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もの・こと  |    2026.02.20

パラリンピック種目への第1歩。ハンズホールディングスCUPで“パラスポーツの今”と熱量を肌で感じた一日【前編】

2026年2月1日。
2月とは思えない暖かな日差しが降り注ぐ快晴の下、神奈川県内最大規模を誇る等々力球場では、パラスポーツの全国大会が開催されていました。

その名も――
「日本知的障がい者ソフトボール 全国大会 ハンズホールディングスCUP2025」

全国から集まったパラアスリートたちが、知的障がい者ソフトボールの頂点を競い合う大会です。

今回、私は記者として、そして一人の観客として会場を訪れました。
実は、パラスポーツの観戦はこれが初めて。そもそもスポーツ観戦そのものに慣れていない私は、正直、競技の具体的なイメージを持てないまま球場へ向かいました。

だからこそ、初めて目にする光景や、その場で感じた驚きや発見を“観客目線”でお伝えできればと思います!

◆ まずはソフトボールという競技の魅力を体感

球場に到着してまず驚いたのは、フィールドが黄色いラインで区切られ、コンパクトに見えたこと。

等々力球場の様子

それもそのはず、野球とソフトボールにはルールや道具、フィールドの広さなどに違いがあります。

ソフトボールと野球の主な違い

1.ボールの大きさ・硬さ
ソフトボール:大きく、やや柔らかい
野球:小さく、硬い

2.投げ方(ピッチングフォーム)
ソフトボール:下手投げ
野球:上手投げ・横手投げなど自由

3.マウンドと距離
ソフトボール:平地から投げる/ホームベースまでの距離が短い
野球:マウンドから投げる/高さがある

4.フィールドの大きさ
ソフトボール:全体的にコンパクト。塁間は約18m
野球:塁間は約27.4m

こうした特徴によって、打球音、試合展開の速さ、選手との距離の近さなど、ソフトボールならではの面白さを感じられるのです。

本塁からみる等々力球場の様子

◆ 仕掛け人・徳村CEOが描く大会の意義

今大会を主催したのは、施設の施工から人材派遣、DXまで “空間” と “人” に関わるサービスを提供するハンズホールディングス株式会社

「人」に向き合う同社が、なぜパラスポーツ大会を開くのか。
徳村CEOにお話を伺いました。

「9月に仙台で開催した東日本大会とはスタッフも体制も大きく変わり、今回は初めての全国大会。正解が分からない中、大学生ボランティアも加わって一から作り上げ、やっと今日を迎えました。

障がい者雇用は“義務だから”ではなく、障がいのある方々が『こんなことができる』と社会に広めることで、共生社会の実現につながってほしいんです」

単なる「福祉」や「支援」ではなく、
一人のアスリートとして競技が成立する舞台を整えること。
そのビジョンに賛同した多くの企業・関係者が、この大会を支えていました。

◆ 会場で感じた“距離の近さ”という魅力

この大会で最も印象的だったのは、選手との距離がとても近いこと

プロ野球のように、どこか遠くで試合が行われているのではなく、すぐ目の前で選手の表情、声、熱量が伝わってきます。

応援席も敵味方を超えて、ナイスプレーを称え合う温かい空気。

ハンズホールディングスCUPの選手の様子

個性が伝わる選手紹介では、会場全体が和やかな雰囲気に包まれます。

ハンズホールディングスCUPの選手紹介

こちらが、本塁すぐ後ろの応援席の様子。

ハンズホールディングスCUPの観客の様子

私も入口でいただいたパンフレットとスティックバルーンを手に応援!
手を叩くより大きな音が出るので、一体感が生まれて自然と気持ちが盛り上がりました。

会場の雰囲気を味わったところで、いよいよ試合が始まります。
どんなプレーが繰り広げられたのか、どんな瞬間が心に残ったのか。

後編で、試合の見どころをじっくりご紹介します。

後編はこちら

挑戦とつながりが交差する舞台。ハンズホールディングスCUPが示したパラスポーツの未来【後編】

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この記事を書いた人

はなぴき

1996年生まれ。「旅行はしたいけれど下調べが多くて大変!」こんな思いを解決できるよう、旅程づくりに役立つ情報を発信します。

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