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スポット  |    2026.04.08

長岡・小千谷・出雲崎の魅力を発掘する1泊2日|新潟出身ライターが密着【前編】

新潟県の中央部に位置する中越地方には、独特の文化が根付いています。

今回、新潟県知事政策局広報広聴課とハミングツアーによる企画『長岡・小千谷・出雲崎の魅力発見ツアー』に同行し、各地の歴史や食、絶景を取材してきました。

実際に現地を訪れて体感した、この地ならではの魅力をお届けします!

12:00 | 長岡のソウルフード・生姜醤油ラーメンの名店「あおきや」

旅の始まりは、長岡生姜醤油ラーメンの老舗「あおきや喜多町店」さんから。

青空を背景に、ラーメン屋の店舗が大きく映っています。手前は駐車場で左側には車が見切れていて右側の奥には看板があります。

生姜醤油ラーメンは、新潟5大ラーメン(濃厚味噌・あっさり醤油・燕背脂・三条カレーラーメン・長岡生姜醤油)の一角を担います。

豚ガラベースのスープに生姜の風味を効かせた、長岡ならではの名物グルメです。その始まりは、スープの匂い消しのために生姜を入れたことだと言われています。

雪深い長岡の地で、身体の芯から温まる生姜の味わいが人々に受け入れられ、文化として根付いたのでしょう。

ラーメンが運ばれてきました。

画面中央にラーメンがあります。
海苔、輪切りネギ、チャーシュー、ほうれん草、メンマが入っています。

醤油ベースのこうばしい香りが食欲をそそります。

まずはスープをひと口。
醤油の深いコクと生姜のスパイシーな風味が絶妙です。

ラーメンから麺を持ち上げている写真です。

麺はどうでしょうか。

モチモチ食感の中太ストレート麺と生姜が溶け込んだスープの相性は抜群!
あまりのおいしさに、箸を休める時間がありません。

生姜の効果で身体もポカポカ。食べ終わる頃には、じんわり汗がにじんでいました。
ごちそうさまでした!

飲食店の中でさまざまな人たちが座ってラーメンを食べています。

店内は90席あり、家族連れや仕事の休憩中と思われる方々がラーメンをほおばっていました。

お客さんの回転が速いので、あまり待たされずに済みそうです。

お笑い芸人コンビ・バナナマンのサインです。

人気番組『バナナマンのせっかくグルメ!!』のサインがありました。

長岡ICからのラーメンあおきやの「長岡インター店」「喜多町店」のマップです。

喜多町店のほかに、「長岡インター店」もあります。

どちらのお店も車で行きやすい立地です。

ラーメンあおきや喜多町店の店舗情報

[ 営業時間 ]
10:00~20:00(火曜定休)
[ 住所 ]
〒940-2121 新潟県長岡市喜多町781-3
[ お問合せ ]
TEL.0258-29-1050

腹ごしらえをしたら、次は出雲崎町に向かいます。

13:30 | 出雲崎町で良寛の足跡と「妻入り」の街並みを散策

長岡から海に向かって、バスに揺られること約30分。
出雲崎町に到着しました。

出雲崎町は、江戸時代に物流の要所として栄えた地です。

佐渡から運ばれてきた金銀の集積地であり、北前船の寄港地でもありました。
幕府が元和2年(1616年)に代官所を設置し、越後の300ヶ村を統治するほど重要な場所だったのです。

良寛記念館・良寛と夕日の丘公園

木々に囲まれた空間で建物への入り口があります。
良寛記念館の紹介文です。

江戸時代の僧侶、「良寛」さんをご存じでしょうか?

良寛さんは、ここ出雲崎の地で生を受けました。

裕福な名主の家に生まれながらも、生涯を托鉢による質素な暮らしに捧げ、子どもたちとかくれんぼや手毬で遊ぶなど、誰とでも分け隔てなく接した良寛さん。

その無欲で温かな人柄は、今もなおこの町の人々に深く愛されています。

長い階段を人たちが登っています。

長い階段を上ります。

上り切った先には、息を呑むような絶景が待っていました。

海と空が広く、画面下側には住宅街が映っています。

どこまでも続く日本海。空と海のコントラストが美しいですね。

ここは、良寛記念館の上部にある「良寛と夕日の丘公園」。

昭和57年に上越新幹線の開通を記念して開催された「にいがた景勝100選」で1位を勝ち取った、新潟随一の絶景です。

高台から街並みを見下ろしています。

眼下には、海岸線に沿ってずらりと並ぶ「妻入り」の街並みが広がります。

「あわゆきの なかにたちたる みちおほち またそのなかに あわゆきぞふる」という句が刻まれた石碑です。
良寛歌碑
左側に小さい子どもが2人、右側に良寛さんが左手を広げて語りかけている様子の銅像が建っています。
子どもたちと触れ合う良寛さん

