酒造りに必要な三要素といえば、「良水・良米・歴史」と言われていますが、そんな酒造りに必要な三要素が揃った場所が滋賀県にはあります。それが犬上郡です。
岡村本家はその犬上郡の豊郷町にある1854年創業の老舗酒蔵です。岡村本家では、地酒のお買い物はもちろんのこと、酒蔵見学もできるので、お酒の歴史が身近に感じられること間違いなしです。今回は岡村本家に実際に行ってきたので、さっそくご紹介いたします。
亀がブランドの岡村本家

岡村本家のある滋賀県犬上郡はもともと田園地帯が広がり、良質な近江米の産地でした。また、鈴鹿山系の豊富な名水が流れて来る地域でもありました。そんな好条件の中、彦根藩主井伊直弼の命によって酒造りが始まったと言われています。岡村本家は1854年に誕生した酒蔵ですが、現在はもうすでに6代目。

岡村本家は長い歴史の中で昔と変わらぬ「玉栄」という地元米を使い、1枚ずつ袋に入れて搾る「木艚袋搾り(きぶねふくろしぼり)という伝統的手法を使って、現在も昔ながらの酒造りを行っています。

こちらが岡村本家です。のれんに金亀の文字が。それもそのはず、金亀は岡村本家のトレードマーク。岡村本家のお酒の名前にもなっています。

こちらにも亀が。金亀には長生きする亀にあやかって長寿の思いが込められているそうです。さすがに長い歴史を紡いできた岡村本家だけに説得力がありますよね。まさにお店の守り神のようです。
歴史を感じる酒蔵見学

こちらが酒蔵です。酒蔵も歴史が感じられるものでしたが、飾られている酒壺や酒道具も年季が入っていますね。

こちらが酒壺です。手書きで文字を書いていた様子が見られます。今だったら凝ったラベルが貼られていそうですが、こちらはずいぶん古い時代のものらしく、手書きです。壺の大きさもまちまちですね。昔は大きさに基準はなかったのかもしれませんね。それぞれの文字に特徴があり、個性的ですね。

こちらは酒造りに使っていた木桶です。こちらの木桶もずいぶん古い様子ですが、何より気になったのが壁。白壁にたくさんシミが付いています。長い歴史の中で、ついたシミが時代の長さを感じさせますね。

こちらにあるのは酒器。だるまや扇子などもあって、まるでおばあちゃんの家のような雰囲気があります。

こちらは酒瓶。色んな形の瓶があります。お酒によって瓶の種類も違ったのかもしれませんね。曇った瓶が歴史を感じさせますね。
まるで亀の博物館?亀小物がたくさん
岡村本家といえば、金亀がトレードマークだけに、亀のものがあちこちにたくさん見られます。

こちらのガラスケースの中には亀の置物が入っています。

こちらには置物だけでなく、ぬいぐるみの亀も。金亀だけに、時間をかけて亀のものを集めたのでしょうね。

こちらも亀の小物です。根付や飾りもあります。ちょっとした亀小物の博物館のようです。
店内はお酒だけでなくおつまみも
店内ではお酒が販売されているだけでなく、お酒のおつまみも販売しています。

こちらがお酒です。お酒には色の名前が書かれていますが、岡村本家では味わいの違いを色によって表現しています。例えば藍の味の印象は「透明感が強くて雑味をそぎ落とし、香りが上品」「口当たりが軽やかでキレがある」、黒の味の印象は「香りが華やか」「旨味と軽さのバランスがよい」、緑の味の印象は「生酒らしいフレッシュさ」「飲みやすい」など、それぞれの特徴に分類しています。
理解するまで難しそうですが、慣れたら好きな味の雰囲気がすぐわかるので、好みのものが見つけやすいかもしれませんね。日本酒の梅酒や玄米のお酒もあるようで、珍しいですよね。

ここならではの味噌なども売っているので是非チェックしてみてくださいね。
岡村本家はいかがでしたか?試飲もあるのでせっかくなら色々と試して、自分の好きなお酒を見つけてみるのもいいですね。
岡村本家の詳細情報
住所:〒529-1165 滋賀県犬上郡豊郷町吉田100番地
電話番号:0749-35-2538
営業時間:9:00〜17:00
定休日:不定休
アクセス:湖東三山スマートICより車で約10分 / 名神高速道路 彦根出口より車で約25分




