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フード  |    2023.10.13

木更津で創業150年余り|4代目店主が一人でつなぐ「狸もなか」

木更津駅周辺には古くから市民に愛され続けている和菓子屋さんがいくつもあります。

ここ『栄太楼(えいたろう)』もそんな和菓子屋さんのひとつ。

看板メニューの「狸もなか」を求めて訪れてみました。

目印は狸の看板

栄太楼の外観

『栄太楼』があるのは、木更津市富士見。

木更津駅西口(みなと口)から富士見通りを港方面に歩いていくとこのような目印が現れます。

富士見通りから見た栄太楼

この狸の看板がある建物が『栄太楼』です。

さっそく中に入ってみましょう。

創業は明治初期

栄太楼の店内

店主さんにお伺いすると創業は明治初期とのこと。

ざっと計算してみても150年以上は経っていることになります。

雰囲気のある店内のいたるところに狸の置物がありますね!

榮太樓との関係は?

東京日本橋の和菓子の老舗『榮太樓(えいたろう)』と関係があるのかを訪ねてみたところ、初代店主さんが『榮太樓』の暖簾分けで始めたお店だということでした。

当時は『榮太樓』と同じように飴の販売もしていたそうですが、木更津といえば狸ということで「狸もなか」を始めたそうです。

銘菓「狸もなか」は3種類

狸もなか

こちらが地元民に愛されて続けている「狸もなか」です。味は【小倉・白・こし】の3種類。ひとつ180円です。

「狸もなか」以外にも、栗が入った「栗もなか」、柚子が入った「鹿野山もなか」もあります。

きれいに並んだもなかが美しいですね。

狸もなかの箱

贈答用にぴったりな箱入りもなかも販売されています。

もなかはすべて店主さんお一人で作られているとのことで、奥には作業場が併設されています。

「木更津」の文字入りなのでお土産にも◎

狸もなか

まるまる太った狸の形をした「狸もなか」の表面には、このように「木更津」の文字が入っています。

さっくりと軽いもなかの皮に、昔ながらの甘すぎない小倉餡が詰まっていてなんとも落ち着く味。

平べったい形状なので食べやすいのも魅力。

あっさりとした味わいなのでたくさん食べられちゃいますよ!

狸もなか

ちなみに、裏面には「證誠寺(しょうじょうじ)」の文字が…!

狸ばやしで有名な『證誠寺』

證誠寺の入り口

しょう しょう しょうじょうじ

しょうじょうじのにわは

つ つ つきよだ

みんなでて こいこいこい

証城寺の狸ばやし

実はこの「証城寺の狸ばやし」が木更津で生まれたのをご存知ですか?

證誠寺

『栄太楼』から弁天通りを通って約200m先に「證誠寺」があります。

木更津といえば狸というイメージは、この狸ばやしが発端なのかもしれませんね。

和菓子だけじゃない

話を『栄太楼』に戻します。

もなかが有名な『栄太楼』ですが、実は洋菓子も販売しているんです。

栄太楼の洋菓子

4代目店主さんが、東京の洋菓子店で修行してはじめた洋菓子。こちらも約50年の歴史があるそうです。

他では見ない「ミルフェ」、つやつやの「チーズケーキ」、定番の「シュークリーム」や「エクレール」が並びます。

今回はリピーターに人気の「マドレーヌ」(税込み190円)を頂きましたが、想像以上のふんわり感とバターの香りに感動しました!

まとめ

栄太楼の入り口

「狸もなか」は150年以上の歴史がある『栄太楼』の人気商品。

店主さんが一つ一つ丁寧に手作りされたもなかは、定番な味ながらも甘さ控えめなので何個でも食べられます!

「木更津」という文字が入っているので、手土産にもぴったり。

木更津に訪れた際は「證誠寺」の寺参りとともに『栄太楼』のもなかを味わってみてくださいね。

お店の情報

栄太楼(えいたろう)
所在地:〒292-0831 千葉県木更津市富士見2丁目1−1
TEL:0438-22-2636
営業時間:9:00〜18:30
定休日:日曜日
駐車場:なし

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この記事を書いた人

endang

房総生まれ房総育ちのWEBライター。 ライター名の「endang(えんだん)」とは、大学で専攻していたインドネシア語クラスで名付けられたニックネーム。 国内外問わず旅行やお出かけするのが好きだったおかげで、地元の良さを再発見できました。 生まれ育った場所だからこそわかる、木更津市・君津市エリアの魅力や想いをお届けします!

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