平成4年に公園が整備され、これらの銅像が建立されるとともに、「良寛と夕日の丘公園」という名前がつけられました。

良寛記念館の施設情報

[ 開館時間 ]
AM9:00〜PM5:00
[ 休館日 ]
4月〜10月:休館日なし
11月〜3月:毎週水曜日は休館(祝日の場合は翌日)
年末年始:12月29日〜1月3日
[ 住所 ]
〒949-4342 新潟県三島郡出雲崎町米田1番地
[ お問合せ ]
TEL. 0258-78-2370
FAX. 0258-78-4748

次は高台を下りて、街中の散策に向かいます。

橘屋(良寛生誕地)・良寛堂

次の目的地は、良寛さんが生まれた地・橘屋です。

道中、珍しい景色に遭遇しました。

長い階段が途中で曲がっています。

階段の上にあるのは住吉神社です。

道路の幅を確保するため、横に逸れるような階段の形にしたのだとか。本来は階段からまっすぐに伸びた道が参道にあたるそうです。

それからほどなくして、良寛さま生誕の地である「橘屋」に到着しました。

「良寛和尚生誕之地」と刻まれた石柱があります。
「露に散り 嵐にはづむ 蛍かな」と刻まれた句碑です。

江戸時代の名家らしく、当時は現在の2倍もの敷地面積があったといいます。

格子状の仕切りの奥に石塔があります。

お堂の中を拝見。

この石塔には、良寛さんが常に持ち歩いていたとされる「枕地蔵」がはめ込まれており、「古へにかはらぬものは荒磯海と 向かひに見ゆる佐渡の島なり(昔から変わらないものは、この荒々しい海と、その向こうに見える佐渡島だなぁ)」という句が刻まれています。

画面中央に良寛像の後ろ姿が見えます。奥には海が見えます。
良寛像の後ろで良寛堂を観察する人々が映っています。

良寛堂の裏手には、佐渡を見つめる良寛さんの銅像がありました。

荒波の向こうに浮かぶ佐渡島に、悠久の時を経ても変わらないものを感じているのでしょうか。

良寛さんの眼差しに思いを馳せながら、橘屋を後にしました。

「妻入り」の街並みを散策

先ほど、高台から眺めた街並みを歩きます。

出雲崎町の特徴は、「妻入り」の家屋が約3.6kmの長さにわたって軒を連ねていること。
妻入りの家が立ち並ぶ町の長さとしては日本一を誇ります。

「妻入り」というのは、屋根が三角形に見える面(妻)に玄関を作る建築様式のことを指します。
玄関に雪が落ちないようにするため、雪国ではよく見られる建築様式です。

江戸時代、越後一の人口密度を誇った出雲崎町。

3.6kmの町の中にはおよそ2万人が暮らしていたそうです。
たくさんの人が暮らすため、間口が狭く、奥行きの長い妻入りの形が採用されました。

また当時は間口の大きさに応じて税金がかけられていたので、節税対策という側面もあったようです。

街中の風景を写した写真です。両側に家があり、中央よりやや右側に列になって歩く人たちが映っています。

いざ散策!

石づくりの建物が写っています。
「出雲崎こども園」「浄厳寺」という施設が写っています。建物は白くて大きいです。

お寺と保育園が一緒になっています。
選挙の際には投票所にもなるそうです。

公園の写真です。奥の方に屋根のあるベンチが置かれています。

芭蕉園。
俳諧・松尾芭蕉が『奥の細道』の旅で宿泊したという大崎屋。その大崎屋の前には、出雲崎の町年寄・敦賀屋鳥井家の屋敷跡がありました。芭蕉の詠んだ「荒海や 佐渡によこたふ 天の川」の句碑がここに建てられ、その周囲にできた庭園が「芭蕉園」と名付けられました。

