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もの・こと  |    2026.01.19

障がいのある方が自分らしくいられる場所の1つでありたい|オール宮城ソフトボールクラブ

2026年2月1日に神奈川県にある等々力球場を舞台に「ハンズホールディングスCUP 2025 全国大会」が開催されます。

ハンズホールディングスCUPは、日本知的障がい者ソフトボール連盟が主催する知的障がい者ソフトボールの大会です。この大会は、知的障がい者スポーツの認知度向上と魅力発信を目的としており、東日本大会では、各県代表の7チームが参加して熱戦を繰り広げてきました。

ハンズホールディングスCUP初の全国大会の開催が決まり、東日本代表の3チームに選出されたのは「オール宮城ソフトボールクラブ」。同チームは、ハンズホールディングスCUP東日本大会の初代王者でもあります。

全国大会出場を間近に控えた12月下旬。一般のソフトボールチームと練習試合を行う中、監督の森さんとチームのキャプテンを務める田山雅和選手にお話を伺いました。

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失敗を恐れずにプレーする姿勢を大切に

全国大会に向けて特段練習メニューなどは変えていないと語る森監督。普段からチーム全体の練習で意識しているのは、「失敗を恐れずに思い切ってプレーする」ことだといいます。

「練習にしても、試合にしても『きちんと失敗しよう』と話しています。要するに、気持ちが萎縮したままプレーして起きたミスは次につながらない。けれど、思い切ったプレーの先にあるミスは次につながる。練習したことを一生懸命出したうえでのミスはどんどんしていこうと伝えています」

森監督は、ミスは誰にでもあるものと捉え、そこから何かを学ぶ姿勢を大切にしています。監督自ら「失敗してもいい」という雰囲気を作り、選手が思い切って自分らしいプレーができるような環境を用意しているのです。

出場するからには優勝を目指したい

次に、お話を伺ったのは田山雅和選手。ハンズホールディングスCUP初の全国大会開催を前に、チームの仲間と共に優勝を目指して日々練習を重ねています。

「ハンズホールディングスCUPの全国大会は初めてで、まだ分からない部分も多いですが、やはり出るからには優勝したいですね。他県のチームと交流がある選手もいるので、色々情報交換したりして対策や戦術を考えています」と優勝への意欲を見せます。

キャプテンとしてチームを引っ張る存在でもある田山選手。チーム全体の様子を見ていると、試合前に選手達が緊張しているのを感じることがあるといいます。

「試合前になると緊張感が伝わってきます。もちろん自分もそうなんですけど、いかに緊張しないで臨むかが大事だなと思っています。自分が緊張していると皆に伝染してしまうので、いかに緊張せずにチームメイトにアドバイスできるかを大切にしています」

そう話す田山選手に緊張しないコツを尋ねると、「何も考えないことですかね」とさらりと答えてくれました。

全国大会への意気込みについても伺うと、「もちろん優勝を目指して頑張りたいと思っていますが、それ以前に、1つ1つのプレーを丁寧にしながら、目の前の試合を引っ張っていきたいです」とプレーに対するひたむきな姿勢を見せてくれました。

全国大会の開催がもたらす意義

全国大会が冬に開催されるのは、選手のケガのリスクなどが上がってしまう懸念はあるものの、全国大会のような大きな大会が開催される意義は大きいといいます。

「大きな規模での大会が開催されることに感謝しています。大会があるからといって生活や練習が大きく変わるわけではありませんが、大会が1つの目標になるので、選手にとってモチベーションが維持できるのは大きいと感じています」(森監督)

また、全国大会には、各地で練習を積み重ね高い実力をつけてきた選手たちが集結し試合が行われます。そこに参加することは、選手にとって得られるものも多いと考えています。

「高いレベルの選手たちと一緒に過ごすことで、また新たな目標や発見にもつながる。それが1番の楽しみですね」と森監督は話してくれました。

職場以外の居場所を持てる社会へ

最後に、障がい者スポーツのこれからについて森監督にお伺いすると、「障がいのある方の社会参加は、働く機会の確保を中心に進んできている」といいます。

「これからは、ただ働くだけでなく、職場以外で自分を出せる居場所が必要になってくると思います。スポーツを楽しめる場がその選択肢の1つとして役割を果たしているのであれば、僕たちが20年以上続けてきたこの取り組みは、これから先も意義があるんじゃないかなと思っています」

