こんにちは！福島県いわき市担当のさわきゆりです。
突然ですが皆様、キッシュはお好きですか？
キッシュはパイ生地に「卵、生クリーム、チーズ、具材」を入れて焼き上げた一品。フランス・アルザス地方の郷土料理です。
今回の記事では、キッシュ専門店「ラミューズ」をご紹介します。
本当においしいキッシュをお探しの方に、ぜひ足を運んでいただきたいお店です。
いわきのキッシュ専門店「ラミューズ」
「ラミューズ」があるのは、広いいわきの中でも「平（たいら）」と呼ばれる地域。
官公庁や美術館、コンサートホールなどが集まったエリアです。
ガラス張りのドアを開けると、キッシュのイメージにぴったりの、お洒落なカウンターが迎えてくれます。
ドライフラワーがアクセントになっている店内は、とても明るく清々しい雰囲気。
ひとりでも、誰かと一緒でもリラックスして過ごせます。
こだわり抜いたラミューズのキッシュ
ラミューズの看板メニューは「自家製スモークサーモンとしめじのキッシュ」と「自家製ベーコンのキッシュ」。
取材当日はハーフ＆ハーフでご用意いただきました。
ラミューズのキッシュは、土台となるパイが美味しさのカギです。
試作に試作を重ねたパイ生地は、1時間かけてゆっくり焼くことで、冷めても変わらないサクサクの食感になります。
卵は風味豊かな「いわき地養卵」、生クリームは添加物のないフレッシュクリームを使っています。スモークサーモンにはクリームチーズ、その他のキッシュにはグリュイエールチーズを合わせるのもポイントのひとつ。
雑味がなく、素直な味わいのスモークサーモンとベーコンは、どちらもラミューズの手作りです。
自家製ベーコンのキッシュに入る野菜は、季節によって変わります。取材当日は、なすとエリンギが使われていました。
たとえば春は菜の花、夏はズッキーニ、冬はほうれん草。フランスの料理であるキッシュで、日本の四季を楽しんでみてはいかがでしょうか。
ラミューズのキッシュが生まれた背景
「キッシュって、こんなにおいしいんだね！」
そう思うほどの絶品キッシュを作っているのは、オーナーの橋本純さんです。
かつて橋本さんは、結婚式の前菜やランチセットに添えられたキッシュを、どうしても楽しめずにいました。どのキッシュもパイがやわらかく、ふにゃっとした食感だったからです。
当時の彼は「キッシュとはそういうもの」としか思っていませんでした。
ある日、橋本さんは経営していたワインバーのメニュー候補として、キッシュを試作します。
ご自身できっちりパイを焼き、丁寧に作ったキッシュは、それまで食べたものとはまったく違っていたのです。
「キッシュをここまでおいしく作れるのか、と驚きました。パイの歯触りが良く、白ワインのおつまみにぴったり。そこで、ワインバーの定番料理として作るようになったんです」
キッシュは人気メニューになりましたが、橋本さんはその後、ライフスタイルの変化によりワインバーを閉店。数年の準備期間を経て、奥様と一緒にラミューズをオープンしました。
ラミューズのキッシュは、最後に残るバターの香りが後を引く、一度味わったら忘れられないおいしさ。素材のしっとりした風味と、パイのサクサク感が絶妙で、次から次へと食べたくなってしまいます。
店内で楽しむのはもちろん、テイクアウトで利用するお客さんも多いとのこと。
「お客さんのなかには、お誕生日にホールで注文する方や、週末に奥様へのお土産として持ち帰る方もいます。どんな形でもいいので、ライフスタイルの一部として、キッシュを楽しんでいただけたら幸せですね」
そう語る橋本さんは、小さい子を見守るようなやさしい笑顔になっていました。
いわき「ラミューズ」で本格キッシュを気軽に楽しもう
ラミューズでは、5種類のキッシュを用意しています。
- 自家製ベーコンのキッシュ
- 自家製スモークサーモンとしめじのキッシュ
- エビのキッシュ（具材の野菜は週替わり）
- 月替わりのキッシュ（取材当日は肉ごぼうのキッシュ）
- スイートキッシュ（リンゴとナッツのキッシュ）
グリーンサラダとキャロットラペは、本場アルザスで定番の付け合わせです。スパイスのクミンを効かせるのも特徴で、ラミューズではキャロットラペにクミンを使っています。
ランチのメインディッシュとしても、お酒のペアリングとしても楽しめるキッシュ。決して特別な料理ではなく、日常のさまざまなシチュエーションに合う気軽な一品です。
いわきにお越しの際は、ぜひ「ラミューズ」で専門店ならではのおいしさをご堪能ください。
キッシュ専門店「ラミューズ」
住所：福島県いわき市平三倉66-1 三倉ビル102
電話：0246-51-6847
ランチタイム：11：00～15：00（LO14：00）
テイクアウト：11：00～18：00（なくなり次第終了）
定休日：日曜日・不定休
駐車場：「串カツ田中いわき平店」駐車場を利用
Webサイト：https://www.instagram.com/lamuse_2021_/