つるし雛がアップになっています。

妻入りの間取りを再現し、観光案内所や地元の人の交流の場としても機能している施設「妻入り会館」に立ち寄りました。

畳の部屋で中央に赤いカーペットが敷かれ、左右と中央奥に雛飾りが置かれています。
竹を鉢にした観葉植物が6つ並んでいます。

ちょうど雛祭りの時期で、つるし雛が飾られていました。

「道の駅 越後出雲崎 天領の里」で街歩きは終了。

紙風船の写真で、左側が膨らます前、右側が膨らませた後です。

お土産に紙風船をいただきました。
紙風船は、出雲崎の特産品です。

冬になると海が荒れて、漁に出ることができません。その間の副業として、また漁師の妻たちの手仕事として、紙風船づくりが始まりました。

「磯野紙風船製造所」は、現代でも紙風船を手作りしている唯一の企業です。
今回は訪れる機会がありませんでしたが、出雲崎に訪問した際にはお土産として購入しにいくのもおすすめです。

出雲崎町を案内してくれたのは、「出雲崎観光ボランティアガイド」の方々。
楽しい旅をありがとうございました!

出雲崎観光の際はぜひご利用ください。
出雲崎観光ガイドのお申し込みはこちら

次は、海沿いにある貸し別荘「日本海夕日ヴィラ One Story」に向かいます!

15:00 | 現代の隠れ家「日本海夕日ヴィラ One Story」を視察 

国道352号線、海岸線を通るこの道にポツンと佇む建物が。
1日2組限定で5名まで宿泊できる貸し別荘「日本海夕日ヴィラ One Story」です。

One Storyと書かれた看板です。奥に海が見えます。

客室を見せていただきました!

右側にシングルサイズのベッドが2つ、真ん中に3つの棚があり上段にランプとティッシュ箱、中段にサーキュレーター、下段に荷物入れがあります。
ベッドが2つアップです。
ベンチがアップで写っています。
シャワールームと洗面所が写っています。黒いシャワーヘッドと蛇口、ヘアケア製品が3つ並んでいます。
洗面所が写っています。

【絶景グランピングプラン】で宿泊できるトレーラーハウス「住箱」。
建築士の隈研吾氏と三条のアウトドアブランドのスノーピークがタッグを組んで設計しました。

リッチなひとときを過ごせそうな、素敵な空間ですね。

土製でドーム型の建築物が写っています。
サウナ室で、真ん中にサウナストーン、右側に木の椅子が2つ並んでいます。

サウナは全国的にも珍しい、土製のドーム型です。

夕日を見ながらリラックスタイムを過ごせます。なんて贅沢なんでしょう……。

シングルサイズのベッドが3つあります。赤い帯がかかっています。
ソファとテーブルがある室内を写していて、そばにハンモックが吊るされています。
フローリングの部屋で左側にテーブルと椅子、右側にハンモックと低いテーブルがあります。
小さめのバスタブがあり、窓から海が見えます。

オレンジ色の壁で夕焼けをイメージした「夕日の間」。

温かみのあるお部屋でゆったり過ごすのもgood。

円形のガラステーブル越しに見る室内。窓際にはハンモックが設置され、右奥には薪ストーブ(またはペレットストーブ)があります。
室内から海を見渡すパノラマビュー。大きな掃き出し窓の前にハンモックが吊るされ、外にはウッドデッキが広がっています。
屋外の木製ベンチとテーブルです。左側には海が広がっています。

