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歴史  |    2026.09.19

【神奈川県横浜市】テレビのニュースが現実になる場所。海上保安資料館 横浜館を訪ねて

海上保安資料館横浜館の外観

横浜といえば赤レンガ倉庫やみなとみらいの景色が有名ですが、日本の海を守る現場について学べる施設があるのをご存知でしょうか。

「海上保安資料館 横浜館」を訪れ、実物の工作船展示から見えてきたことをお伝えします。

海上保安資料館 横浜館とは?

海上保安資料館 横浜館は、日本の周辺海域の現状や海上警備の重要性について学べる資料館です。

最大の見どころは、2001年に九州南西海域で発生した「工作船事件」で引き揚げられた実物の船体。

海上保安庁による初動対応から、工作船の爆発・沈没、船体の引き揚げ、その後の調査によって明らかになった実態まで、実物資料やパネル展示を通じて知ることができます。

館内に入ってまず驚く「実物の工作船」

写真に収まりきらないほど巨大な、北朝鮮の工作船

建物の大部分を占めるように展示されているのが、実際に引き揚げられた北朝鮮の工作船。

船体はさび付いていますが、爆発によって生じた穴や無数の弾痕が生々しく残されていました。

工作船に残された弾痕

船内からは、北朝鮮の工場名が記されたお菓子の袋やたばこ、衣類などが多数回収されています。

ほかにも機関銃や小銃、手榴弾といった武器類も見つかっていて、いずれも高い殺傷能力を持つことがわかっています。

九州周辺海域での覚醒剤取引や不法出入国などの重大犯罪に関与していた可能性が指摘されており、船内からは鹿児島県の地図も見つかっています。

オンラインミュージアムでさらなる学びができる

海上保安資料館横浜館では、オンラインミュージアムも公開されています。

館内展示をストリートビュー形式で見学できるほか、現地でも入れなかった工作船の内部を見ることができます。

工作船発見から横浜館での保存・展示に至るまでをまとめた約40分の動画では、工作船が沈没した海域が中国のEEZ(排他的経済水域)と隣接するエリアだったことから、中国との細かな調整や、外務省を含む関係機関との連携、引き揚げ作業に至るまでの苦労なども紹介されています。

展示と組み合わせることで、この出来事が、多くの関係機関が関わった国家規模の対応だったことが分かります。

現地見学の前後に閲覧するのがおすすめです。

海上保安資料館横浜館オンラインミュージアム | -Japan Coast Guard Museum YOKOHAMA-

展示を見ながら感じた「海上保安庁の仕事」

本施設を管轄する海上保安庁は、海の治安維持だけでなく、海難救助、海洋環境の保全や調査、自然災害への対応、船舶交通の安全確保など、幅広い役割を担っています。

普段の生活の中で海の脅威を意識する機会はそう多くありません。

しかし、それは海上保安庁をはじめとする多くの人々が日々安全を守っているからこそ。

私たち自身も海で何が起きているのかを知り、関心を持つことの大切さを改めて感じました。

まとめ

赤レンガ倉庫やみなとみらいの華やかな景色に目が向きがちな横浜ですが、そのすぐ隣には日本の海を守る最前線を学べる場所がありました。

無料で見学できる施設でありながら、歴史や安全保障、海上保安庁の役割について深く考えるきっかけを与えてくれます。

横浜観光の際は、ぜひ赤レンガ倉庫とあわせて立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

施設情報

・施設名:海上保安資料館横浜館
・住所:神奈川県横浜市中区新港1-2-1(赤レンガパーク隣)
・開館時間:10:00~17:00(閉館30分前に受付終了)
・休館日:毎週月曜日(休日の場合は翌平日)、年末年始
・見学料:無料
・公式サイト:海上保安資料館横浜館 | JapanCoastGuardMuseumYOKOHAMA

※2026年9月時点の情報です。開館時間や休館日は変更となる場合がありますので、お出かけ前に最新情報をご確認ください。

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この記事を書いた人

Hanako

1996年生まれ。「旅行はしたいけれど下調べが多くて大変!」こんな思いを解決できるよう、旅程づくりに役立つ情報を発信します。

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