる塩こうじパンを食べてみてくださいね。
お店の詳細
「ぱんのかぜ」
住所:北海道札幌市西区発寒4条2丁目2-7
TEL:090-6446-6108
営業時間:11:00-18:00
定休日:月・木曜日
駐車場:有(3台)
※パンの予約取り置き可能(前日の午前中まで/当日は商品があれば可)
Instagram:https://www.instagram.com/pan.no.kaze_bakery/?hl=ja