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聖地  |    2025.08.30

【湯前町】変わる里宮神社!SNSで話題の地域おこし協力隊の取り組みとは?(前編)

熊本県湯前町にある市房山神宮下宮、通称里宮(さとみや)神社。

湯前町を代表する神社のひとつであり、日本遺産の構成要素のひとつでもあります。霊峰市房山をご神体とする神社で、名前の通り湯前町の集落の近くにあり、地元の人に親しまれています。

そんな里宮神社が”いくつかの取り組み”によって、今SNSなどで少しずつ話題になっています。今回は、その取り組みを行っている地域おこし協力隊の方々にお話を伺ってきました。前編と後編に分けて、それぞれの取り組みを紹介していきます!

花手水や風車を通してSNSで話題に!

前編で紹介するのは、元地域おこし協力隊の片山さんと、現湯前町地域おこし協力隊の佐々木さんの花手水や風車の活動です。

佐々木さん(画像左)と片山さん(画像右)

今、里宮神社の手水舎には年間を通して上の画像のように風車が置かれ、6月には期間限定で紫陽花の花手水もあしらわれています。この企画がSNSで話題になっており、風車や花手水を見に、里宮神社まで参拝に見える方がいらっしゃるほどです。

Instagramでもインフルエンサーを中心に、年々花手水の投稿などが増えてきています。

今回は、これらの活動を始められたきっかけを片山さんに、今後の活動については佐々木さんにお伺いしました。

きっかけはコロナ禍での参拝客を増やすため

まず、一番最初に始められたのは紫陽花の花手水。2020年10月に湯前町の地域おこし協力隊として着任された片山さんは、2021年6月から花手水を始められたと言います。

この時期はコロナ禍真っ最中。着任して初めての夏でしたが、人がおらず、観光業も寂しいという状態です。そんななかでも、地域おこし協力隊としてなんらかの手段で湯前を知ってもらおう、来てもらおうと考えている時、SNSでほかの神社が花手水をやっているのを発見しました。

それを参考に、里宮神社なら同じことができるのではないかと考え、宮司の許可を得て、里宮神社の境内に豊富にあった紫陽花を使った花手水を始められたそうです。

これを町のホームページやSNSで取り上げたところ、コロナ禍にもかかわらず見にきてくださる方もおり、SNSで広まりを見せ、新聞社やテレビ局なども取り上げてくれるようになったと言います。

それからは2025年の現在にいたるまで、後輩の地域おこし協力隊である佐々木さんに引き継がれながら、毎年6月に花手水を飾られています。

広がりを見せる花手水の活動

ただ、こうした花手水の活動は2025年にいたるまで、まったく同じように実施されてきたわけではありません。年によって、少しずついろいろな展開を見せてきました。

まずは2021年の花手水の成功をきっかけに、「花手水以外にも写真映えするスポットを作りたい」という片山さんの想いから2022年の夏に始められたのが、先ほども紹介した手水舎の風車です。

「夏の暑い時期に涼しさを感じられるものを作りたい」と始められたそう。片山さんが木枠を設計し、ほかの方に木枠を作ってもらい、木枠の間に風車を設置しました。風がふくと、風車がいっせいに回りだす様子は見事です。

もともとは拝殿に向かう参道沿いにも風車が展示されていましたが、こちらは屋外に吹きさらしということもあり、劣化によって撤去。今は手水舎のみの展示となっています。

風車が参道沿いに置かれている様子※こちらは現在撤去されています

ちなみに手水舎の風車は夏に限らず、年中飾られており、今も定期的にメンテナンスされているそう。

そのため、6月に里宮神社を訪ねると、花手水と風車のコラボレーションが楽しめます。

さらに、2023年からは夜間のライトアップも始められ、こちらもInstagramなどを中心に話題となっています。

昼間の光景とはまったく異なり、鮮やかで華やかだった見た目が一転してシックな雰囲気となるので、昼と夜でそれぞれ違う光景を楽しめるのが魅力です。

そして、片山さんの活動は里宮神社内に留まりませんでした。同じく湯前町にある馬場稲荷神社では、2022年から里宮神社と同時期に紫陽花の花手水が飾られはじめました。

里宮神社と同じくたくさんの紫陽花が咲く馬場稲荷神社
馬場稲荷神社の花手水

もともと馬場稲荷神社は地域の方が美しく景観を保たれていましたが、2022年に片山さんがお声がけされるまで花手水はされていなかったそう。

最初の取り組みこそ片山さんからお声がけされたそうですが、翌年の2023年からは地域の方が今にいたるまで花手水を毎年展示されているそうで、地域おこし協力隊の活動が地域の方に広まった素敵な事例だと言えるでしょう。

風車や花手水の今後

こうして里宮神社の内外で広がりを見せた風車と花手水の取り組みですが、里宮神社でこれらの活動を引き継がれている佐々木さんは今年度で協力隊として任期の終了を迎えます。

佐々木さんは「片山さんがはじめられたこの活動を、どなたかに引き継いでいただけたら嬉しい。また、現役の協力隊の皆さんにもぜひ関心を持ってもらえたら」と期待を寄せていました。

地域おこし協力隊のミッションは観光分野に限らず多様です。また、前任者の活動を次の隊員が引き継ぐ義務はなく、それぞれの意志にゆだねられます。

「だからこそ、こうした取り組みに興味を持ってもらうことは大きな励みになる。今後もこの活動が誰かの手によって大切に受け継がれていくことを静かに願っています」と佐々木さんは仰っていました。

【湯前町の地域おこし協力隊募集】
https://www.town.yunomae.lg.jp/kiji0032975/index.html

後編では、同じく里宮神社内で地域おこし協力隊の方を中心に始まった企画を紹介していきます。

後編はこちら

【湯前町】変わる里宮神社!SNSで話題の地域おこし協力隊の取り組みとは?(後編)

市房山神宮下宮 里宮神社

〒868-0601 熊本県球磨郡湯前町3280–1
電話番号: 0966-43-3032
公式サイト:https://satomiyasan.jp/
【お二人のSNSアカウント】
片山さんのInstagramアカウント:https://www.instagram.com/yunomae.kankou/
佐々木さんの着任先Instagramアカウント:https://www.instagram.com/greenpalace_camp/

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この記事を書いた人

さるかんね?人吉球磨

熊本県公認モンバサダー|熊本県人吉球磨のグルメ・観光・イベント情報などを発信していきます! 球磨焼酎案内人 |JR肥薩線サポーター | kindleにて『初心者のための人吉観光ガイド』出版中

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