三浦半島で毎年国際大会が開催されているのをご存知でしょうか。その名も『ANAウインドサーフィンワールドカップ横須賀・三浦大会』。
2024年11月8日〜12日にかけて開催された『ANAウインドサーフィンワールドカップ横須賀・三浦大会2024』は、世界の名だたる選手が日頃の成果を発揮する重要な大会ですが、大会以外にも地上では様々なイベントが開催されています。 今回は、地上でのイベント風景をレポートします。
大会会場について
会場となる津久井浜海岸の最寄駅は、京急線の津久井浜駅。駅から海岸までは徒歩5分ほどで到着します。
普段駐車場として開放している場所を閉鎖して催しが行われており、 会場中央には大きなスクリーンが設置され、海上で繰り広げられている戦いの実況中継にお客さんが釘付けになっていました。
東京湾に面した津久井浜海岸は、普段はとても静かなのですが、休日になるとウインドサーファーが集まり、海岸沿いにはマリンスポーツショップ、体験スクールの看板も見られ、賑やかな一面もある海岸です。
週末開催!華やかなステージイベント
会場では週末限定ですがステージイベントが行われていて、子どもに大人気のヒーローショーや地元で活躍のアーティストによる歌声、アートパフォーマンスが行われていました。
その中で、特に気になったステージ『コントラバスヒーロー』の弦楽器と声楽の音合わせが始まり、どんなステージになるのかワクワクしながら、聞き入っていました。
すると、顔に雨粒が!と思っていたら、リハーサル終了直後に本降りとなり、本番が中止に!!
次のステージには雨が上がりイベントも再開され、賑やかなステージが繰り広げられました。
雨で演目披露できなかった『コントラバスヒーロー』の皆さんは、“本来の姿“で会場を練り歩き。
三浦半島の平和を守る『コントラバスヒーロー』。機会を見つけて、ステージを見に行こうと思います。
また、取材前日のステージでは『カラリズムリサ』さんのアートパフォーマンスがあり、その作品がテント内に飾られていました。
体験から、美味しいものまで!魅力の各出展ブース
出展ブースではANA(全日本空輸株式会社)、京浜急行電鉄株式会社や神奈川県といった主催団体ブースをはじめ、地元特産品やショップの出店もあり、買い物目当てに来場する人の姿も。特に、地元野菜は午前中にはほぼ完売でした。
また今回は『極旨ジャパン』として、ANAが推薦する全国でも選りすぐった食品が集められ、こちらも大盛況。普段気軽に購入できないものとあってか、売り切れ続出していました。
そんな中、気になるブースを発見!それが、NTTのウインドサーフィン体験ブース。
独自に開発したシミュレーターによって、プロの走りを体感できるもので、VRを使って本当に海上を走っている気分になれました。海の上を走る!という経験はなかなかないので、とても貴重な体験です。
さらに、砂浜での“マリンスポーツ体験会”、小学生以下を対象とした“凧あげ”、アーティストが描いたサーフボードによるフォトスポットもあり、楽しめるポイントがたくさん!
会場外では、野比海岸の映えスポット“#ジハングン ヨコスカ”から、みかん狩りを楽しみつつ会場を目指す、“大会開催記念ウォーク”もあるなど、地域のお祭りとも言える大会のようです。
イベントといったらグルメ!世界のグルメあり、フランスのマルシェも
イベントでの楽しみといえば、なんと言ってもグルメ!
ワールドカップとあってか、世界各国のキッチンカーが集結。ケバブ、バインミー、韓国料理、タコスなどの他、日本のおむすび、唐揚げと、日替わりですがメニュー豊富に揃っていました。
中でも週末のみ出展していた『ル・マルシェ・ボンジュール・フランス』では、キッシュ、ソーセージ、ワインなどが並んでいます。
今回は、きのこのキッシュとスパークリングワインでランチです。
飲食コーナーが、フランスの海岸をイメージして作られていてオシャレ。隣のステージから聞こえる歌声と海に癒されながら、優雅なひと時でした。
別日の平日の取材では週末出店によりいなかった、ヨコスカネイビーバーガーの『TUNAMI』さんを見つけました!
実店舗では混雑で入りづらかったので、これを機に『津久井浜スペシャルバーガー』をいただくことに。
ふっくらとしたハンバーグとパイナップルの相性抜群で、ビールが進みます。
海風を感じながらのハンバーガーもいいものです。
休日はお店が忙しいので、平日のみの出店なのだとか。休日も楽しいけど平日にも目玉があるのが、この大会イベントの魅力かもしれません。
エコステーションや各ブースでSDG’sに触れる機会も
駅から会場に入るとすぐに『エコステーション』が置かれ、会場で出たゴミなどを細かく分類し収集していました。
そのブースの一角では、今回分類したゴミのリサイクル方法を記したパネル展示があり、担当者によると「会場内で集めたゴミを100%リサイクルする取り組みを行います」とのこと。横須賀市内のイベントでは、初の試みだそうです。
また、生ごみ処理機等の市での補助金についての案内や、現在注目されている「地域循環コンポスト」の仕組みについてなど、環境を考えるコーナーもありました。
また、神奈川県のブースでは、温暖化を防ぐため海を整備する“ブルーカーボン”の取り組みについて。京浜急行電鉄では京急の保有する森で“社員とその家族による取り組み“みうらの森林プロジェクト”などを紹介。SDG’sに触れる機会が多かったのも印象的でした。
ANAブースでは、解体された飛行機の部品を使った、キーホルダーやオブジェなどの他、整備服をリメイクしたエプロンが展示販売されていて、飛行機ファンにはたまらないSDG’sの取り組みとなっていました。
今回は『ANAウインドサーフィンワールドカップ横須賀・三浦大会2024』【地上イベント編】として、ウインドサーフィンを知らない方でも楽しめる、地上イベントについてレポートしました。
『ANAウインドサーフィンワールドカップ横須賀・三浦大会』公式サイト
次回は、【大会を楽しむ編】として大会の楽しみ方を中心にご紹介します。