こんにちは!福島県いわき市担当のさわきゆりです。
食べ物が美味しい日本。それぞれの街に、それぞれのソウルフードがあるはずです。
今回の記事では、いわきっ子たちが思いきり口を開けてかじりつく、自慢の一品をご紹介します。
それがこちらの「ミックスグリルサンド」!
半世紀にわたって食べ継がれている、いわきの街に欠かせないソウルフードです。
タクシードライバーおすすめの名店「ブレイク」
ミックスグリルサンドを味わえるのは、老舗喫茶店「ブレイク」。地元を知りつくしたタクシードライバーが、観光客におすすめするほどの名店です。
JRいわき駅から、徒歩2分でたどり着けます。
ブレイクの創業は1977年。現在の店長・野田加世子さんのお母様が、いわき市の平地区にオープンしました。
フードメニューが美味しいブレイクですが、カレーやパスタといった、においの強い洋食の提供はありません。
野田さんが「コーヒーの香りを大切にするためなんです」と教えてくださいました。まっすぐな口調から、喫茶店としての凛とした姿勢が伝わってきます。
一杯ずつサイフォンで淹れられるコーヒーは、ブレイクと常連さんの宝物。思わず湯気を吸いこむほど、深く幸せな香りがします。
アイスコーヒーのメニューも豊富です。
こちらは生クリームを浮かべた「パッション」。アイスコーヒーのしっかりした美味しさを、生クリームが情熱的に引き立てています。これはおすすめ!
ブレイクには、あらゆる年代のお客さんがやってきます。
取材当日、カウンター席にいたのは粋なおじいさん。テーブル席にはお子さん連れのご家族と、パフェを楽しむ高校生の女の子がいました。
ファミリーレストランではないのに、これほど幅広い年代に愛される喫茶店は珍しいそうです。
圧巻!これが「ブレイク」のミックスグリルサンド
ミックスグリルサンドはトマトとベーコンの2種類。ブレイクでは、いわきでとれたトマトを使用しています。
しっかり焼いたパンの甘みと、口の中でほどける野菜の酸味をつなぐのは、とろりとしたマヨネーズ。
思いきり頬張って噛みしめる、その美味しさったら、もう!
ミックスグリルサンドは創業当時から「パンでもお腹いっぱいになるように」と、圧巻のボリュームで作られています。
今回は特別に、焼くところを撮影させていただきました。
グリル前の、具材を挟んだパンの厚さにびっくり!
しっかりプレスして焼いていきます。
パンの厚みが半分になったグリルサンド。
「ぎゅっと焼けた耳が一番好き」というお客さんもいます。パン自体の美味しさの証拠ですね。
食べ応えのあるグリルサンドは、みんなでシェアするもよし、テイクアウトするもよし。お店で食べきれない分は、持ち帰ることも可能です。
ボリュームが多いというお客さんには、グリルサンド2切れとコーヒーを合わせた、ハーフセットがあるのも嬉しいポイント。
ふたりで来店して、1切れずつシェアするお客さんもいるそうです。
「ブレイク」はパフェも大人気
ミックスグリルサンドの記事ではありますが、ここでもうひとつ、創業当時から続くパフェを紹介させてください。
いわきっ子の中には「パフェといえばブレイクだよね!」と言う人もいるほどの人気です。
ブレイクのパフェはボリュームがあり、しっかりと甘いです。
それなのに途中で飽きることなく、ぺろりと平らげてしまうのは、生クリームやアイスクリームが本当に美味しいから。
ラインナップも豊富なので、次は何にしようかと考えてしまいます。
季節限定のイチゴパフェには、練乳がかけられています。パフェには珍しい組み合わせですね。
練乳のミルキーな甘さがアクセントになり、生クリームとアイスクリームを引き立ててくれます。
甘くて美味しいものを食べていると、無心になるのは何故でしょう。いつの間にか、グラスが空っぽになっていました。
まとめ
ブレイクにはいわきっ子だけでなく、観光客もたくさん訪れます。
店長の野田さんは「いわきを訪れるお客さんが、グリルサンドの大きさにびっくりしたり、美味しいと喜んでくれたりするのが嬉しい」と目を細めていました。
地元で半世紀にわたって愛されている、老舗喫茶店「ブレイク」。
コーヒーとミックスグリルサンドを味わえば、すぐにその理由がわかります。
いわきにお越しの際はぜひ、この名店へ足を運んでみてください。
ブレイク
住所:〒970-8026 福島県いわき市田町68-1 (銀座通り)
電話番号:0246-22-3054
営業時間:8時00分~19時00分 ※無休