大阪のミナミエリアのランドマークといえば、やっぱりなんばパークス。ミナミのランドマークでありながら、都市の喧騒を忘れさせる緑豊かな空間を持ち合わせている大型複合施設です。
「都市に森をつくる」というコンセプトにぴったりな屋上庭園「パークスガーデン」が最大の見どころ。ここには、豊かな自然だけでなく、南海ホークスの展示もあり、大人も子供も一日中遊べる場所としても人気です。
さっそく、なんばパークスの自然と都市が調和する魅力をご紹介します。
なんばパークスは南海電鉄なんば駅直結

なんばパークスの見どころといえば施設の象徴ともいえるパークスガーデンです。よくあるガーデンは屋上庭園のように施設のどこかに庭園を設けるといった感じかと思いますが、こちらのガーデンは2階から9階まで段丘状に広がっています。なので、歩くだけでもけっこう運動になります。

ガーデンには植物もいっぱいで、四季折々の色んな花を愛でながらお散歩を楽しむことができます。ガーデンからの景色は階によっても変化するのでそれも楽しみのひとつ。緑豊かな庭園を歩いているのに、そこから見える景色は高層ビルというのも不思議な光景です。

実はこちらのなんばパークスは再開発で新しく作られた施設なのですが、その時、高層マンションも同時に作られて、なんばパークス直結の高層マンションとしてとても注目されました。なんばパークス直結ということは、パークスガーデンにも直結ということです。毎日の買い物が便利なだけでなく、広大な庭園も私邸のように使えるというところが魅力的ですよね。

こちらは芝生エリアです。小さな子供たちが座って遊んでいました。なんだかこんなきれいな芝生だったら、安心して子供を遊ばせられそうです。
庭園には自販機もあってサービス満点

パークスガーデンはかなり広大な庭園なので、ところどころにベンチやテーブルなどが設けられています。ピクニックにサラリーマンのお昼休憩に、ちょうどぴったりです。パークスガーデンには自販機もあるので、のどが渇いても安心。

平日の昼間に歩いてみると、意外と人が少ない印象でした。来ている人はいるのですが、それでもたまにすれ違うぐらいな感じで、やはりそう多くはありません。パークスガーデン自体が大きくて広いということや、一面に広がるガーデンではないことから見渡せないということもあるかと思いますが、多くの人は商業施設での買い物がメインなので、わざわざ階段を上ってパークスガーデンに行くことも少ないのかもしれません。
なので、ガーデンでゆっくりした時間を過ごしたいと思っている人には意外と穴場です。なんばにありながら、こんなにのんびりとできる場所もなかなかありません。
南海ホークスメモリアルギャラリーで歴史に思いを馳せる

パークスガーデンの中には南海ホークスメモリアルギャラリーがあります。もうすでに福岡ソフトバンクホークスになってしまった球団ですが、ここでは南海ホークス時代の思い出の品を展示しています。というのも、ここなんばパークスは、大阪球場があった場所。1980年代までは南海ホークスの本拠地だったため、試合が連日開催されていました。今はもう昔の話ですが、かつては何度も応援に行ったという大阪市民も多くいるはず。ここではそんな時代のメモリアルが残されています。

こちらにあるのは選手のユニフォーム。緑のユニフォームが印象的です。

そしてトロフィーや賞状の数々。かつての栄光の跡が感じられますね。当時活躍した選手たちの栄光の記録も残されていました。
南海ホークスメモリアルギャラリーは1室だけの小さな空間です。ですが、南海ホークス時代の栄光が十分感じ取れる場所でした。
ショッピングもグルメも映画も色々楽しめる

なんばパークスではもちろんショッピングも充実。200を超えるお店が入っています。京都本店の味を継ぐ寿司やてんぷらで有名な「米福」や、スターバックスのティー専門店などもあり、幅広いニーズにも対応しています。また、映画館の「なんばパークスシネマ」や相撲のエンターテイメント施設の「THE SUMO HALL 日楽座 OSAKA」などもあり、一日中飽きずに楽しめます。
パークスガーデンはこれからの季節、クリスマスなどのイベントに合わせた電飾のイルミネーションが輝きます。イルミネーションめぐりの一つに是非遊びに行ってみてくださいね。
なんばパークスの詳細情報
住所:〒556-0011 大阪府大阪市浪速区難波中2丁目10-70
電話番号:06-6644-7100
営業時間:パークスガーデン10:00〜24:00、ショップ11:00~21:00、レストラン11:00~23:00
定休日:なんばパークスの休館日に準じる。
アクセス:南海電鉄なんば駅直結、地下鉄御堂筋線なんば駅・地下鉄千日前線なんば駅から7~9分