涼やかな雰囲気の漂う「海の間」。

荷物を置いてすぐさま海へジャンプ!なんてことも可能です。

部屋の窓を映しています。
日本海と曇り空をバックにテーブルとベンチをアップで映しています。

一歩外に出ればそこは海。

ベンチとテーブルがあるので、たそがれるもよし・BBQもよしと至れり尽くせりです。

近隣の飲食店と提携しているので、デリバリーでお食事を注文できます。

日本海と夕日を眺めながら、最高に贅沢な時間を過ごしてみてはいかがでしょう。

日本海夕日ヴィラ One Storyの店舗情報


[ 住所 ]
〒949-4309 新潟県三島郡出雲崎町勝見597
[ お問合せ ]
TEL.080-4881-1600

日本海夕日ヴィラ One Story公式サイト

出雲崎の美しい景色と文化を、心ゆくまで堪能しました。

長岡に戻ります。

16:30 | 道の駅 ながおか花火館でお土産選び

「道の駅 ながおか花火館」にやってきました。

日本三大花火の一つ、長岡花火。
ながおか花火館は、そんな長岡花火の魅力をいつでも味わえるスポットです。

まずは「長岡花火ミュージアム」へ。

長岡花火についての説明、慰霊と平和への祈りが込められています。

長岡花火には、鎮魂や慰霊という意味も込められています。

三尺玉が展示されています。
尺玉の展示物が並んでいます。
花火の筒が展示されています。

筒や尺玉を展示しています。ものすごい大きさですね。

この尺玉が夜空に爆ぜて、あの大迫力の花火になります。

大きなプロジェクターの画面に「打ち上げて!」というテキストと花火のアニメーションが写っています。

この大きなスクリーンは体験型アトラクション。
目の前に立って手を挙げると、スクリーンに花火を打ち上げられます。

最大の目玉は2階のドームシアター。
大画面で長岡花火の様子を観覧できます。必見ですよ!

ミュージアムの横はお土産コーナーの「越後長岡御貢屋(おみつぎや)」。

地場産品、長岡の名酒や銘菓など、この土地ならではの逸品がずらりと並びます。

おすすめのお土産は……

  • 越のむらさき(醤油)
  • 夏花火パイ
  • 長岡花火焼きクリームチーズタルト
  • 長岡花火玉グミ
  • 御貢屋オリジナル日本酒シリーズ 御貢屋オリジナルセット

などなど。

家族や友人など、大切な人への贈り物選びにも最適です。

各施設の情報は、公式サイトをご参照ください。

道の駅 ながおか花火館公式サイトはこちら

18:30 | WILLOW HOUSEで発酵料理に舌鼓

1日目の旅を締めくくるのは、宮内駅からすぐ近くの「WILLOW HOUSE(ウィロウハウス)」。

「発酵」をコンセプトに、伝統的な食文化を現代的で洗練された一皿へと昇華させてくれるレストランです。

明治元年に登記された古民家「青柳邸」をリノベーションし、お店がオープンしました。

レストランの店内が写っています。天井には和風なシャンデリアがあり、木製の棚や壁、仕切り、椅子とテーブルが写っています。
女の人がキッチンで料理をしています。

醸造の町らしい、歴史を感じる木の内装がクラシックな雰囲気を醸し出しています。

コースのお品書きと飲み放題メニューが記載された紙が写っています。

「薪火と発酵コース」を楽しみました。

野菜スープとビールが注がれたワイングラスが写っています。

季節野菜のポタージュは、雪下にんじんのスープでした。
優しい甘みが疲れた体に染み渡ります。

4切れずつパンが盛られた皿です。

発酵酵母パンの盛り合わせ。
食べ放題ということで、たくさんいただきました!

緑色のソースがかかったチキンです。

窯焼き麹チキンは、麹の塩味がたまりません。
ビールやワインともよく合い、お酒が進みます。

楕円形で茶色いお菓子と薄ピンクの果物が入った皿です。

発酵味噌を使ったデザート。

WILLOW HOUSEでは、発酵とともに「循環」というテーマも大切にしています。

発酵技術を活用して食品の保存期間を伸ばしたり、規格外の農作物を料理に使ったりするなど、サステナブルな取り組みにも力をいれています。

環境への負荷が少ないあり方を実現しているWILLOW HOUSE。
これからどうなっていくのか、非常に楽しみです。

WILLOW HOUSEの店舗情報

[ 住所 ]
〒940-1106 新潟県長岡市宮内1-1-31
[ 営業時間 ]
10時00分~16時00分
17時00分~22時00分(水曜定休)
[ お問合せ ]
TEL.050-8883-3557

1日目のまとめ

長岡と出雲崎、美食と絶景を存分に満喫した一日でした。
たくさん歩いて疲れましたが、新しい発見に満ちた、何ものにも代え難い体験ができました。

次回は、醸造の香りが漂う「摂田屋」の街歩きと、錦鯉が泳ぐ「小千谷」の旅をお届けします。
新潟県・中越エリアのさらなる魅力を深掘りしていきますので、どうぞお楽しみに!

後編はこちら

長岡・摂田屋と小千谷の魅力を発掘!へぎそばと錦鯉、そして日本酒を巡る旅【後編】

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この記事を書いた人

ぬわ@新潟のWebライター

新潟市在住ライター「ぬわ」です。 新潟にある美しい場所・面白い施設・美味しい食べ物をたくさん紹介していきます。 「うちのお店を紹介してほしい!」というお問い合わせもお待ちしております。お気軽にメールやDMください。

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