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聖地  |    2025.12.13

大きな下駄が目印!足の困りごとは服部天神でお詣りしてみては? |大阪府豊中市

大阪で足の神様といえば服部天神宮。大阪の豊中市にあり、地元では駅の名前になるほど有名です。大きな下駄のオブジェや足踏み石、草履の奉納などがある一風変わった神社で、足に困りごとがある人がお詣りに来ていてます。今回はそんな服部天神に行ってきたのでご紹介します。

服部天神は服部天神駅からすぐ

服部天神の最寄り駅は阪急宝塚線の服部天神駅です。神社の名前が駅名になるほど、地元ではなじみの深い神社です。大きな下駄が目印です。

服部天神駅を降りるとすぐ目の前に参道が伸びています。商店街の中に溶け込むように鳥居が立ち、街の生活と神域が融合しているところが印象的。それもそのはず、服部天神は地元商店街で商売をする人たちの商売繁盛の神様としても崇められていて、えびす祭が行われるんですよ。

「足踏み石」の祈願台座はまさに足裏マッサージの健康器具

鳥居をくぐるとすぐにあるのが「足踏み石」の祈願台座。靴を脱いで石の上に立ち、健脚の祈願ができるようになっています。石はしっかりと埋め込まれていてまるで足裏マッサージのよう。実際にこの上に立ってみたら、足裏が痛くてしっかり刺激が伝わりました。神社にこんな健康器具のようなものがあるなんて、びっくりですよね。

こちらは草履堂です。草履が奉納されています。足の病が治ったお礼に奉納されたものだそうです。

こちらは鉄製の草履です。江戸時代から奉納されてきたものだそうです。ずいぶんと古い時代のものもあるので、ちょっとした博物館のようですね。草履が鉄で作られていたなんて知りませんでした。

服部天神の主祭神は菅原道真公

服部天神の主祭神は菅原道真公です。境内を進むと菅原道真公の像が目に入ります。

見てください。両膝がピカピカに光っています。服部天神は足の神様だけに多くの人が菅原道真公の足を撫でて、足の健康を祈ったのでしょうね。信仰の篤さがうかがえます。菅原道真公もこちらの宮で足の病からご回復されて、太宰府まで無事到着されたということがあったそうです。そこで、服部天神が足の神社となったようですね。

おみくじや絵馬も足に関するものがいっぱい

こちらは絵馬です。見てください、下駄の絵馬でとてもかわいいんです。足の困りごとでお詣りする人は、菅原道真公の膝が撫でられて光っていることや足踏み石があることから、てっきり膝が悪い人だと思っていましたが、絵馬からは意外とスポーツ選手で祈願に来ている人も多くいることがわかりました。足の悩みは膝が悪いだけでなく、足が遅いことやサッカーなどでシュートが決められないなどもあるようですね。

おみくじも足に関するものがたくさんあります。サッカーお守りや野球お守りなど、それぞれのスポーツに特化したものもありますね。何より面白いのは靴紐に通して使うお守りもあることです。靴紐にくっついていたら、常にご守護いただけるようで励みになりそうですね。

また、境内には服部天神の成り立ちが子供でも分かるようにまるで紙芝居のように絵と文字で描かれています。

1月には豊中えびす祭が行われます

こちらにあるのが豊中えびす社です。えびすといえば、商売繁盛の神様。また足は「足が出た」など、お金を意味することでもあるので、足の神様を祭る服部天神で1月には盛大なえびす祭が行われます。福娘発祥の祭とも言われていて、毎年たくさんの応募の中から福娘が選ばれます。えびす祭が行われるのは1月の上旬の3日間だけですが、この日は夜遅くまで豊中えびすならではの「さあ、吉兆買うた、吉兆買うた」という独特な掛け声が聞こえて、町中がにぎやかになります。

服部天神はいかがでしたか?服部天神は1年を通じて様々なお祭りを行っているので、お祭りついでにお詣りしていくのもいいですよね。

服部天神宮の詳細情報

住所:561-0851大阪府豊中市服部元町1-2-17
電話番号:06-6862-5022
参拝時間:4~9月6:00〜19:00、10〜3月 6:00〜18:00
1月1日〜3日、1月9日〜11日、1月15日、8月24日、25日の期間は参拝時間変更の可能性あり。
アクセス:阪急宝塚線服部天神駅徒歩1分

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この記事を書いた人

kisaragisyu

如月柊 大阪を中心とした京阪神、奈良を担当します。大阪に住んでいるからこそ知ることができる旬の情報を皆さんにお届けしたいと思います。是非、大阪に遊びに来てくださいね。

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