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スポット  |    2026.04.08

長岡・摂田屋と小千谷の魅力を発掘!へぎそばと錦鯉、そして日本酒を巡る旅【後編】

前回の記事では、長岡生姜醤油ラーメンと出雲崎の美しい風景を満喫してきました。

前回記事のリンク

今回は後編として、長岡・摂田屋と錦鯉が有名な小千谷市の現地レポートをお届けします。醸造文化が根付いた中越エリアの、よりディープな魅力をぜひ知ってください。

前編はこちら

長岡・小千谷・出雲崎の魅力を発掘する1泊2日|新潟出身ライターが密着【前編】

9:30|醸造の香りが漂う「摂田屋」の街歩き

長岡駅から一駅の宮内駅から歩いて10分ほどの場所に、「摂田屋(せったや)」という町があります。

摂田屋は、醸造と発酵で栄えた町です。江戸時代から醤油や味噌、お酒の製造が盛んに行われており、老舗の蔵元が立ち並びます。

太平洋戦争で長岡は空襲を受けましたが、摂田屋地域はその被害をまぬがれました。明治や江戸から続く、貴重な文化財の数々が現存しています。

バスから降りると、どこからか醤油の匂いが漂ってきました。

この日の天気は、晴れ間が見えたかと思えば急小雨が降り出す、新潟らしい気まぐれな空模様。

道端にはまだ溶けきらない雪が残り、肌を刺すような寒さでしたが、それもまた雪国・新潟の冬の情緒を感じさせてくれます。

摂田屋6番街発酵ミュージアム・米蔵

明治時代、「養命酒」と並ぶ人気を誇った滋養強壮薬用酒「機那サフラン酒」。

その製造で財を成した吉澤仁太郎の旧邸宅・醸造所の一角にあるのが、ここ「摂田屋6番街発酵ミュージアム・米蔵」です。

古民家の建物が写っています。

歴史ある米蔵をリノベーションしたこの施設は、現在はカフェや特産品販売、観光案内所としての役割も兼ねた地域の交流拠点となっています。

この施設を営む「ミライ発酵本舗」は、摂田屋の町を盛り上げるための活動を行う会社です。

「醸造・製造業のまち」として知られる摂田屋。そこに「おもてなし」の要素を加えたことで現代のニーズを捉え、観光地としての人気を獲得しつつあります。

ミライ発酵本舗と新潟大学が提携して行う親子向けイベント『セッタニア』では、子どもたちが醸造や発酵の製造を体験できる仕組みを構築。伝統を次世代へ繋ぐ場としても機能しています。

ミュージアムの中にはピアノがあり、誰でも自由に演奏できます。

今回、摂田屋を案内していただく、ミライ発酵本舗の斎藤篤さんが素敵な音色を披露してくれました。

男性がピアノを弾いています。

旧機那サフラン酒製造本舗の敷地内を散策します。

旧機那サフラン酒製造本舗

白い外装の蔵に、7種類の彫刻による装飾が施されています。
4種類の彫刻による装飾がされています。

一際目を引くのが、こちらの「鏝絵蔵(こてえぐら)」です。鏝絵とは、漆喰を用いたレリーフのこと。十二支や霊獣など多彩な意匠が描かれていますが、興味深いことに「巳」と「申」の姿がありません。嫌われ者のヘビや、福が「去る」のを嫌ったという説、あるいは別の神獣や神様として描かれたという説もあり、当時の主・吉澤仁太郎の遊び心が伺えます。

2023年、この貴重な文化財を守るため、東京文化財研究所(東文研)が修復作業を行いました。ヨーロッパから専門家を招き、保存修復技術を確立。単に新しくするのではなく、経年劣化を美しく見せる工夫が施されています。

