奈良市方面から県道9号を大和郡山市に向かって進むと、地中海を思わせるかわいらしい建物が見えてきます。
今回ご紹介するのは、パン工房est villageです。

大和郡山市にオープンして10年以上。本格派のパン工房 est village
est villageが開店したのは2014年。きっかけは店主の村東秀紀さんが学生時代にフランスを訪れたことでした。
本場のパンのおいしさに衝撃を受けた村東さんは、パン職人になることを決意。フランスで修行を積み、36歳のとき、父の実家があった大和郡山市でパン工房est villageを開きました。
est villageは現在、村東さんと妻の真紀さんのご夫婦と8名のスタッフで営まれています。
オシャレな響きの店名「est village」は、フランス語で「東」と「村」。ご夫婦のお茶目さが垣間見えますね。
オープンから10年以上経つ、地元に愛されているパン工房です。




ずっしり重たい人気No.1のクリームパン。唯一無二の古代米食パンも絶品
人気の理由は、何と言ってもパンのクオリティと種類の豊富さ。焼き立てのおいしいパンが毎日なんと70種類以上並びます。
中でも真紀さんが一番食べてほしいとおすすめなのが、自家製カスタードクリームパン(230円)です。人気No.1のメニューで、昼下がりには売り切れてしまうこともしばしば。

est villageではパンだけでなく、クリームからあんこ、カレーといった具材のほとんどを手作りしています。中でもこだわりのクリームは前日の夕方ごろから仕込み始め、銅鍋いっぱいの量を作るのです。
他の商品のクリームもこれがベースとなります。例えばチョコクリームは、このクリームにチョコを溶かし入れて作ったものです。
持ち上げてみると、見た目以上にずっしりとした重さ。気をつけないとクリームの重みでパンが崩れてしまいそうです。
そんなクリームパンを一口ほおばれば、お口も心も幸せいっぱいになります。


こだわりの商品をもうひとつご紹介。それはest village特製の古代米食パン(1本700円、1/2本350円)です。米粉パンは今となっては市民権を得ましたが、古代米パンはなかなか見かけませんね。



こちらは第4回ベーカリージャパンカップで準優勝を受賞した、看板メニューのひとつ。ベーカリージャパンカップとは、日本一のパン職人を決める全国大会です。「国産の小麦を100%使用したパン」を共通テーマに掲げています。
est villageの古代米食パンは、奈良県産の小麦「ふくあすか」を主に使用。そこへ同じく奈良県産の黒米と白米を練り込んでしっとり・もっちり・ぷちぷちの食感を実現しました。お餅をコンセプトに開発されており、後味に香るきなこと、ほのかな黒蜜の甘みがたまりません。
トーストすると表面のカリカリ食感が中のもっちり感をより際立たせてくれます。ここでしか食べられない、クセになる一品です。


本場フランス仕込みの技術と、国産小麦を中心としたこだわり抜いた素材。たくさんの手間をかけたパンたちに、あなたも虜になること間違いなしです。






奈良のご当地パン屋として「日常使いしてもらえるように」
大和郡山市といえば、2026年NHK大河ドラマ『豊臣兄弟!』の主人公、豊臣秀長ゆかりの地でもあります。est villageでも現在、秀長をモチーフとしたあんぱんを開発中とのこと。
地元によりコミットし、奈良のご当地パン屋として認知されていきたい、という熱意を感じました。
さまざまな原価高騰の影響で、世の中のパンの値段も上がってきています。
それでも、毎日おいしいパンを食べてほしい、日常使いしてもらえるようなパン屋であり続けたい、というのがest villageの想いです。
いつもの暮らしに、とびっきりおいしいパンを。est villageの挑戦は続きます。
こだわりの詰まったおいしいパンの数々、ぜひ一度味わってみてください。


基本情報
パン工房 est village(エスト ヴィラージュ)
住所:奈良県大和郡山市九条町238-2
TEL:0743-52-5195
公式HP
営業時間:8:00~18:00
定休日:日曜日
駐車場:7台
アクセス:
奈良県道9号線の奈良口交差点から西に約300メートル
近鉄橿原線「九条駅」から徒歩約5分




