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フード  |    2023.08.10

エスプレッソ専門店「& espresso」築100年超の蔵で至福の一杯を

趣のある古蔵をリノベーションし、コーヒーの香りが漂う落ち着いた空間に

戦国武将、真田幸村を主役とする「真田丸」でおなじみの、長野県上田市のお隣に、東御市(とうみし)と呼ばれる人口3万人弱の市があります。

北陸新幹線「上田」駅から車で約20分、長野市や松本市、軽井沢町へは車で約1時間と、どこへ出るにもアクセスの良い立地です。北には浅間連山、 南は蓼科、八ヶ岳など、雄大な山並みを楽しむことができるほか、市内にはワイナリーや果樹園も多く、冬には湯ノ丸スキー場でスノーアクティビティや温泉など、四季を通じて観光を楽しめる自然豊かな街です。

そんな東御市の中心街を歩いていると、どこからかコーヒーの香りが漂ってきます。東御市田中商店街にあるこちらのお店は、「& espresso(アンドエスプレッソ)」。立派な蔵を改装した素敵なお店です。早速中に入ってみましょう。

チリンチリン…。

重厚感のある木扉を開けると、ヒンヤリとした空気が流れ、木のぬくもりがたっぷり感じられます。1階にはカウンター席と、テーブル席が2席。さらに2階には広々としたソファー席があります。

築100年を超える立派な蔵だった建物は

室内もその歴史の名残を感じさせる空気が漂っています。

メニューはエスプレッソを使ったコーヒードリンクや、茶葉を使ったティーメニュー、シェイク、さらにエスプレッソを使ったカレーやプリンなどの軽食も用意されています。

(引用:and.espresso )

エスプレッソにミルクを入れたカフェラテ。豆はその時のおススメ2種類から選ぶことができます。

こちらは、エスプレッソを使ったプリン。カラメル部分からもほろ苦いコーヒーの香りが漂い、甘すぎずほどよい柔らかさでした。

かつての縁側のように、誰もがいつでも気軽に集まれる場所を目指して

ちょうどお客さんが一区切りしたタイミングで、店主の原澤さんにお話を伺いました。地元出身の原澤さんが、この店をオープンしたのは2018年のこと。前職では軽井沢のカフェでバリスタとして働いており、そこでエスプレッソの持つ魅力に引き込まれたそうです。

「調理から接客まで、自分一人でお客様に対応できるお店を持ちたい」という思いと、「地元で人がいつでも気軽に集まれる場所をつくりたい」という思いから、地元・東御市にお店をひらくことを決意したといいます。

なぜ、コーヒー屋さんではなく、エスプレッソだったのか。

「コーヒーとして自分が単純に一番おいしいと思ったのがエスプレッソコーヒーでした。そして、そんなエスプレッソを楽しめるお店が東御市にはなかったんです。それを知ってもらいたくて、エスプレッソコーヒーだけのお店をはじめることにしました」

ドリップコーヒーと比べて、コーヒーの濃厚な風味が楽しめるエスプレッソ。その分、ミルクや砂糖などの甘いものと相性も良く、いろいろな味を作り出すことができます。

「昔は近所の人が集い、気軽に話せる場所が縁側でした。今では近隣との交友関係が希薄になっていたり、少し前までは人が集うことすら難しい時期がありました。コロナ禍を経て、人にとって欠かせない居場所や、本当に大切なものが見えてきたからこそ、お客様がいつでも気軽にコーヒーを楽しんでもらえる場所であり続けたい」と、原澤さんは話します。

時間を忘れて、本を読んだり、考え事をしたり、カウンター越しに店主とお話を楽しんだり。何時間でも過ごせてしまう、そんな落ち着いた空間で、あなたもエスプレッソを飲みながら至福のひと時を過ごしてみませんか?

お店の情報

& espresso(アンドエスプレッソ)
アクセス:〒389-0516 長野県東御市田中187-1
営業時間:7:00~18:00
駐車場:5台
定休日:不定休のため、Instagramを確認してください
公式Instagramはこちら

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この記事を書いた人

山本エミ

秋田県出身。住宅雑誌編集者経験を活かし、2017年5月に移住先の長野県で「ちこり舎」を開業。ライター歴6年、編集歴7年。「読み手の気持ちにたった読みやすいテキスト」をモットーに、BtoB/不動産/マーケティング系を中心としたコンテンツマーケティングのサポートを行っています。社員インタビュー、移住者取材など、取材経験も豊富です。 Mediallでは、ユーザー目線で、ここにしかない「オンリーワン」「ナンバーワン」をご紹介しています。

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