地域創生メディア  Mediall(メディアール)

オンリーワン・ナンバーワンがそこにある 応援の循環を作る 地域創生メディア

スポット  |    2026.03.26

日本の技術に思わず圧倒!日本のコインを知るなら造幣博物館|大阪府大阪市

大阪府大阪市にある造幣博物館は、造幣局内にあるミュージアムで、昔の貨幣の展示や貨幣作りの様子、珍しいコインなど、貨幣に関することが様々な角度から展示されています。また、こちらの造幣博物館は明治44年(1911年)に火力発電所として建てられた建物でもあり、そんな歴史を現代につなぐ歴史的建造物としての見どころもあります。

今回は、そんな造幣局博物館に行ってきたので、ご紹介します。

造幣局の中にある大きなミュージアム

こちらが造幣博物館です。造幣局の中にあります。博物館は無料ですが、見学するには入り口で手続きが必要です。造幣局は春になると桜の通り抜けが楽しめますよ。

この場所は明治44年(1911年)に火力発電所として建てられた建物だったため、かつてのガス燈が残っています。

こちらがその当時のガス燈です。日常で使用された最初のガス燈だといわれています。
構内で石炭ガスを製造しており、そのガスを使用したガス燈が局内のあちこちで使われていたようです。大阪でガスが普及したのは明治38年に入ってからだったそうなので、明治4年に灯ったガス燈はかなり先進的だったようです。現代は電気のあかりが一般的なので、ガス燈も珍しいものになりましたよね。

たくさんの試作を経て大量生産されるようになった貨幣

こちらが入り口です。さっそく入っていきましょう。

日本の貨幣文化は長く、7世紀後半から始まったと言われています。中世は中国銭をそのまま日本で使っており、江戸時代にようやく金・銀・銭の三貨制度が確立しました。そして、現在のような貨幣になったのは明治に入ってから。明治維新により円・銭・厘の単位が統一され、現在の日本銀行券に至る近代貨幣制度へと発展しました。

明治に入ってから、日本銀行が発行する貨幣を大量に製造するため、たくさんの試作が作られました。こちらは幕末から明治にかけて活躍した金工師である加納夏雄氏が試作した貨幣の数々。加納夏雄氏は「超絶技巧」という技を持ち、明治政府に新貨幣の意匠制作を任された人物。貨幣の緻密な模様はこうやって作られたのですね。

なんと造幣局で貨幣が作られる前の貨幣は手彫りだったそう。そう考えると、満を持して新貨幣が作られたように感じられました。

こちらが1円銀貨の図案です。表面には龍の模様が。当時、外国の貨幣の表面には国王の肖像が描かれていたそうなのですが、日本では天皇陛下を描くのは恐れ多いと言われ、元首の象徴である龍にしたと言われています。

大量生産を支える機械たち

大量生産されるようになったら、必要になるのが数を数えること。こちらはそのための手回し計数器です。1回転で24枚数えられるそう。気が遠くなりそうな回数を回さなければならなかったのではないかと思います。

それに伴って様々な計るための機械が作られるようになりました。

ちなみに500円硬貨は2021年に新しくなっていたそうです。新しい硬貨は偽造防止のための加工が施されるようになり、新技術がふんだんに入っているよう。たかが500円とはいえ、これだけの技術や英知が入っているかと思うと、価格以上の価値を感じてしまいます。

子供たちにもわかりやすい体験コーナーもあり

こちらはリアルなお金の重さを感じられるコーナーです。貨幣で何万円分となれば、実際にどれぐらいの量になり、どれぐらいの重さになるのかがよくわかります。硬貨で大金を持つなんてなかなかないことなので、実際に持ってみて、その重さを実感。紙幣がいかに軽いかがよくわかります。きっと持ち運びも考えて、大きなお金は紙幣になっているのでしょうね。

こちらは金塊と銀塊です。大きさも重さも違うのに、銀はこれだけ大きくても金よりずっと価値が低いんです。知っていたことでもこうやって現物で比較されると、リアリティを感じますね。

造幣局博物館はいかがでしたか?館内は歴代オリンピックのメダルの展示やミュージアムショップも充実しています。アクセスも便利なので、ちょっとした小旅行に足を運んでみてくださいね。

造幣局博物館の詳細情報

住所:〒530-0043 大阪市北区天満1-1-79
電話番号:06-6351-5361
開館時間:9:00〜16:45(入館は16:00まで)
定休日:毎週水曜日、年末年始、桜の通り抜け期間(4月上旬〜中旬)、展示入替時、その他、臨時で休館する場合があります。
アクセス:Osaka Metro谷町線天満橋駅又は京阪電鉄天満橋駅から徒歩約15分

記事をシェアする

この記事を書いた人

kisaragisyu

如月柊 大阪を中心とした京阪神、奈良を担当します。大阪に住んでいるからこそ知ることができる旬の情報を皆さんにお届けしたいと思います。是非、大阪に遊びに来てくださいね。

関連記事