2025年5月1日、光綾公園内にある、あやせローズガーデンがリニューアルオープンしました。
前編では光綾公園、あやせローズガーデンについて、4つのガーデンを紹介しました。
今回は後編として、残り7つのガーデンについて紹介します!(※取材は5月1日ごろ)

トロピカル・ガーデン


前編で紹介した白一面の空間、ホワイト・ガーデンを奥に進むと、打って変わって今度はカラフルな空間が!
ここはトロピカル・ガーデンです。

トロピカル・ガーデンでは、赤色や黄色、オレンジ色などのカラフルな熱帯植物が植えられており、バナナの木を植えるなど南国風のガーデンになっています。
オレンジ色や紫色の葉の植物があったり、色の楽しさも感じられる、刺激的で情熱的な空間です!
メドウ・ガーデン


トロピカル・ガーデン奥のバラのアーチにはピンクのバラが咲き乱れます。(※取材は5月1日ごろ)
アーチを進むと、現れるのは雑木を背景にした野原のような空間のメドウ・ガーデン。
小さめのバラや宿根草、一年草が咲き乱れる庭園です。


バラも小ぶりで可愛らしいものが多いメドウ・ガーデン。
総合監修の植物専門家・バラ育種家の河合さんもお気に入りのガーデンだそう。
バラ以外の植物は、そよ風でなびくような長めで背丈のある花々が植えられています!
ウォーター・ガーデン

こちらは園内唯一の水のあるガーデン。緑の木々を背景にピンク色のバラが咲き乱れます。(※取材は5月1日ごろ)
元々あった日本庭園「たちばなの池」を生かした空間だそう。

池の中にはスイレンやミソハギなど水生植物が楽しめます。この日は、スイレンが一輪咲いていました。
フラワー・ヒル

フラワー・ヒルは、石の階段に沿ってバラが植えられており、石組みの合間に咲くバラを楽しめます。

フラワー・ヒルの階段沿いに植えられているのは、ノイバラ。桜にも似たような可憐なバラです。
欧米系統のバラで、スパイシーな香りが特徴的なので、香水などに使われることもあるそう!



ほかにもピンクのバラや、高さが60cm以上もある花々など、複数の空間を楽しめる庭園になっています!

また、階段を上がるので、フラワー・ヒルは少し高台になっており、ガーデンを一望することもできます。
オセアニア・ガーデン


フラワー・ヒルを下ると到着するのが、オセアニア・ガーデン。
オーストラリアやニュージーランドのエキセントリックな印象の植物たちが植えられています。
オセアニアの地域の紫色や青色、ピンク色の花が咲く、少し変わったガーデンです。
ドライ・ガーデン

オセアニア・ガーデンから繋がっているのがドライ・ガーデン。
大きなサボテンなど、乾燥地帯の植物が植えられており、渋さを感じさせる茶色やアプリコットなどのバラを合わせています。


普段は見たことのないような色や形の花々があり、見ていて楽しいエリアです!
まさに花々を通して世界旅行しているよう!
古都の庭



最後に紹介するのが「和」のイメージでつくられた古都の庭です。
日本の古城を意識した壁の上に設置されているのは藤棚ならぬバラ棚。
日本の風景と西洋の花であるバラの珍しい組み合わせを楽しむことができます!
古都の庭では花札に登場する植物を揃えており、元々あった灯籠を生かしつつ、竹や石、紅葉の木などで日本庭園を作り出しています。
ほかのエリアと違って、なるべくシンプルに、日本ならではの「間」を大切にした空間となっています。
バラと植物に詳しくなれるあやせローズガーデン


あやせローズガーデンでは、SNS映え用の写真撮影の際に、邪魔にならないよう品種ラベルの大きさを工夫しているそう!
お花が好きな人はもちろん、普段、あまりなじみがない方でも、撮影しながら花々を見ることで、植物に興味を持つきっかけにもなるでしょう。
また、バラは温暖で湿度の低い気候で育てるのが適しており、日本は高温多湿のため、あまり向いてない地域。
さらに週1程度の手入れが必要なのですが、あやせローズガーデンでは比較的強く、月1の手入れで大丈夫なバラを揃えているそう!
そのため、自宅等でも育てやすいバラが多く、ローズガーデンで見つけたバラを実際に自宅で育ててみるのもおすすめです!
バラのみならず様々な植物を一年中楽しめるあやせローズガーデン。
あやせローズガーデンで、バラと植物を通して世界を旅してみませんか?
あやせローズガーデン
住所:神奈川県綾瀬市深谷上4丁目5234 光綾公園内
電話番号:0467-70-5627(綾瀬市役所 都市部 みどり公園課 みどり公園担当)
時間:9:00~16:30
休園日:毎週火曜日(5月中は開園)、年末年始
入園料金:無料
※春バラの見ごろは5月下旬までですが、他の植物等を含め一年中、ローズガーデンを楽しむことができます。