
茶色くて細長いこのお菓子。あなたはご存知ですか?
その正体は、新潟県民熱愛のお祭りグルメ「ぽっぽ焼き」。
新潟県民にとってはポピュラーな食べ物ですが、県外の方にはなじみがないかもしれません。
今回は新潟県民に愛されてやまないぽっぽ焼き、その魅力をお伝えします!
ぽっぽ焼きってどんな食べ物?

ぽっぽ焼きは、小麦粉と黒糖を練り合わせて焼いた蒸しパンのようなお菓子です。
「カマ」と呼ばれる専用の焼き機で、細長く型を取って焼いて作ります。

ぽっぽ焼きは、よくピンクや緑や茶色の紙袋に包まれて渡されます。この紙袋を見ると心が踊ります。
袋からほんのり漂ってくる黒糖の香ばしい匂い。
お腹が空いてきました。

では、さっそくいただきます。
一口食べると、口いっぱいに黒糖の優しい甘さが広がります。甘すぎないのでいくらでも食べられそうです。
食感はもちもちしていて弾力があります。噛みしめると歯が押し返される独特な感覚を味わえます。
これはクセになりますね!
たくさん食べたくなりますが、少ない本数でも意外とお腹がいっぱいになります。みんなでシェアするのがちょうどいいですね。
新潟県民にとって、ぽっぽ焼きはお祭りの日に出会える特別な食べ物。
この黒糖の匂いを嗅ぐと、屋台が立ち並ぶ人混みの中を、両親に手を引かれながら歩いた懐かしい記憶が蘇ってきます。
ぽっぽ焼きの歴史

ぽっぽ焼きが生まれたのは明治の終わり頃。新潟県の北部に位置する新発田(しばた)市で、焼きねり菓子として考案されたそうです。
名前の由来は、「焼いたときに出る蒸気から機関車(汽車ポッポ)を連想する」「焼き機から出るポーポーという笛の音で客寄せをしていた」など諸説あります。
参考:ぽっぽ焼き – 新潟市
ちなみにぽっぽ焼きが生まれた新発田を含めた阿賀野川より北側の地域(阿賀北)では、「蒸気パン」という呼び方が一般的です。
ぽっぽ焼きを食べる文化があるのは下越だけ?

新潟県は南北に長い形をしていて、北から順に下越・中越・上越という3つのエリアで大きく分けられています。
今でこそ県全体にぽっぽ焼きが広がっていますが、ほんの数年前まで下越以外の地域ではあまり知られていなかったようです。
下越以外の地域に普及しづらかった大きな理由は、新規参入が難しいことにあります。
専用の焼き機である「カマ」は一般に流通していないので、特注するか人から譲ってもらうしかありません。
こうした背景があり、ぽっぽ焼きが南下していくには高いハードルを越えなければなりませんでした。
しかし近年ではぽっぽ焼きの人気が高まっており、中越や上越のお祭りでも屋台を見かけることが増えてきています。
やっぱりおいしいものはどんどん広めていきたいですよね!
ぽっぽ焼きはどこで買える?
ぽっぽ焼きはお祭り限定のグルメというイメージがありますが、今は販売店も登場してきています。
県外の方が遊びにきた際は、お土産として購入するのもおすすめです。
この記事で紹介したぽっぽ焼きは、新潟市中央区の「さんぽ甘」さんで購入したものです。
さんぽ甘さんでは通常のぽっぽ焼きのほか、「揚げぽっぽ」や「ちょこれーとぽっぽ」などの商品も買えますよ。
新潟に訪問した際は、ぜひ足を運んでみてください。
さんぽ甘の詳細情報
住所:〒950-0912 新潟県新潟市中央区南笹口2丁目7−1
電話番号:025-248-4355
営業時間:11:00~18:00(月曜定休)
定休日:不定休
アクセス:新潟駅南口から徒歩12分ほど



