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地域応援ブランド  |    2025.12.31

「ハンズホールディングスCUP 2025 全国大会」開催概要|スポーツでつながる共生社会を目指して

「ハンズホールディングスCUP」は、2024年から始まった知的障がい者ソフトボールの大会です。知的障がい者スポーツの認知度向上と魅力発信を目的としており、ハンズホールディングスCUP 2025東日本大会では、各都県代表の7チームが参加して熱戦を繰り広げてきました。

2026年2月には初の全国大会が開催されます。神奈川県にある等々力球場を舞台に、東日本から成績上位の3チーム、西日本からも選抜された3チームが集結し真剣勝負に挑みます。

今回開催される初の全国大会は、一般の方も無料で入場可能です。選手たちが全力で白球を追う姿や、チームの仲間と声を掛け合いながらプレーする姿を間近でご覧いただけます。

この記事では、ハンズホールディングスCUP初の全国大会の開催概要や見どころをご紹介します。お時間のある方は、ぜひ会場まで足を運んでみてください。また、クラウドファンディングのご案内もありますので、みんなで全国大会を盛り上げていきましょう!

「ハンズホールディングスCUP」初の全国大会が開幕間近!

初の全国大会の開催概要は以下の通りです。

【日本知的障がい者ソフトボール 全国大会 ハンズホールディングスCUP 2025】

  • 日時:2026年2月1日(日)
  • 会場:等々力球場(神奈川県川崎市中原区等々力1)
  • 主催:日本知的障がい者ソフトボール連盟
  • 主管企業:ハンズホールディングス株式会社
  • 後援:
    • 神奈川県
    • 川崎市
    • 一般社団法人全日本知的障がい者スポーツ協会
    • 一般社団法人全国手をつなぐ育成会連合会

【参加チーム】※順不同

  • 東日本代表3チーム
    • 千葉県代表
    • 東京都代表
    • オール宮城ソフトボールクラブ
  • 西日本代表3チーム 
    • 岡山県選抜ソフトボールチーム
    • Blue Oceans兵庫
    • 福井ビッグドルフィンズ

【スペシャルゲスト】※敬称略

  • 白鵬(元横綱)
  • 把瑠都(元大関)
  • 髙山樹里(元ソフトボール選手)
  • 山田美葉(元ソフトボール選手)
  • 三科真澄(元ソフトボール選手)
  • 神山みどり(元ソフトボール選手)
  • 栗田美穂(元ソフトボール選手)
  • 田邊奈那(元ソフトボール選手)

今回の全国大会は、スペシャルゲストをお迎えして行われ、一般の方も入場可能です。当日は、ゲストがバッターボックスに入り、選手の投球を体験できる特別体験イベントも開催されます。

ハンズホールディングス株式会社が支援をはじめたきっかけ

「ハンズホールディングスCUP」の主管企業は、ハンズホールディングス株式会社です。

ハンズホールディングス株式会社と知的障がい者ソフトボールの出会いは、障がい者雇用の取り組みの一環として、創業の地仙台にある特別支援学校を訪問したことでした。

日本知的障がい者ソフトボール連盟の理事を務める先生と出会い、知的障がい者ソフトボールを取り巻く現状や課題を知りました。そこで、知的障がい者スポーツへの理解と支援の輪を広げることを目的に、知的障がい者ソフトボール大会の運営に踏み出すことになったのです。

ハンズホールディングスCUP公式HP

神奈川県の後援を受けての開催

今回行われる全国大会は、開催地である神奈川県の後援を受けています。

神奈川県では、「ともに生きる社会かながわ憲章」を掲げ、障がいの有無にかかわらず、誰もが地域の一員として自分らしく暮らせる社会の実現を目指してきました。その理念のもと、啓発活動や地域参加の機会づくり、文化・スポーツを通じた交流の場の創出などに取り組んでいます。

本大会も、神奈川県が進める共生社会づくりを体現する取り組みの一つとして、多くの人に知的障がい者スポーツの魅力を伝える機会となるでしょう。

「ともに生きる社会かながわ憲章」ポータルサイト

ハンズホールディングスCUP 全国大会の見どころ3選

初のハンズホールディングスCUP 全国大会の見どころを3つ紹介します。

  • 東日本と西日本から選出されたチームの白熱した戦い
  • スペシャルゲストが来場
  • ゲストが出場選手の投球を体験する特別イベントを開催!

