突然ですが、マンホールカードをご存じですか?
マンホールカードとは、日本の「ご当地マンホール蓋」の魅力を紹介するコレクションカードのことです。楽しみながら下水道への理解や関心を深めてほしいという願いから誕生し、下水道広報プラットホーム(GKP)が、発行しています。
2026年7月現在、マンホールカードは全1311種類。783の自治体と4団体が参加しています。
カードは、日本各地の下水道関係の施設や観光案内所などで配布しており、指定された場所でもらうことができます。
愛知県名古屋市で配布しているマンホールカードは2種類。北区にある「メタウォーター下水道科学館なごや」と、千種区にある「水の歴史資料館」でもらうことができます。

裏面には、説明書きがあります。

今回、名古屋市のマンホールカードを求め、子どもと一緒に2つの施設を訪れましたので、ご紹介します。
メタウォーター下水道科学館なごや

メタウォーター下水道科学館なごやは、下水道の仕組みや役割を、ゲームや遊びを通して、楽しく学べる施設です。
入館料は無料。市営地下鉄名城線「名城公園」駅から徒歩5分の場所にあります。
施設の中は、ゲームや体験型コーナーがいっぱい。小さな子どもでも楽しめる仕掛けがたくさんあります。
入場すると、まず出迎えてくれるのが大きなパネル。ここでは、日常で使用した水が、どのように循環するかを学ぶことができます。
パネルの前に立つと、顔の写真の撮影が始まります。自分の顔が水のしずくとなり、循環のたびに出発します。顔が流れていくので、5歳児でも楽しみながら、学べました。

他には、トイレで流した水がどのように流れていくのか、おもちゃのうんちを使って、実際に流してみるコーナーもあります。
受付で、おもちゃのうんちを借ります。

おもちゃのうんちをトイレに流してみます。

すると、透明の管を通って、マンホールまで流れていきました。

管を通って、マンホールまで流れていく様子が、目で見て分かるようになっています。

また、施設では災害対策にも力を入れており、浸水した様子をボールを使って再現しているコーナーもあります。ボールの下には、倒木や割れた瓶のイラストなどが描かれており、遊びながら、危険を学ぶことができます。

他にも、子どもが楽しめるイベントが多数あります。好きなマンホールのデザインに色を塗り、オリジナル缶バッジを作る体験もできました。

また、クイズもあり、館内の展示を見ながら答えを探し、正解するとガチャガチャを回すこともできます。
かわいいうんちのフィギュアをもらい、子どもも大喜びでした。

このほかにも、体を使って行うゲームやクイズ、アニメの上映などもあり、子どもも大人も楽しめました。
クイズの内容やイベントは時期によって変わるので、詳しくはホームページ等でご確認をお願いします。
水の歴史資料館

水の歴史資料館は、名古屋の上下水道事業の歴史や役割、防災について、学べる資料館です。
場所は、市営地下鉄東山線の覚王山駅から徒歩約17分の所にあります。
江戸時代からの水道の歴史が、展示されています。

こちらは、5歳児には少し難しかったですが、大人は水道の歴史を知ることができ、興味深かったです。

名古屋市のご当地マンホールのご紹介
地域ごとにオリジナルのマンホールがありますが、名古屋市のものはとてもユニークです。
まずは、名古屋市でよく見かけるマンホール。アメンボがデザインされています。マンホールカードのデザインにもなっています。

続いては、公募で入選したマンホールです。1989年に開設された下水道科学館なごやの開館30周年を記念して、2019年にマンホールのデザインの公募が行われました。
こちらは小中学生部門で最優秀賞をとった作品です。当時小学校2年生の児童がデザインしたというので、驚きです。名古屋名物しゃちほこの隣に「大すきなごや」と書いてあります。

一般の部の優秀賞作品はこちらです。名古屋の名物である味噌煮込みうどんをイメージしたかわいらしいデザインです。

どちらも、メタウォーター下水道科学館なごやの付近の歩道に設置してありました。
また、日本各地に、人気キャラクターポケモンとコラボした「ポケモンマンホール」というものが存在します。
名古屋市にも1カ所、市営地下鉄名城線「名古屋城」駅から徒歩約2分の場所、金シャチ横丁宗春ゾーン内に設置。取材中、海外の方が数組、写真を撮っていました。

マンホールの魅力は奥深い
普段生活していると、マンホールを見る機会はあまりありませんよね。
私も、これまで、わざわざ足を止めることはありませんでした。きっかけは、保育園送迎中の子どもの一言。「なんか面白い絵が描いてあるよ」。
マンホールは、調べてみると面白く、奥が深いものだと感じました。アニメやキャラクターとコラボしているかわいいマンホールもあります。
マンホール好きの人のことを、マンホーラーや蓋女と言い、マンホールはじわじわと人気を集めています。2024年に富山県富山市で開催されたマンホールサミットでは、約14,000人の来場がありました。
マンホールは地域によって、デザインが異なっています。マンホールカードは、その土地に行かないともらえないので、現地を訪れるきっかけにもなります。また、配布場所は、上下水道関係の施設や観光案内所が多いので、興味の幅が広がりました。
あなたの街にはどんなマンホールがあるでしょうか?マンホールカードの配布場所は、下水道広報プラットホームのHPから調べられます。意外と近くで、マンホールカードをもらうことができるかもしれませんよ。
メタウォーター下水道科学館なごやの詳細情報
住所:愛知県名古屋市北区名城1丁目3-3(名城水処理センター1階)
電話番号:052-911-2301
営業時間:午前9時30分から午後4時30分
定休日:月曜日(休日の場合は直後の平日)、年末年始(12月29日~1月3日)
入館料:無料
公式サイト:http://www.waterlab.nagoya
水の歴史資料館の詳細
住所:愛知県名古屋市千種区月ケ丘1丁目1-44
電話番号:052-723-3311
営業時間:午前9時30分から午後4時30分
休館日:月曜日(休日の場合は直後の平日)、年末年始(12月29日~1月3日)
入館料:無料




