大阪府立中之島図書館は大阪市北区中之島に位置しています。特徴的なのは、その外観。ギリシャ神殿を思わせる円柱と三角破風が特徴で、その建築美だけで圧倒されること間違いなし。さらに、中は昔の懐かしい雰囲気を残した空間が広がり、展示やガイドツアー、カフェなどもあって、見どころがいっぱいです。
本好きじゃなくても是非来てもらいたい、中之島図書館の見どころをご紹介します。
ここは日本? 図書館とは思えない荘厳な建物は一見の価値あり
大阪府立中之島図書館の最寄り駅は京阪中之島線「なにわ橋駅」。ここから徒歩すぐのところにあります。ですが、梅田や淀屋橋からも歩ける距離なので、お散歩がてら歩いていくのもお勧めです。

こちらが大阪府立中之島図書館です。1904年(明治37年)に開館した由緒ある図書館で、1974年(昭和49年)には国の重要文化財に指定されました。まるでギリシャ神殿を思わせるような外観。4つの太い円柱がどっしりと構えた入り口は、背が高く大きく、とても図書館とは思えません。あまりに荘厳すぎてとても入りづらい感じではありますが、市民に無料で開かれている場所でもあります。


次に驚くのが中央ホールと大階段です。教会のような吹き抜け空間にステンドグラスのドーム天井。ステンドグラスから光が入り込んだらさぞかし幻想的な風景が楽しめるのではないでしょうか。この辺りは写真撮影OKなので、インスタ映えする写真が撮れそうです。
展示室ではピースおおさかの出張展示で「大阪大空襲と戦時下のくらし」が開催

展示室ではピースおおさか(大阪国際平和センター)の出張展示で「大阪大空襲と戦時下のくらし」が開催されていました。

1、2室程度の小さな展示ではありますが、当時の大阪大空襲でどんな被害があったのか、市民ひとりひとりには何が起きて、どんな思いをしたのか、また市民の目からは戦争はどう見えていたのかが克明に記されていました。こちらの展示室は一定期間で入れ替えが行われます。室内の様子は古く、配線が隠されることなく見えたり、エアコンが古い後付けタイプのものだったりして、昔の懐かしい風景として残っていました。
ミュージアムショップさながらのショップもあり


大阪府立中之島図書館のライブラリーショップには中之島図書館のオリジナルグッズも販売しています。ポストカードはもちろん、ノートや缶バッチなどもあります。大阪万博のミャクミャク君グッズも売っていました。それどころか、おもちゃや靴やランドセルまで。これはもうただの図書館ではないですよね?
疲れたら雰囲気のあるカフェで一休み

大阪府立中之島図書館は、図書館なのにカフェも併設されています。こちらは、元閲覧室を改装した北欧風カフェ、「スモーブローキッチン中之島」です。デンマークのオープンサンド「スモーブロー」が人気のお店でレトロな空間でゆったりと過ごせます。
大阪府立中之島図書館は大阪の歴史や文化に触れたい方、静かな時間を過ごしたい方には、ぜひ一度訪れてほしい場所です。図書館では毎週土曜日にガイドツアーも開催しています。約45分間のツアーで館内をくまなく紹介してもらえるので、さらに深く大阪の歴史に触れられること間違いなしですよ。
大阪府立中之島図書館の詳細情報
住所:〒530-0005 大阪市北区中之島1-2-10
電話番号:06-6203-0474
開館時間:月〜金:9:00〜20:00、土曜日:9:00〜17:00
休館日:日曜日、国民の祝日・休日、3月、6月、10月の第2木曜日、年末年始
アクセス:Osaka Metro御堂筋線・京阪本線「淀屋橋駅」から徒歩約5分、京阪中之島線「大江橋駅」「なにわ橋駅」からも徒歩圏内
※駐車場はないため、公共交通機関の利用がおすすめです。