古い住宅が写っていて、玄関の上に「機那サフラン酒製造本舗」と書かれた看板がかかっています。

主屋です。
吉澤仁太郎はここを店舗兼住宅として使いました。

庭園の写真です。左右に大きな木があり、中央には池があります。
大きい木が写っています。

大陸の絵画をモデルにしたという庭園。
巨石や木々が大胆に配置されています。

大きな木造の邸宅の玄関が写っています。

離れ屋敷。

賓客をもてなすために造られました。来客のためだけに、これだけ大きなお屋敷を建てるとは……。吉澤仁太郎の豪胆さが感じられますね。

サフラン酒自体は時代の波に押され一度は衰退しましたが、現在は吉澤家ゆかりの新潟銘醸がその味を受け継いでいます。

旧機那サフラン酒製造本舗の店舗情報

[ 開館時間 ]
9:00-17:00
休館日 毎週火曜日 年末年始(12/30-1/3)
※火曜が祝日の場合は営業、翌日休業
[ 入館料 ]
無料
[ お問合せ ]
TEL.0258-86-8545
[ 住所 ]
〒940-1105 新潟県長岡市摂田屋4丁目6-33

吉乃川酒ミュージアム醸蔵(じょうぐら)

1548年創業、長岡で最も長い歴史を誇る蔵元「吉乃川」。
その敷地内の一角、「吉乃川酒ミュージアム醸蔵(じょうぐら)」にお邪魔しました。

お酒の販売をしている屋内スペースで、左の壁には吉乃川のポスターが貼らられています。奥にはカウンターがあります。

2019年にオープンしたこちらの施設は、大正時代に建設された「常倉」をリニューアルしたものです。屋根は三角形の鉄骨を組む「トラス工法」を採用しているため、店舗内に仕切りがなく、広々とした空間を実現しています。このトラス工法が取り入れられていることへの文化的価値が評価され、国の登録有形文化財に認められました。

長岡花火を模した、手作りの垂れ幕がありました。

吉乃川と長岡花火の結びつきは強く、昔から吉乃川の協賛で正三尺玉が打ち上げられています。長岡花火で「正三尺玉」を打ち上げられるのは、長年にわたって地元に根ざしてきた一握りの企業に限られるのだそうです。

先代の社長が逝去した2016年、正三尺玉の打ち上げが失敗。関係者から「花火も共に泣いていたのではないか」と語り継がれるエピソードがあります。地域と蔵の深い絆がうかがえますね。

日本酒の入ったグラスが2つ並んでいて、酒瓶と人の手が写っています。

2階のSAKEバーでは、立ち飲みスタイルで気軽に有料試飲を楽しめます。

今回は、30年ぶりの新ブランド「みなも 爽彩純米」をいただきました!

半透明の液体が入ったグラスを持っています。

フルーティで華やかな甘みがありながら、後味には吉乃川らしい一本筋の通ったキレがあり、伝統の進化を感じる一杯でした。

おつまみメニューの写真です。
・鮭のテリーヌ風&ガーリックラスク550円
・豆天 5枚 400円
・あぶらげ&ふきみそ 500円
・奈良漬けチーズサンド 450円
・「青善」コラボおつまみ 鮭のみそ漬け(クラッカー付き) 500円
と書いてあります。

おつまみも各種あります。
へべれけになってしまいそうですね。

販売スペースが写っています。丈夫に通路があり、その下にレジがあります。中央には商品の置かれたテーブルがあり、ガラポンがあります。
お酒の商品棚です。上下段あり、4種類ずつ並んでいます。

お土産も販売しています。

試飲で気に入ったお酒を買って帰りましょう!

吉乃川酒ミュージアム醸蔵(じょうぐら)の店舗情報

[ 営業時間 ]
9:30~16:30(火曜定休・祝日の場合は水曜)
[ 住所 ]
〒940-1105 新潟県長岡市摂田屋4丁目8-12
[ お問合せ ]
TEL.0258-77-9910

江口だんご摂田屋店でひと休み

吉乃川ミュージアムを後にして、次に訪れたのは「江口だんご 摂田屋店」さん。

古民家が写っています。手前には木の生えた庭のような空間があり、雪が残っています。
「酒みくじガチャ」と書かれたのぼりと「LIS」という建物の看板が写っています。

江口だんごさんは、明治35年創業のお団子屋です。
今回お邪魔した摂田屋店は、醤油製造の老舗・越のむらさきの創業家の旧邸宅(空き家)を改築して造られました。

みたらし団子をいただきました。

モチモチで柔らかいのに、表面のおこげがカリッとしていて不思議な食感です。醤油の香ばしさとも合います。

店長のおすすめいちご大福。
期間限定で販売しています。

木の内装、和風な室内に喫茶スペースになってます。
大きな窓からが見えるように、テーブルと椅子が置かれています。窓の外は庭園で、雪が積もっています。

店内には喫茶スペースがあり、外の景色を眺めながら甘味を楽しめます。
ゆったりとした空間で休憩もいいですね。

江口だんご 摂田屋店の店舗情報

[ 営業時間 ]
販売   9:30 〜18:00
実演販売 10:00〜16:30
喫茶   10:00〜17:00 (LO)
定休日  毎週火曜日
[ 住所 ]
〒940-1105 新潟県長岡市摂田屋4-8-28

