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フード  |    2023.11.14

きらきら美味しい「大人のりんごあめ」実食レポ!広島・白島北町 RamFactory(ラムファクトリー)

こんにちは! Mediallライターの木野葛紗です。
突然ですが、みなさんはりんご飴を食べたことはありますか?

よく縁日やお祭りなどで売られているりんご飴は、灯りに照らされて赤くきらきらと光り、露店のアイドルかマスコット的な存在といっても過言ではないでしょう。
しかし筆者、お祭りへ行っても自分でりんご飴を買ったことがありません。

甘~いりんご飴のちょっぴり苦い(?)思い出

見れば確かにきれい。でも見るだけといった感じで、実際にりんご飴を食べようと思ったことがないのです。子どもの頃に買ってもらった数少ない1回で、懲りてしまったと言ったほうが正しいかもしれません。
それはなぜか。

  • ・甘い

「いや、フルーツの飴がけなんだから甘いのは当たり前じゃないか」と言う声が聞こえてきそうですが、その飴の部分がとにかく分厚い! 赤い色粉の味も相まってその甘さが続くと、もういい…と飽きてしまうのです。

  • ・かじれない

飴の部分が分厚いということは、かじろうとしても歯が立たないということ。ただでさえツルンと大きなりんご。子どもの口であれば、なおさら丸のままでは食べづらいお菓子です。

  • ・りんごが不味い

やっとの思いで到達した中のりんごは、変に水分が抜けてカスカスの粉っぽさでした。そのガッカリ感たるや。

  • ・なんか知らんけど溶けてきた…

お祭りの熱気のせいでしょうか。りんごの刺さる串から流れてきた飴で、手指も浴衣も、ついでに持っていたかわいい巾着もベッタベタです。早く食べきれていたらこんなことは起きなかったはずなのに。

悪戦苦闘して中の実に到達するまでに、お腹いっぱいになるか飴の甘さに飽きがくるか……幼かった筆者の口とお腹にりんご飴の存在感はあまりに大きすぎて、とてもではないが食べきれるものではありませんでした。「お祭り気分は味わえても、食べるには疲れる」との認識が拭えないまま、数十年が経ち現在に至ります。

広島発のりんごあめ専門店

さて、そんな幼き日の思い出を見事にぬりかえたお店を今回ご紹介いたします。
JR広島駅から1駅先にある新白島駅、その北口から歩いて2分弱。右折した道の先に「大人のりんごあめ」の幟旗が立ったお店が見えてきます。

RamFactory(ラムファクトリー)」がそのお店の名前です。

ショーウィンドウには大きなりんごのオブジェ、入店してすぐのドア付近にはりんごの木があり、来た人を出迎えてくれます。内装もおもちゃ箱のようでワクワク。

撮影時(10月21日)はイベント前。

さて、この「大人のりんごあめ」、なんと8種類もの味があります。
(以下の画像は、店内にあるメニュー表と商品の一例)

他にも季節限定のフルーツあめがあるようですが、まずはプレーン(¥550-)のりんごあめを注文してみることに。迷った時はシンプルな王道の味がいちばんです。

りんごあめは持ち帰りもOKですし店内で食べることも可能です。イートインの際は食べやすく切ったものを提供してもらえます(賞味期限はカット後30分とのこと)。

切られていても飴の部分は剥がれてないのがうれしい。りんごの皮と一体感のある薄づきの飴。その赤い皮のきらきらと、実の白さのコントラストが美しいです。

いざ実食!

では、さっそくいただいてみます。

ぱくっ!

カリッとした飴はひかえめな甘さ。飴が分厚くかけられたものだとこうはいきません。べっこう飴のほんのりとした香ばしさもあります。その飴の下にシャキッとした皮の歯ざわりと香気。そしてジューシーな実の部分のさっぱりとした甘さが口いっぱいに広がります。

紅茶味(¥660-)も注文してみました。

名前のとおり紅茶のパウダーがかかっていて、薄づきの飴、そしてりんごとともに豊かな香りを楽しめるフレーバーです。紅茶本来の華やかな風味とわずかなほろ苦さが、まさに大人の味。

テイクアウトの際も、すぐ食べるのであればカットしてもらえます。後日お伺いした時はすがすがしい気候だったこともあり、お店を離れて木もれ日のベンチでココア味(¥660-。+容器代¥30)をいただくことにしました。

ぱくっ!

パリパリ……

もぐもぐ……

シャリシャリ……

あっという間に食べてしまいました。カカオの深い風味がアクセント。かかっているココアパウダーに甘みはないため、りんごそのものの味と薄づきの飴の甘さと相まってバランスが取れた味わいとなっています。

りんごあめって、
美味しいんですね……!

店主・角口さんのコメント

「RamFactory(ラムファクトリー)」店主・角口理絵(かどぐち りえ)さんよりコメントをいただきました。

――2018年から「大人のりんごあめ」を作り始めました。使うりんごの品種は「ふじ」です。お祭りのものは食べたことがないんです。着色料を使わなくても綺麗なのに使う必要はあるのだろうか、とこれまで無着色にこだわり作ってきました。最近は各地に専門店ができているようですが、こういったりんご飴の存在が広まってくれるのはうれしく思います。

まとめ

RamFactory(ラムファクトリー)」では、りんごあめ販売の他にネイルサロンや占い、夜はバーもされています。店内の奥に広い部屋があり、予約客の方がネイルの施術を受けておられました。
かわいいお店で買えるきらきら美味しい「大人のりんごあめ」で、新たな童心にふれてみてはいかがでしょうか。

店舗情報

RamFactory(ラムファクトリー)
https://maps.app.goo.gl/rfSkMSUBgDLBmaGy7

住所 〒730-0001  広島県広島市中区白島北町14-15
(※JR新白島駅北口を出て右折。一本入った住宅街にある。徒歩2分ほど)
電話番号 082-222-6299
営業時間 月~水・金曜 10:00~17:00 土(週末カフェバー) 10:00~23:00
(※ワンオペ対応のことも多いため利用予約がベター)
定休日 木曜、第1・第3日曜
駐車場 2台ほどあり
https://www.instagram.com/ramfactory/

※記事の掲載内容は取材時点のものです。メニューや営業時間などの変更がある場合があります。
お出かけの際には、最新情報をお店のInstagram等でご確認ください。

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この記事を書いた人

木野 葛紗

キノカズサと読みます。生まれてからずっと広島暮らしの自称「こだぬき」。ときどき散歩したり、現代短歌を詠んだり、文章をしたためたりしています。 2015年に第31回宮島全国短歌大会で山口県歌人協会賞、2018年に第39回全日本短歌大会で日本歌人クラブ賞の受賞歴あり。 どちらかといえばインドア派ですが、ここでは地元の素敵なこと・ひと・ところを掘り下げられたらと思います。よろしくお願いします!

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