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スポット  |    2023.11.30

【御岳山】民芸品に囲まれて食事や温泉が楽しめる!浅田次郎氏ゆかりの宿「山香荘」|青梅市

東京でも豊かな自然が残っているのが奥多摩地方です。
紅葉狩りや夏には涼しい渓谷など、四季折々の風景が楽しめる東京都青梅市の御岳山。
標高929m、ケーブルカー下車後30分で頂上に着きます。

今回は、山頂近くにあるお気に入りで本当は教えたくない宿坊をご紹介します。

宿の名前は「山香荘」。
『鉄道員(ぽっぽや)』『蒼穹の昴』『終わらざる夏』など、数々の作品を執筆した作家・浅田次郎氏ゆかりの宿です。

御岳駅からバスに乗って

御岳駅

新宿から御岳駅までは電車で2時間弱。
御岳駅から横断歩道を渡ってケーブル下「滝本駅」までバスに乗ります。

「御岳駅」バス停前

こちらもオーバーツーリズム?
臨時バスが3台目だとか。まだまだ乗り切れない人がいっぱい。

バス停を降りてからの坂

バス停を降りてケーブルカー乗り場「滝本駅」まで5分ぐらい登ります。

山の登り口

ケーブルカーに乗る人は長蛇の列。ケーブルカーは「御岳山駅」まで5,6分の乗車です。
ここは、もちろんケーブルカーを使わずに登山道を歩きましょう。

右手に滝本駅、左手に表参道の登山道入り口があります。
長蛇の列が信じられないほど、登山道は空いていて快適です!

ちなみにケーブルカー最終地点までは歩いて60~90分かかりますので、体力のない方は無理せずにケーブルカーに乗りましょう。

番号が振ってある杉の木

杉の木には番号が振ってあり、頂上に向かうほど番号が少なくなります。

山道から見たケーブルカー

登っている途中でケーブルカーに抜かされても、涼しい顔で手を振りましょう。
車内はとても混んでる模様です。

ケーブルカー山頂・展望台からの眺め

ケーブルカー山頂の展望台からは、このようなきれいな紅葉が見えます。

御岳ビジターセンター

そうこうしているうちに、右手に見えるのは御岳ビジターセンター。
ビジターセンターでは、ムササビ探検隊やコケの観察会などさまざまなイベントが行われています。

ここから宿まで10分ぐらいです。

山香荘は民芸品の宝庫

山香荘入り口

やっと山香荘に到着です。

山香荘玄関

玄関では民芸調の人形たちがお出迎え。目の前にほっこりした空間が広がります。

山香荘喫茶コーナー

この宿の素晴らしさは、先代のご主人が趣味で集めた民芸品や骨董品があるところ。
一つひとつの作品を眺めているだけで、時が経つのも忘れてしまいます。

コーヒーカップのコレクション

喫茶コーナーでは、山の水で入れられた美味しいコーヒーが飲めます。
一つひとつ全国から集められたコーヒーカップは、何が出てくるかはあとのお楽しみ。

レトロなストーブ

このレトロなストーブは現役で使われています。
薪のちょろちょろとゆらめく火、趣のある本体に見とれてしまいますね。
せわしない日常から離れて、まったりと過ごせそう。

お蕎麦や手作りこんにゃくに舌鼓

食事スペース

落ち着くテーブルで食事を頼みます。

お昼におすすめのメニュー

お蕎麦もこんにゃくも美味しいので、どちらにしようか迷います。

1年に1回の贅沢。
ここは、お蕎麦もこんにゃくも入っている「百合」コース2400円を頼みました。

百合コース

山菜がさくさくの揚げたて天ぷら、お蕎麦も打ち立て。
早く食べないと美味しさが逃げちゃうと焦ります。
胡麻豆腐や刺身こんにゃく、山菜の和え物といった、一品一品丁寧な手作りの味で、ゆっくり味わいたい。

刺身こんにゃく

刺身こんにゃくは、女将さんが前日の夜から何時間もかけて作った、ここでしか味わえない逸品です。

釜飯の膳「梅」コース1600円

きのこや山菜の具だくさんの釜飯もおすすめのメニュー。

浅田次郎氏のサイン

カウンターには浅田次郎氏の写真とサイン。この宿は浅田次郎氏のお母様のご実家だとか。
彼も宿を利用したことがあるそうです。

部屋に泊まって、どの作品を執筆していたのだろうと思うと、妄想が止まりません。

山登りのあとは、山香荘の温泉で汗を流すのもおすすめです。
食事と温泉が2095円のお得なセットもあります(2023年11月現在)。

まとめ

今回は、民芸品に囲まれて絶品料理に舌鼓を打てる「山香荘」をご紹介しました。

山道を歩く日帰り旅もよいですが、山香荘に1泊すると滝めぐりや大岳山までの登山も楽しめます。

夕食は猪鍋などのごちそうが出てきて食べきれないほど。温泉に入って、お部屋でゆっくりくつろぐのもおすすめです。
お昼どきはお目当てのメニューが品切れになることもあるので、お早めにどうぞ。

宿の紹介

民芸のお宿 山香荘
住所:東京都青梅市御岳山137
電話:0428-78-8476
営業時間:午前11時30分~

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この記事を書いた人

瀬崎 貴子

地方から東京の郊外に移り住み、あっという間に子育てが終了。この街が第二の故郷となりました。ここで多くの人に支えられたので、街の魅力を少しでも伝えていけたらと思います。人とのつながりを大切に生きていくのが目標。小京都や美術館めぐり、食べ歩きが好きです。

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