次は、隣のお醤油屋・「越のむらさき」さんを訪問します。

越のむらさき

越のむらさきは、天保2年(1831年)創業の老舗のお醤油屋さんです。

お店の近くにくると、町中にふんわり漂っていた醤油の匂いがより濃くなります。

古い木造の家屋、その手前には小道と残っている雪が写っています。

歴史を感じる、趣のある風景。
醤油の香りと古き良き景観で、摂田屋の町を彩ります。

この景観が評価され、国の登録有形文化財に認定され、第1回長岡都市景観賞を受賞しました。

「越のむらさき」と書かれたレンガづくりの煙突が写っています。

れんがの煙突

お地蔵様と郵便ポストが写っています。

道しるべ地蔵
お地蔵さんが座っている台座には「右ハ江戸 左ハ山路」と刻まれています。

醤油の商品棚です。

店内では、醤油の販売もしています。

越のむらさきの店舗情報

[ 営業時間 ]
9:00~17:00
[ 住所 ]
〒940-1105 新潟県長岡市摂田屋3-9-35
[ お問合せ ]
TEL.0258-32-0159
FAX.0258-35-9682

摂田屋は江戸時代から続く、伝統を感じられる町でした。
今回は行けなかった場所もたくさんあるので、ぜひまた街歩きに来たいですね。

11:30|へぎそばの本家・わたや本店で昼食

長岡を出発し、次に向かうのは小千谷(おぢや)市です。
地理的には、長岡市の南側に位置します。

最大の特徴は、「泳ぐ宝石」とも呼ばれる錦鯉の養殖が盛んに行われていることです。
のちほど錦鯉を見にいきますが、その前にお昼ご飯を食べに行きます。

小千谷駅が写っています。

バスの中から、小千谷駅をパシャリ。

地下通路の外装が錦鯉をかたどっています。

地下通路は錦鯉をモチーフにしたデザインになっています。
錦鯉の町を感じますね。

小千谷で最初の目的地はここ、「わたや本店」さん。
わたやさんは、新潟名物へぎそばの発祥のお店です。

レジの横に階段があります。

2階のお座敷席へ。

わたやの代表取締役・和田正樹さんから、お店とへぎそばの歴史を解説していただきました。

小千谷市は、古くからそばの栽培とともに、そば打ちが盛んに行われてきた地域です。この地では、お祝い事の際にそばを振る舞う風習がありました。各家でそば打ちの腕前を競い合い、より美味しくするための創意工夫が重ねられてきました。

そこで着目されたのが、麻織物「小千谷縮」の生産に欠かせない海藻、ふのりです。本来は糸の糊付けに用いられるふのりをそばのつなぎに応用したところ、独特の強いコシとなめらかな喉越しを持つそばが誕生しました。これがへぎそばの発祥です。

「へぎ」とは、剥ぎ板で作られた四角い器のこと。
「剥ぐ」が鈍って「へぎ」と呼ばれるようになりました。

へぎそば、南蛮かもだし、輪切りネギ、漬物、天ぷら、きんぴら、そばつゆが並んでいます。

盛り付けにも特徴があります。
一口大に美しく丸められた、この盛り方。

これはかつて、蕎麦がお祝いの席で振る舞われていた際、大勢で取り分けやすいように工夫された名残なのだそう。

つゆにつけたへぎそばを箸で持ち上げています。

実食!

しっかりとしたコシがあり、噛むたびに旨みが溢れ出します。
そばつゆの優しい味わいとそばの爽やかな風味、そしてふのりの香りが三位一体となった、まさに絶品です!

