前編では、5-Daysこども文化科学館の1階・2階の展示物を紹介しました。
今回は3・4階をご紹介します。
まだまだ、ワクワクは止まりません!
工作と天文が学べるフロア

3階に到着です。
このフロアは工作が楽しめる他、天文の知識もつけられます。
実際に作ってみよう

創作室は、5-Daysこども文化科学館の中でも、こどもたちが科学の奥深さや不思議さを肌で感じられる特別な場所です。単に展示物を見るだけでなく、自分の手で作り「なるほど!ここはこうなっていたのか!」を発見できます。
普段なかなか接することのない科学の原理に触れることで、考える力、探求する心、そして創造する喜びが育まれるでしょう。
創作室では定期的に創作教室が開かれています。
詳しくは、公式ページをご確認ください。
太陽を見てみよう!
地球にあたたかい光を送ってくれている太陽。
しかしその姿はあまりにも眩しく、とても直視できません。
誰しも一度は「太陽って、どんな感じなんだろう」と思ったことがあるでしょう。
太陽望遠鏡は、リアルタイムで実際の太陽を見ることができます。

太陽の直径は約140万キロ。
地球の109倍の大きさです。
また太陽系の質量(物質の量)の99.8%を太陽が占めています。
太陽系の他の惑星をすべて合わせても、まったく比較になりません。
改めて太陽の絶対的な存在を感じさせられますね。
これほどまでに巨大な太陽ですが、地球との距離は約1億5,000万キロあります。
光が進む速さで計算すると、私たちが普段見ている太陽の光は実は8分19秒前のものです。
膨大な距離がありながらも、地球にあたたかな光を送ってくれる太陽。
その恵みに、感謝の気持ちが湧いてきました。
季節ごとにかわる夜空
空を見上げると、無数の星があります。
私たちを魅了してやまない星空ですが、季節ごとに違いがあるのをご存じでしょうか。
春は、明るい星が比較的少ない季節ですが、北斗七星から見つけられる星座が多くあります。

夏は最も天の川銀河がはっきり見える季節で、こと座の「ベガ」わし座の「アルタイル」はくちょう座の「デネブ」が、夏の大三角形を作ります。

秋は星の動きが活発ではないものの、ペガスス座とアンドロメダ座の一部が作る「秋の四辺形」が見られます。星たちが作る大きな四角形が目印です。

冬は1年で星が一番きれいに見えるシーズン。プロキオン・ベテルギウス・シリウスからなる「冬の大三角形」が楽しめるほか、空気がとても澄んでいるので多くの星が肉眼で見えます。

手元には星座ごとのボタンがあります。
押すと、指定した星座がキラキラと光ります。

お気に入りの星座を、ぜひ見つけてみてくださいね!
まばゆい輝きを放つ星たちですが、見えている星は地球から数十光年(1光年=約9兆5,000億キロ)以上離れていることも珍しくありません。宇宙の広大さに、ただただ驚かされます。
プラネタリウム

(引用:5-Daysこども文化科学館HPより引用)
4階に上がろうとした筆者の目に飛び込んできたのは…。

わお。
土星です。
こちらには、木星が描かれていました。

そして天王星と海王星です。

環がある星と言えば、土星を思い浮かべる人がほとんどでしょう。
しかし実は、木星・天王星・海王星にも環があるのです。
壁一面に描かれた星を見ながら階段を上がっていると、いっそうプラネタリウムで見る星空のワクワク感が高まります。
プラネタリウムでは星空を題材にしたアニメが見られるほか、学芸員による生解説も楽しめます。宇宙のロマンを感じることで、きっと忘れられない感動を味わうことになるでしょう。
忘れられない最高の想い出づくり
5-Daysこども文化科学館は、こどもたちの好奇心と探究心を刺激する発見の宝庫でした。
まさに「夢・驚き・ロマン」が詰まった場所です。お子さまと一緒に考えることで、家族でのコミュニケーションも広がります。
一日中いても飽きない5-Daysこども文化科学館で、最高の思い出を作りましょう!
■5-Daysこども文化科学館
入館料: 無料(プラネタリウムの観覧は有料)
開館時間: 9:00~17:00
休館日: 毎週月曜日(祝日の場合は翌平日)、祝日の翌平日、年末年始(12月29日~1月3日)
所在地: 〒730-0011 広島県広島市中区基町5番83号
アクセス:広島電鉄(路面電車)「原爆ドーム前」電停から徒歩約5分