
香川県琴平町。金刀比羅宮の参道を横目に進んだ先に佇む老舗旅館、琴参閣(ことさんかく)。
この春、母の還暦祝いを兼ねて家族で宿泊しました。
いつもは忙しくて集まる機会の少ない家族が久しぶりにそろい、ゆっくりと語り合えた一泊二日。その時間は、何よりも価値のある贈り物になりました。
金刀比羅宮(こんぴらさん)のふもとに広がる、歴史と癒しのまち
琴参閣があるのは、香川県を代表する名所・金刀比羅宮(こんぴらさん)のふもと。
古くから「こんぴら参り」として多くの人々に親しまれ、石段785段を登った先には、海上安全・商売繁盛のご利益で知られる本宮があります。
旅館からは歩いてすぐの距離にあり、早朝の涼しい時間帯にお参りするのがおすすめ。
参道にはうどん屋さんやお土産店が並び、昔ながらの温泉街の風情が残ります。
“観光と宿泊をどちらも満喫できる”立地こそ、琴参閣の大きな魅力のひとつです。
(写真:金刀比羅宮に繋がる参道)

金刀比羅宮(こんぴらさん)の麓に佇む、やすらぎの宿
歴史ある町・琴平の中心に建つ琴参閣は、伝統と現代の快適さを融合させた落ち着きある旅館です。
堂々とした外観と広いエントランス。スタッフの方々が笑顔で迎えてくれ、チェックインの瞬間から特別感に包まれます。
(写真:旅館の外観)

ロビーには高い天井と大きな窓があり、柔らかな光が差し込む空間。
「おかえりなさい」と言われたような安心感があり、両親の表情も自然とほころびました。
家族でくつろぐ、和のぬくもりに満ちた客室
宿泊したのは、畳の客室。(利用後の写真で見栄えが悪く申し訳ございません)
窓からは琴平町の街並みが見え、どこか懐かしく穏やかな景色が旅の疲れを癒してくれます。

父は「こういう部屋が一番落ち着くな」と笑い、母はゆっくりとお茶をいれながら、「みんなで来られてよかったね」と一言。
日常ではなかなか聞けない家族の穏やかな声が、旅館の静けさに溶けていきました。
料理で祝う還暦。笑顔があふれた夜の食卓
夕食は、週末限定のバイキングプラン「見たもん勝ち!」。
和・洋・中が並ぶ豪華な料理に加え、香川ならではの食材も楽しめます。
(写真:食事会場の雰囲気)

(写真:家族の食事風景・料理のアップ)

特に印象的だったのは、出来立てのステーキと天ぷら。いくらでも食べられます。
アルコールも多種多様で両親も大満足。家族みんなで笑い合う時間は、何よりのごちそうでした。
温泉でほどける、家族の絆
食事のあとに訪れたのは、旅館自慢の大浴場。
琴平温泉の湯はやわらかく、湯上がり後の肌がすべすべになります。
露天風呂に出ると、春の夜風が心地よく、星が静かに瞬いていました。
父と肩を並べて湯に浸かりながら、普段は言えない感謝の言葉を少しだけ伝えました。
お土産選びも思い出に
翌朝は旅館内のお土産処へ。
讃岐うどんや地元の銘菓、かわいいお守りなどが並び、見ているだけで楽しくなります。
(写真:お土産屋さんの様子)

最後にみんなで記念写真を撮り、穏やかな笑顔のまま旅館をあとに。
まとめ|“高級”よりも“幸福”を感じる宿
琴参閣の魅力は、設備や料理の豪華さだけではありません。
そこには、「家族で過ごす時間」を丁寧に包み込む人の温もりがあります。
母の還暦祝いという特別な日に、この旅館を選んで本当に良かったと思いました。
スタッフの細やかな心遣い、落ち着いた雰囲気、そして家族の笑顔。
すべてが“特別な一日”を作ってくれました。
アクセス情報|琴参閣への行き方
住所:香川県仲多度郡琴平町685-11
電話:0877-75-1000
アクセス方法:
- 電車:JR琴平駅から徒歩約5分、ことでん琴平駅から徒歩約3分
- 車:高松自動車道「善通寺IC」から約10分
- 駐車場:無料(大型バス・乗用車対応)
観光にも便利な立地で、金刀比羅宮への参拝や周辺の温泉巡りにもぴったりです。




