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スポット  |    2026.07.14

国立駅開業100周年!旧国立駅舎で文化と歴史を堪能(東京都・国立市)前編

東京都のほぼ中央に位置する国立市。
都内で2番目、全国で4番目に小さい市です。

今回は、そんなJR国立駅南口出てすぐのところにある「旧国立駅舎」を紹介します!

旧国立駅舎

国立市とは?

国立市は東京都多摩地域の「立川市」と「国分寺市」の間に位置しています。
かつては谷保村という名前で、農家が住む街でした。

その後、理想の文教都市を目指した街作りが行われ、谷保村から国立町に代わり、1967年には「国立市」という名前になりました。
国立という名前の由来は2つあり、国立市が「立川市」と「国分寺市」の間に位置しており、それぞれの頭文字を取ったこと。
さらに「この地から新しい国が立つ」という意味も込められて「国立市」という名前になったそう。

国立駅舎と桜がデザインされたマンホール

JR国立駅から南へ真っすぐ伸びる大学通りは幅が約44メートルもあり、自然豊かな美しい大通り。
春は一面桜の美しい景色が広がり、夏は生き生きとした緑の木々、秋にはイチョウの葉が紅葉し、冬にはイルミネーションの装飾がなされます。

実は国立は、桜とイチョウの木が交互に植えられているため、1年中楽しむことができます!

春の大学通り
大学通りの桜

また、とても小さい市にも関わらず、ギャラリーが20軒以上あり、多摩地域随一の芸術の街としても知られています。
大学通りには、2015年と2018年の2回開催された「くにたちアートビエンナーレ」の受賞作品をパブリック・アートとして設置。
休日には、スケッチをする方の姿を見かけることも!

また、現在の旧国立駅舎には、旧国立駅舎のストリートピアノの愛称「プレイピアノ」が設置してあるのですが、現在、立川市にある国立音楽大学もかつては国立市にありました。
大学通りにはフランス直輸入の街灯が並び、個人の雑貨店や喫茶店も多く、文化やアート、音楽などの芸術に気軽に親しむことができます。

フランス直輸入の街灯

国立は元々、100万坪ほどの雑木林でした。
そんな国立の街を、箱根土地株式会社創業者である堤康次郎氏が学園都市として開発。
市内の一部は文教地区に指定されており、学校も多く、学生も多いため、景観・治安が良いのも魅力の一つです。

大学通り沿いには、チューリップや菜の花など様々な花が咲いており、市内のボランティア「くにたち緑のサポーター」の方々が定期的に手入れをしているため、常にきれいな状態を保っています。

チューリップ
植えられている花々

旧国立駅舎とは?

2020年4月にJR国立駅南口に建てられた旧国立駅舎。
2018年に再築工事を始め、約2年もの年月をかけて「まちの魅力発信拠点」としてオープンしました。

現在のJR国立駅が高架駅となったのは2010年。
それ以前は高架化されていない、赤い三角屋根が特徴の可愛らしい駅舎でした。

JR国立駅の開業自体は1926年。
2026年、国立駅開業100年を迎えました!

国立駅開業100周年ポスター

国立駅舎は、現存当時、原宿駅舎に次いで東京都内で2番目に古い木造建築駅舎として知られ、1998年には「赤い屋根の駅舎が桜並木とマッチした駅」として「関東の駅百選」に選定。
1988年には、一時、屋根がオレンジ色に塗り替えられたこともあったそうなのですが「赤い屋根に戻してほしい!」と多くの要望があり、わずか3ヶ月で元の赤い屋根に戻ったそう!

筆者も高架化される前の駅舎から利用していたのですが、広さはそこまで広くはないものの、まるで絵本に出てくるような、ヨーロッパにありそうな建物だと幼いながらに感じていました。

当時の国立駅舎には、国産をはじめ、イギリス、ドイツ、アメリカなどで作られた古レールが取り入れられていました。

旧国立駅舎で流れる2006年当時の駅舎の映像

その後、2006年に市指定有形文化財に指定。
同年、JR中央線全線高架化に伴い、解体されることになります。

筆者が描いた国立駅舎の絵画作品

当時、市民や国立駅舎を愛するたくさんの方々から「壊さないでほしい」という声も上がったのですが、惜しまれつつ、解体。
筆者も「解体しないでほしい」と強く願った一人です。

その後、地元住民、国立駅舎を愛するたくさんの方々から保存を求める要望があり、解体されたレールの柱、梁、鉄骨トラス梁は国立市の保管庫にて保管することになります。

また、全国の方々からの多大なご寄附も受け、市、市民が一体となって旧駅舎の復原に向けた動きを行うことで、旧国立駅舎として復原したのです。

旧国立駅舎に展示されている国立駅の間取りの変遷
旧国立駅舎外観

今回は、国立市と国立駅の歴史、旧国立駅舎ができるまでをご紹介しました。
後編では、復原された「旧国立駅舎」の魅力について詳しくご紹介します!

後編はこちら

国立駅開業100周年!旧国立駅舎で文化と歴史を堪能(東京都・国立市)後編

旧国立駅舎

公式サイト:旧国立駅舎特設サイト / 国立市ホームページ
住所:東京都国立市東1-1-69 JR国立駅南口を出てすぐ

開館時間
平日:広間(午前7時〜午後10時) まち案内所・展示室(午前10時〜午後7時)
休日:広間(午前9時〜午後10時) まち案内所・展示室(午前9時〜午後7時)
休館日:年末年始(12月29日〜1月3日)のほか、定期清掃等で年2回ほど臨時休館日あり。

お問い合わせ:042-505-6691 旧国立駅舎まち案内所
(ちらし等設置申請やプレイピアノについてもこちら)
※取材時の情報です。最新情報は旧国立駅舎リンク先よりご確認ください。

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この記事を書いた人

ChicacoMurayama

【アーティスト/ライター】【神奈川県公認Mediallライター】 幼い頃から絵を描くことが好きで、画家活動を行う。また、読書、執筆、写真を撮ることも好きでフリーライターとしても活動。 作品は独自に研究し生み出した技法のサンドアート。コンセプトは「綺麗な世界、穏やかに心温まる世界」。展示販売、年に数回のワークショップ、ラジオでアートについて話したりアート普及活動も行う。 多めで見やすい写真とわかりやすい等身大の言葉で、アート、美術館・博物館をメインに画材、文具や神社、カフェなどを紹介していきます! 

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