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フード  |    2026.01.16

アレルギーっ子の気持ちに寄り添って生まれたCAFE SANKAKUの絶品スコーン|大阪府吹田市

大阪府吹田市の閑静な住宅街の一角で、週に1回だけオープンするCAFE SANKAKU(カフェサンカク)。こちらで提供されているスコーンには卵が使われていません。レシピが生まれた背景には、とあるママと卵アレルギーの男の子との、小さな物語がありました。

ママ3人で始めた週1カフェ

阪急バス佐井寺バス停で下車して坂道を下っていくと、見えてくるのがシェアキッチン&カフェBAKE STUDIO MITTE(ミッテ)。カフェや焼き菓子店など、日替わりで運営者が変わるユニークな店舗です。火曜日の朝に近くを通るとなんだかおいしそうなにおいが。楽しそうな話し声も聞こえてきます。

イラストがかわいい建物。前は古着屋さんだったそう

毎週火曜日にオープンするCAFE SANKAKUは、人気カフェを営んでいたかねやんさん、ハンドメイド作家のみっこさん、スコーンをこよなく愛するまなみんさんの3人で立ち上げたカフェ。「かねやんは同じ飲食店で働いていた元同僚で、みっこは子どもを通して出逢えた友人です。3人で楽しい場所を作りたいねって、2025年9月にCAFE SANKAKUをオープンしました」と、まなみんさんは話します。

白をベースにしたおしゃれな店内

店内ではモーニングやランチのプレートがいただけるほか、スコーンやアクセサリーの販売もしています。

ランチプレートは週替わり。この日はレモンを使った特製カレー
棚にはみっこさんが作るおしゃれなアクセサリーがずらり

スコーン愛好家が作る優しいスコーン

スコーンづくりは、まなみんさんが担当しています。独身時代にアルバイトをしていた喫茶店で出合ったスコーンがおいしくて、その味を探し求めるうちに、スコーンづくりに目覚めたそうです。家庭で自分や子どものためだけに作っていたそうですが、そのおいしさが評判を呼び、2024年からイベントなどで販売されるようになりました。

スコーンは店名にちなんで三角に

まなみんさんが作るスコーンは素材の風味を生かした優しい味わい。アメリカンビスケットのような食感で、外はさくっと中はしっとり。甘さ控えめで、何個でも食べたくなってしまいます。

自分好みのスコーンになるよう試行錯誤する中で、卵を使っていた時もあったと言うまなみんさん。卵を使わなくなったきっかけは、8年ほど前までさかのぼります。

「私はお隣さんととっても仲が良くて、子どもも一緒に家族ぐるみで遊ぶ関係なんですね。お隣の息子さんは卵アレルギーで、幼いころから食べ物に制限がありました。お菓子をもらっても『食べられへんから』と断る姿を見るたびに、我慢しているんだろうなと感じることが多くて…。遊んでいる子たちみんなで同じものを食べられるようにしたいなと思って、その子が幼稚園の年中か年長ぐらいの時に卵なしのスコーンを作ってみたんです。『一緒に食べようね』ってスコーンを渡したら、『え?僕も食べられるん?』ってびっくりして。『卵使ってないから大丈夫やで』って答えると、『よっしゃーーーーーー!!』って、めちゃくちゃ喜んでくれました。家族のように親しくしている子というのもあって、喜んでくれたことが本当に嬉しかったですね。その卵なしのスコーンは私も好きな味だったので、それ以来、スコーンを作る時は卵を入れなくなりました」

小麦粉やバターなど、スコーンに使っている材料はほとんどが国産のもの。「子どもは勝手にジャンキーなものを食べるから、私が作るものはせめて安心して食べられるものにしたいと思っています。こだわりはそんなに強くはないですが、食べる人の健康のために、気負わずにできることはしたいですね」

「スコーンwithホイップクリーム」と「レモンスカッシュコーヒー」

子どもの気持ちを思いやる優しい心から誕生した卵不使用のスコーン。カフェではモーニングプレートでもいただけます。「みっこの提案で、スコーンを食事メニューの一つとして提供するようにもなりました。アンチョビやキノコのマリネ、トマトをスコーンに乗せて食べるといった、私では考えつかないアイデアを出してくれます。それを調理師のかねやんが一つの料理として完成させてくれるんです。私が作るシンプルなスコーンを2人が彩ってくれています」

食事メニューとしてスコーンを楽しめる「モーニングスコーンプレート」(まなみんさん提供画像)

おしゃべりしに立ち寄りたくなる場所へ

今は3人でお店をしたり、新しいメニューの研究のためにいろいろなお店へ調査しにいったりするのがとても楽しいと、まなみんさん。「私たちが楽しく過ごしているように、ここに来てくれるお客さんにも楽しく過ごしてもらえたらいいなと思います。お一人でも気軽に、おしゃべりしに来てほしいですね。私、めっちゃしゃべりかけますよ(笑)」

手の込んだおいしい料理をいただきながら、友達の家に来たような楽しいひと時も味わえる。もちろん、アレルギーっ子の気持ちを思って生まれた優しい味わいのスコーンも。CAFE SANKAKUには親子でも、お友達とでも、一人でもふらっと立ち寄りたくなる雰囲気が漂っていました。

店舗情報

CAFE SANKAKU(カフェ サンカク)
営業日:毎週火曜日(不定休あり)
営業時間:9:30~14:30(9:30~モーニング、11:00~ランチ。L.O.14:00)
住所:大阪府吹田市五月が丘南18-21
駐車場:無(近隣にコインパーキングあり)
アクセス:阪急バス佐井寺バス停下車すぐ

最新情報は公式Instagram

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この記事を書いた人

shoko

兵庫県出身、大阪・北摂エリア在住のライター・エディター。2人の男の子を育てながらフリーランスとして活動しています。知り合いがいない中でスタートした私の子育て。たくさんの人に助けてもらいました。地域でママを助けたいと思って活動している人やお店は意外にも多いと感じている今日この頃。Mediallでは、まだまだ知られていないまちや人の魅力をママ目線で紹介していく予定です。また、生まれ育った兵庫県但馬地域の魅力も伝えたいなと思っています。どうぞよろしくお願いいたします。

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