それぞれ見ていきましょう。

東日本と西日本から選出されたチームの白熱した戦い

今大会には、西日本・東日本からそれぞれ選出されたチームが出場します。地域ごとに異なるチームカラーや戦術がぶつかり合うのは、全国大会ならではの醍醐味です。

スピード感のある攻撃、堅実な守備、仲間同士で声を掛け合う姿など、チームごとの個性にもぜひ注目してください。

スペシャルゲストが来場!

大会当日は、豪華なスペシャルゲストが会場を盛り上げます。障がい者スポーツの認知度向上と共生社会の実現という大会理念に賛同してくださり、相撲界からは、元横綱・白鵬さん、元大関・把瑠都さんが来場予定です。

白鵬さん
把瑠都さん

ソフトボール界からは、シドニー五輪銀メダリストの髙山樹里さん、山田美葉さん、北京五輪金メダリストの三科真澄さんが大会出場チームへ特別指導を実施します。

髙山樹里さん
山田美葉さん
三科真澄さん

トップアスリートとして第一線で活躍してきたゲストと触れ合うことで、選手たちの競技力やモチベーションの向上につながるでしょう。

ゲストが出場選手の投球を体験する特別イベントを開催!

大会当日は、知的障がい者ソフトボールの「球の速さ」や「技術の高さ」を知っていただくために、スペシャルゲストがバッターボックスに立ち、選手の投球を体験する特別イベントが開催されます。

 元横綱・白鵬さん、元大関・把瑠都さんが打席に入り、本大会出場チームから選ばれた投手が投げる「生きた球」を体験します。また、大会スポンサーの企業の方も打席に入る予定です。異種競技のトップアスリートや支援企業が、身をもってその迫力をご来場の皆さんにお伝えします。

知的障がい者スポーツの認知度向上を目指して

現在、パラリンピック(夏季)全22競技のうち、知的障がいのある選手が出場できる競技は、3種目にとどまっています。

知的障がいと運動能力の相関が明確でなく、公平な競技区分を設けることが難しいというのが大きな理由です。さらに、都道府県や競技種目によって、指導やサポート体制に差があることも影響しています。

こうした課題の根底には、競技そのものの認知度の低さがあります。東京都が2022年に行った調査によると、パラリンピック22競技のうち、およそ8割が「認知度50%未満」と報告されました。

そのため知的障がい者スポーツに取り組む選手や指導者には、十分な支援や資金が行き届いているとはいえないのが現状です。そのような環境の中でも、夢に向かって日々練習を重ねる選手たちが、全国各地で懸命に競技と向き合っています。

知的障がい者ソフトボール全国大会をみんなで盛り上げよう!

11月25日よりクラウドファンディングスタート!ハンズホールディングスCUP初の全国大会を応援してください!

2024年から始まったハンズホールディングスCUP 東日本大会は、クラウドファンディングにより多くの皆様から温かいご支援をいただき、今年も大盛況のうちに閉幕しました。

2026年2月には、念願の全国大会が開催されます。初の全国大会を成功させ、次なる目標の国際大会の開催に向けて大きな弾みをつけたいと考えています。

そこで今回は、「【挑戦!知的障がい者ソフト2026】みんなで全国大会を成功させよう」と題し、全国大会の成功に向けてクラウドファンディングを実施します。このクラウドファンディングは、単なる大会運営支援にとどまりません。知的障がい者の余暇活動の充実、指導者への支援を視野に入れた壮大なプロジェクトです。

みなさまのご支援が、知的障がい者スポーツの新たな章を開く力となります。このプロジェクトにご注目いただき、共に知的障がい者スポーツの未来を創造しませんか。

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ハンズホールディングスCUP 2025

「ハンズホールディングスCUP 2025東日本大会・全国大会」は、共生社会の形成と知的障がい者スポーツの活性化を目指す大会です。日本知的障がい者ソフトボール連盟主催のもと、ハンズホールディングスグループが主管し、複数の企業・団体の協賛を得て開催されます。全国52チーム約1300名が加盟する連盟から選出された選手が参加し、熱戦を繰り広げます。障がい者スポーツの普及と理解促進に貢献する重要な大会となります。なお、本大会のクラウドファンディングを実施しており、皆様のご支援をお待ちしております。

この記事を書いた人

さきの めぐみ

栃木県生まれ栃木県育ち。 普段は福祉・教育を中心に執筆している元特別支援学校教員のライターです。 栃木県の知られざる魅力を伝えたい、頑張っている企業を応援したいという気持ちで活動しています!

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