徳島県では、JETプログラムの青年がボランティアで出演する、毎年恒例のミュージカルがあります。このミュージカルは英語で行われ、子どもたちと一緒に楽しめるうえ、なんと入場無料!英語やミュージカルに興味のあるご家庭にはとてもありがたいイベントです。
AJETとは?
JETプログラムでは、海外から来た青年たちが日本国内でALT(外国語指導助手)、CIR(国際交流員)、SEA(スポーツ国際交流員)として学校や地域の様々な場で活躍しています。
AJET(The Association for Japan Exchange and Teaching)はそんなJETプログラムに所属する海外の青年たちの日本での生活をサポートするボランティア組織です。同じ地域で生活するJETプログラム参加者をつなげ、国際コミュニティをそれぞれの地域で形成しています。
Tokushima AJETのミュージカル

AJET支部は全国にありますが、それぞれの活動は地域によって異なります。徳島では、AJETのメンバーが毎年、大人から子どもまで楽しめる英語を使ったミュージカルを主催しています。
オーディションで役を決め、地域の校舎などを借りて2ヶ月前からリハーサルし、小道具や衣装もすべて自分たちで揃えるという手作りながらも本格的なミュージカルが毎年開催されています。しかも、参加者は全員ボランティア!ステージでは、Tokushima AJETが実際に歌って踊ります。
ミュージカル初挑戦の方も多いはずの手作りミュージカルですが、そのクオリティは高く、最初から最後まで観客を楽しませました。
Tokushima AJETミュージカルは、英語をより身近で楽しいものとして県内に広めることを目的に始まりました。当時、徳島県内のALTたちが協力して、生徒たちにも理解しやすい英語を使ったシンプルで楽しい脚本を制作し、『美女と野獣』や『アラジン』といった有名ミュージカルを、徳島の英語学習者に親しみやすい物語として再構成しました。
この伝統は30年間受け継がれており、英語力に関係なく、徳島に住むすべての人が理解し、楽しめるミュージカルづくりを目指しています。
毎年、様々な演技を見せてくれるTokushima AJETのミュージカル。過去の様子は、YouTubeでも見ることができます。一番古い映像は、12年前に撮影された「The Little Mermaid」です。着物姿のキャラクターや阿波踊りをするアリエル、コミカルな演技が気になる方は、ぜひTokushima AJETのYouTubeチャンネルものぞいてみてください。
地元民を笑顔にするミュージカル、記念すべき30周年は「オズの魔法使い」

原作をご存知の方にはお馴染みのストーリーです。ドロシーという女の子が、アメリカのカンザス州から不思議な国オズへ竜巻で飛ばされ、冒険が始まるお話です。
ところが、Tokushima AJETの「オズの魔法使い」の冒険は、”Toto, I don’t think we are in Tokushima anymore…”(「トト(犬の名前)私たちはもう徳島にはいないみたい!」)から始まります。カンザスではなく、「とくしま」から迷い出てしまったドロシー。魔女たちも、「えひめ」、「かがわ」、「こうち」を支配する魔女たちが登場します。ドロシーの叔父や叔母も、すだちや鳴門金時農家だったりと、地元の観客に合わせて再構成され、会場では多くの笑い声が上がりました。
地域の人々に支えられながら30年続いてきたTokushima AJETミュージカル。徳島ALTたちの「英語を楽しんでほしい!」という想いがこもったミュージカルです。これからも、この素敵な伝統が徳島で受け継がれていくことを願っています。