喉越しのよさも噂通り。
つるっと飲み込めてしまいます。

南蛮鴨だしにつけたへぎそばを箸で持ち上げています。

今回は定番のそばつゆの他に「南蛮鴨だし」でもいただきました。
力強い鴨の旨みが、弾力のある蕎麦に絡みます。

「わたや みどりのラー油」と書かれた瓶に緑色の液体が入っています。

わたやさん開発の「みどりのラー油」で味変。
辛味が加わると、新たなおいしさが生まれます。

天ぷらやきんぴらも非常においしく、極上のランチタイムでした!
ごちそうさまでした。

わたや本店の店舗情報

[ 住所 ]
〒947-0021 新潟県小千谷市本町2-3-34
[ 電話番号 ]
TEL.0258-82-2258
[ 営業時間 ]
平日11:00~15:00(LO14:30)
土日祝10:45~20:00(LO19:30)
[ 定休日 ]
月曜日(月1~2回)
[ 駐車場 ]
15台(無料)

13:00|大日養鯉場で「泳ぐ宝石」錦鯉を鑑賞

お昼ご飯のあとは、錦鯉の養殖の様子を視察です。

信濃川のほとり、大日養鯉場にやってきました。

普段は立ち入りできない、飼育の現場を見せていただきました。

巨大な水槽に緑色のネットがかかっています。
紅白や金の錦鯉がたくさん写っています。

巨大な水槽の中で悠々と泳ぐ錦鯉たち。

一匹一匹が異なる鮮やかな色彩と模様を持ち、光を反射して輝くさまは、眺めているだけで心が癒やされます。

模様はいくつかの種類があり、水温や餌のあげ方によって変わるそうです。
より美しい鯉に育てるためには、飼育する人の技術も重要になるのだとか。

自動ドアがあり、ガラスに「SAKURA OPEN 9:00 CLOSE 17:00」と記された紙が吊るされています。

大日養鯉場の代表取締役社長・間野太さんから、「錦鯉」という文化がいかにして育ってきたのかを教えていただきました。

小千谷市内には、日本一長い河川「信濃川」が流れています。
その周辺、小千谷市東山と山古志地区(旧山古志村)は「二十村郷」と呼ばれる集落でした。

新潟県の形の地図と小千谷と山古志むらからなる「二十村郷」のエリアが拡大され、赤線で囲まれています。

山に囲まれた二十村郷は交通の便が悪く、独自の文化が根付いていました。棚池で食用として鯉を飼うのも、そのひとつです。あるとき、飼育していた鯉が突然変異し、不思議な模様を持つ「変わりもの」が生まれました。

その美しさを見た小千谷の人々は、より立派な鯉を育てるための研究と改良を重ね、錦鯉は食用から鑑賞用の飼育魚として発展していきました。今や錦鯉は小千谷を飛び出し、「国魚」として認定されています。

錦鯉が国魚として認定されたときの症状です。
引用:小千谷市ホームページ

錦鯉は日本を代表するコンテンツとして、世界中から高い人気があります。
2024年の輸出額は62億円と、農林水産物の輸出額で過去最高を記録するなど、高い経済効果も生み出しています。

お邪魔した養鯉場は、普段は一般開放していない場所です。今回は特別に見せていただきました。販売も業者の方に限られているのでご注意ください。

グッズショップの方は誰でも入れます。お土産にぜひ。

錦鯉グッズが並んでいます。トートバッグ、キーホルダー、ステッカーなど。
錦鯉を模したレザーチャームが 550円で販売されています。
錦鯉トラックのフィギュア、Tシャツ、靴下など。

可愛らしい錦鯉グッズが販売されています。

大日養鯉場の店舗情報

[ 住所 ]
〒947-0051 新潟県小千谷市三仏生4144−10

14:00|高の井酒造の内部に潜入

今回の旅もいよいよ大詰め。

旅の締めくくりを飾るのは、小千谷駅から徒歩8分の場所にある「高の井酒造」です。

高の井酒造は、江戸から続く老舗の酒蔵。
搾りたての生原酒を雪の中で熟成させる「雪中貯蔵」を、日本で初めて取り入れました。

雪の中で寝かせた日本酒には、独特の深いコクと旨みが生まれるそうです。
一度味わってみたいですね……!

