2025年10月25日(土)・26日(日)の2日間、埼玉県熊谷市の「妻沼聖天山(めぬましょうでんざん)」(通称:聖天様)周辺で恒例の「熊谷妻沼手づくり市」(以下:手づくり市)が開催されました。
あいにくの空模様で雨が降ったり止んだりでしたが、会場は天気に関係なく大賑わいでした。
「手づくり市」の名のとおり、人々の温かさに溢れたイベントの様子をレポートします。
路地裏も商店街も「手づくり」の熱気でいっぱい

聖天様の境内から風情ある商店街まで。この日ばかりは、縁結び通り全体が巨大なマルシェに変身していました。軒を連ねる小さなお店はなんと200店舗以上!
アクセサリーや雑貨・バッグ・陶器など、作家さんたちの想いがこもった作品が並び、どれもキラキラと輝いて見えました。
それだけではありません。小腹を満たすフードやスイーツ、喉が渇いたときにおすすめのドリンクのお店も多く、食べ歩きするだけでも楽しめます。
さらに、マッサージや占いなどのサービスを提供するお店もあり、何時間いても飽きずに楽しめるのが手づくり市の魅力のひとつです。
ろうせきでお絵描き、えんむちゃんも!わくわくの歩行者天国

メインストリートの「縁結び通り」は歩行者天国になっており、時間とともにたくさんのイベントが開催されていました。
路上ライブやカラオケ・エイサーの演舞など、次々と披露されるプチイベントに思わず足が止まります。
その中で、どうしても私が「会いたい」と思っていたのが、熊谷市めぬま縁結びキャラクターである「えんむちゃん」!

えんむちゃんと子ども達のダンスはとても可愛らしく、見ているだけでほっこりします。
※えんむちゃんについての詳細はこちらをご覧ください
商工会ホームページえんむちゃんコーナー | くまがや市商工会
このようなイベントを楽しみながら歩いていると、道に描かれたたくさんの絵が目に入りました。何だろう?と思っていたらこんな看板が。

なんと、道路のアスファルトにお絵描きができる「ろうせきあそび」のコーナーが誕生していました。
普段は車が走る道路いっぱいに子どもたちが夢中になって絵を描いている光景は、微笑ましさとともに懐かしさも感じます。
子どもだけのイベントかな?と思っていたら「どうぞ」と私にもろうせきが。良い機会だと思い、童心にかえって落書きしてみました。

また、熊谷市消防団妻沼分団によるAED・消防コスプレ体験コーナーもあり、興味津々な子どもの姿も。

手づくり市は、主催者さんや出店者さん・地域の方達の「みんなで楽しもう!」という熱気に包まれていました。
「いいことだからどんどんやんな」受け継がれる温かいバトン

「手づくり市」という名前のとおり、このイベントには手作りの温かさが根付いています。 関係者の方によると、この市は18年前、知人や親戚を集めた小さな集まりから始まったそうです。
急な雨に見舞われたときにも、近隣の方々が「場所を使っていいよ!」と軒先を貸してくれたり、「いいことだからどんどんやんな。協力するよ!」と声をかけてくれたりと、たくさんの温かさに支えられてきました。
そのような地域の方々の温かさと協力のリレーがあって、今のこの大きな賑わいにつながっているのだと知りました。今回はざっくりとしたご紹介ですが、この街に流れる「助け合いの歴史」については、また改めてじっくりと取材してみたいと思います。
雨の中でも、優しく対応してくれるボランティアスタッフの方や、軒先で談笑する商店街の方々の姿に、18年前から変わらない地域のつながりを感じました。
次回の開催が待ち遠しい!
お気に入りのお店を探すのも楽しい。そして、人とのふれあいに心がほっこりする。 手づくり市は、そのような不思議な魅力を持っていました。
縁結び通りは、いつも穏やかな雰囲気で私たちを迎えてくれます。しかし、この日ばかりは手づくり市を楽しみにしていた方の熱気で盛り上がっていました。
手づくり市は、春と秋の年2回開催されています。次回もまた、大きな賑わいを見せることでしょう。
皆さんも、ぜひ足を運んでみてください。
詳細は、手づくり市の公式ホームページやInstagram・Xをご覧ください。
基本情報
第29回 熊谷妻沼手づくり市
開催日:2025年10月25日(土)・26日(日)
時間:9:00~15:30
会場:妻沼聖天山境内・縁結び通り・周辺路地
公式HP:http://www.menumatezukuri.info/
Instagram:https://www.instagram.com/menuma_tezukuri/
X:https://x.com/menuma_tezukuri






