先日、大宮駅東口をお散歩していたら、お花がたくさん飾られているすてきなお店を見つけました。
その名も「おはぎとおはな」。2024年9月24日にオープンしたばかりなのにもかかわらず、口コミの評価も高く、人気急上昇中のお店です。
その不思議な組み合わせが気になり、中へ入ってみました。
「おはぎとおはな」に込められた想い
「おはぎとおはな」は、店主の横山さんがオープンした、おはぎとお花を販売するお店です。
横山さんは、上尾市で創業41年のお花屋さん「花のモナミ」を経営しています。
大宮は、横山さんが生まれ育った土地です。そのため「いつか大宮で何かやりたいとずっと思っていた」そうです。
もともと取り扱っていたいたお花に加えておはぎを選んだ理由は「人とのご縁」でした。
横山さんは、栃木県の製餡所「深澤製餡所」の社長である大親友「海ちゃん」と一緒に「いつか海ちゃんのあんこを使ったおはぎと、お花屋さんを一緒にしたお店をやりたい」と考えていました。
しかし、大親友の海ちゃんは亡くなってしまいました。
「おはぎおはな」は海ちゃんの想いを引き継いだ、大切なお店なのです。
おはぎに使っているお米は、仲良しの友人である須田さんが営むお米屋さんから仕入れたもち米を使っています。
大宮が明るくなり、おはぎを食べた人やお花を贈ってくれた人など、1人でも多くの人に笑顔を届けたい、という気持ちで作ったお店が「おはぎとおはな」です。
おはぎのこだわり
「おはぎとおはな」では、お米は炊飯器ではなく鍋で炊いています。
おはぎを作るのは横山さんの奥さま。
お米は「半殺し」にせず粒感をしっかり感じられる仕上がりにしています。
なお、「半殺し」とは、もち米の粒を半分ほど残る程度につぶした状態のおはぎです。
お米の食感や風味を感じられるのが「おはぎとおはな」のこだわりです。
また、スタンダードなつぶあんやこしあん以外にも、たくさんの種類が用意されています。
- つぶあん
- こしあん
- 黒豆きなこ
- 極みずんだ
- コーヒーあん
- ピスタチオ
日替わりで提供されるため、お店に訪問するたびに違った種類のおはぎを試してみるのもよいですね。
すべて1個216円とリーズナブルであるため、食べ比べも楽しめますよ。
お花のこだわり
店頭や店内にところせましと並ぶお花は、切り花や枝物、ドライフラワーなどさまざまです。
季節に合ったお花を日ごとにラインアップしています。
お店に一歩足を踏み入れた瞬間にふわりと香るお花たちには、思わずほっこりしてしまいます。
大切な方、お世話になった方への贈り物やお祝いにはもちろんですが、自分へのプレゼントにもおすすめです。「お花のある暮らし」は、何気ない日常に彩りを添えてくれるでしょう。
ドライフラワーなど、お手入れが難しくないお花から取り入れてみるとよいかもしれませんね。
「極みずんだ」と「ピスタチオ」のおはぎを食べてみた
おはぎは種類が豊富で、どれをいただくかとても迷いましたが、今回は最近人気になりはじめている「極みずんだ」を購入してみました。なんと、最後の1つでした!
甘じょっぱいずんだあんと、粒の食感が感じられるもち米。とてもていねいに作られています。あまりのおいしさにあっという間に食べ終わってしまいました。何個でも食べられそうです。
そして初来店から少しして、2度目の来店時には、変わり種「ピスタチオ」も食べてみました。
お米ははっきりと粒が見えますね。
「ピスタチオはあんこやお米と合うのかな?」と少し疑いながら買ってみましたが、洋菓子のような味わいになっており、食べやすく感じました。ピスタチオ、おすすめです!
おはぎとおはなであなたも笑顔に!
おはぎとお花という、ありそうでなかった組み合わせですが、どちらも人を笑顔にしてくれます。
おはぎやお花はもちろん、店主の横山さんの人がらも温かく、居心地のよいお店です。
ぜひ、立ち寄ってみてください。
なお、おはぎは連日大人気で、閉店前に売り切れてしまう日も少なくありません。気になるメニューがある場合は、お電話でお取り置きしてもらうと確実ですよ。
メニューはお店の公式Instagramでチェックしてくださいね!
お店情報
おはぎとおはな
埼玉県さいたま市大宮区宮町2-76-2 1階
TEL: 048-612-4577
営業時間 11:00〜16:00頃