学校卒業後も障がいのある方が仲間とともにスポーツを楽しめる場として、20年以上も活動してきたオール宮城ソフトボールクラブ。森監督は、大きな理念を掲げて活動してきたわけではなく、「チームの皆と練習したり、試合をしたりして一緒に一喜一憂する時間が楽しいから続けてきただけ」と今までを振り返ります。

そして、「これから障がい者スポーツが社会に浸透し、少しでも障がいのある方の地域での居場所が増えることへの力になれれば嬉しい」と障がい者スポーツの可能性に期待を寄せました。

田山選手からは「障がい者スポーツの認知度はまだまだ低いのが現状です。ソフトボールに限らず、障がい者スポーツの認知度が高まってくれると嬉しい。そのためにも自分たちが大会で結果を残して盛り上げていきたい」と話してくれました。

みんなでハンズホールディングスCUP全国大会を成功させよう!

2024年から始まったハンズホールディングスCUP東日本大会は、クラウドファンディングによるみなさまの温かいご支援のおかげで大きな盛り上がりをみせ、昨年も大盛況のうちに閉幕しました。

2026年2月には、念願の全国大会が開催されます。初の全国大会を成功させ、次なる目標の国際大会の開催に向けて大きな弾みをつけたいと考えています。

そこで今回は、全国大会の成功に向けてクラウドファンディングを実施します。このクラウドファンディングは、単なる大会運営支援にとどまりません。知的障がい者の余暇活動の充実、指導者への支援を視野に入れた壮大なプロジェクトです。

みなさまのご支援が、知的障がい者スポーツの新たな章を開く力となります。このプロジェクトにご注目いただき、共に知的障がい者スポーツの未来を創造しませんか。

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日本知的障がい者ソフトボール 全国大会 ハンズホールディングスCUP 2025 概要

  • 日時:2026年2月1日(日)
  • 会場:等々力球場(神奈川県川崎市中原区等々力1)
  • 主催:日本知的障がい者ソフトボール連盟
  • 主管企業:ハンズホールディングス株式会社
  • 後援:
    • 神奈川県
    • 川崎市
    • 一般社団法人全日本知的障がい者スポーツ協会
    • 一般社団法人全国手をつなぐ育成会連合会

【参加チーム】※順不同

  • 東日本代表3チーム
    • 千葉県代表
    • 東京都代表
    • オール宮城ソフトボールクラブ
  • 西日本代表3チーム 
    • 岡山県選抜ソフトボールチーム
    • Blue Oceans兵庫
    • 福井ビッグドルフィンズ

【スペシャルゲスト】※敬称略

  • 白鵬(元横綱)
  • 把瑠都(元大関)
  • 髙山樹里(元ソフトボール選手)
  • 山田美葉(元ソフトボール選手)
  • 三科真澄(元ソフトボール選手)
  • 神山みどり(元ソフトボール選手)
  • 栗田美穂(元ソフトボール選手)
  • 田邊奈那(元ソフトボール選手)

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ハンズホールディングスCUP 2025

「ハンズホールディングスCUP 2025東日本大会・全国大会」は、共生社会の形成と知的障がい者スポーツの活性化を目指す大会です。日本知的障がい者ソフトボール連盟主催のもと、ハンズホールディングスグループが主管し、複数の企業・団体の協賛を得て開催されます。全国52チーム約1300名が加盟する連盟から選出された選手が参加し、熱戦を繰り広げます。障がい者スポーツの普及と理解促進に貢献する重要な大会となります。なお、本大会のクラウドファンディングを実施しており、皆様のご支援をお待ちしております。

この記事を書いた人

さきの めぐみ

栃木県生まれ栃木県育ち。 普段は福祉・教育を中心に執筆している元特別支援学校教員のライターです。 栃木県の知られざる魅力を伝えたい、頑張っている企業を応援したいという気持ちで活動しています!

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