こんにちは!福島県いわき市担当のライター、さわきゆりです。
「めんこい」はこちらの方言で可愛いという意味。
いわき市には、めんこいをぎゅっと詰めこんだ「kumapan bu-be」というベーカリーがあるんです。
今回の記事では、その魅力をたくさんご紹介します!
お店の外観からして、すでにこの愛らしさ。
赤字で「パン」と書かれたタペストリーがいい味を出していますよね。ベーカリーだとすぐにわかります。
kumapan bu-beは2012年5月、この場所で産声を上げました。
地元はもちろん、近隣地域からもお客さんが訪れる大人気のお店です。
kumapan bu-beがある街
kumapan bu-beは、いわき市の小名浜(おなはま)という地域にあります。
街のランドマークは、福島県最大の港湾であり、観光名所でもある小名浜港。
近くの高台から「いわきマリンタワー」が街を見守っています。
店名の「bu-be(ブーベ)」とは?
お店の前には、こんなにめんこい看板がありました。
お出迎えしてくれるのはシンプルなくまさん。
実は、この子の名前が「bu-be」なんです!
「ブーベ」という響きがぴったりですよね。
くまさんなのに、はちみつよりミルクのほうが好きなんですって。
めんこいがいっぱい!
水色のドアを開けて、入ってみましょう。
白を基調としたお店の中に、明るい光が差し込んでいます。
ふんわりと漂うパンの匂いに、思わず深呼吸をひとつ。
店内を見回すと、あちこちにお洒落なディスプレイが飾られていました。
入口にいちばん近い棚に、丸太をスライスしたような形のパンが並んでいます。
チョコレートのコーティングが、とってもおいしそう。これは何でしょう?
答えは「シュプリームクロワッサン」。
コーティングの種類ごとに、それぞれ異なるクリームが入っているんですって。
好きなクリームを塗ってもらえる、付けパンのコーナーもあります。
kumapan bu-beの付けパンは、2種類のコッペパン(まっすぐ・ねじり)と食パンから選べるんです。
クリームのバリエーションが、びっくりするほどたくさん。どれにしましょう?
もちろん甘いパンだけではなく、食事パンもいろいろ。
具材の並べ方にも、マヨネーズの絞り方にもこだわりが感じられます。
真ん中の丸いパンには、枝豆がたくさん練りこまれていました。
冷蔵ケースには、様々な種類のサンドイッチが並んでいます。
どれもおいしそうで、なかなか選べません。全部食べたい!
こだわりのキャラクターパン
kumapan bu-beの大人気商品といえば、可愛らしさをぎゅっと詰めたキャラクターパンです。
お正月の福だるまや干支に始まり、ひな祭りにイースター、ハロウィン、クリスマス。
季節に合わせて、とってもめんこいパンがお店に並びます。
取材当日の夏バージョンは、海の生き物たちでした。
メッセージベアと定番キャラクターもめんこい!
この日は売り切れでしたが、海の生き物にはペンギンもいるそうです。
棚に並んだパンはどの子も愛らしくて、見ているだけで心が弾みます。
キャラクターパンは、可愛いものが大好きなオーナー・橋本ゆきこさん自慢の作品。
「他にはないようなパンを作りたい」と、試行錯誤を重ねて生み出した逸品ばかりです。
この子たちを目当てに、毎日たくさんのお客さんがやってきます。
オーナーのやさしい思い
kumapan bu-beでは、お店を訪れるお客さんのために無料の入れたてコーヒーを用意しています。
豆はこだわりの高級グァテマラブレンド。
おいしいものを楽しんでほしいという心遣いが、コーヒーの香りと一緒にふわりと漂ってきました。
オーナーの橋本さんは、今後のkumapan bu-beについてこう話します。
「これからも変わらず、地域の皆様に愛されるお店でありたいですね。
そのためにも、できるだけ値上げをせずに頑張っていきます」
橋本さんの言葉には、パンを買いにくるお客さんと、地元いわきへのやさしい思いがあふれていました。
お店の情報
kumapan bu-be
住所:〒971-8101 福島県いわき市小名浜定西45-1
TEL:0246-88-7005
営業時間:8:00~19:00
定休日: 毎週月曜日、第1・3火曜日
Instagram:https://www.instagram.com/kumapan_bu_be/