曇り空の下に倉庫があります。右側には線路があります。
「高の井酒造株式会社」の看板がある建物の屋根に、鉄骨が組まれて安全ネットがかかっています。

あいにく外装が工事中でした。

蔵の中へ。

緑色のケースに酒瓶が入っていて、まとめられています。作業着をきた人が仕分け作業をしています。
酒瓶がまとまっている緑色のケース、段ボールなどが置かれています。緑色のケースには「たかの井特本」「魚沼吟醸」などのラベルが貼られています。

出荷を待つ日本酒のケースが、行き先ごとにまとめられていました。

お酒は御神酒として神様に捧げられる神聖なものという側面を持つため、酒蔵の多くには神棚が祀られています。

お参りをしてから奥へと進みます。

蔵の中を案内していただくのは、高の井酒造の代表取締役・山﨑 亮太郎さん。
まずはお酒の作り方からお話しいただきました。

部屋の入り口で、奥には日本酒の製造工程表と稲藁、隅に酒樽があります。部屋の外の壁の札には「ゆきみず庵」と書いてあります。
酒用の米と食用の米が精米歩合ごとに並べられています。
上段が酒造好適米で左から「五百万石玄米」「五百万石65%」「五百万石55%」「五百万石40%」と並んでいます。
下段は食用米で左から「コシヒカリ玄米」「コシヒカリ白米」「五百万石60%」「五百万石50%」とあり、左から右にいくにつれて茶色から白色へと変化していきます。

精米歩合によって、お酒の風味が変わります。
数値が小さいほど華やかな香りに、大きいほど米のコクと旨みが強くなります。

右に短い稲藁(五百万石)が、左に長い稲藁(越淡麗)が壁に飾られています。

左が越淡麗、右が五百万石。
越淡麗は高の井の代表銘柄である「田友(でんゆう)」に使用される酒米です。

日本酒の製造工程が記されたプレートです。米から精米、洗米、蒸米の工程を経て、麹・酒母・醪(仕込み水)を作った後、上槽します。
その後酒粕と新酒に分けます。新酒は精製濾過・低温殺菌を行い貯蔵。再び精製濾過を経て、瓶に詰められます。
この工程がフローチャートとして示されています。

日本酒がいかにして製品となるのか、その過程がわかります。

大きな機械が写っています。上部には梯子のような鉄製の物体があり、ところどころに階段が見えます。

この大きな機械は蒸米機です。

工場内が写っています。ギャラリーのようなスペースがあり、その下に白い円形のホースが付属しています。

蒸された酒米は中央のエアシューターで、次の工程を行う別室へと送られます。

窓から雪が積もっているところが見えます。

製麹室(せいぎくしつ)に行く途中、窓から雪中貯蔵をしているところが見えました。
この雪の下には、生原酒の入ったタンクが埋まっていています。

4月になったら掘り起こすそうです。
商品になるのが楽しみですね!

「製麹室」と書かれたプレートが部屋の入り口の上に貼ってあります。室内には円形の大きな機械があり、壁はステンレスです。

ここで麹を作ります。

麹とは、穀物に繁殖するカビ(菌)のこと。麹には30以上の酵素が含まれていて、旨みや甘みを生み出します。

お酒づくりの世界には、製造工程の重要度をしめす「一麹、二酛、三造り」という格言が存在します。この言葉に表されているとおり、麹づくりはお酒の味を決める、日本酒作りの中でもっとも重要な工程です。

麹は菌に弱いので、壁をステンレスにして菌が繁殖しないようにしています。

室内は麹菌が繁殖するのに最適な温度にするため、機械で自動で管理しています。暑いと冷風が、寒いと温風が送られます。

ここで菌が入ってしまうと、日本酒の品質が非常に悪くなってしまいます。納豆は菌が強く、食後の呼気に納豆菌が含まれるので、蔵見学の前は納豆を食べないようにしましょう。

次は酒母室へ。

「酒母室」と書かれた部屋の入り口の前で、作業着の男性が手を広げて話をしています。
銀色の壁と床の部屋で、木製の蓋をされた寸胴がいくつも置かれています。

酒母はアルコール発酵のための「酵母」を大量に培養した液体のこと。別名「酛(もと)」とも呼ばれます。

もろみ・仕込みの段階へ。
巨大なタンクが並んでいる圧巻の光景です。

醪搾機と書かれた大きな水色の機械があります。天井には蛍光灯があります。
酒造り工程表が写っています。

その後は圧搾、火入れなどの工程を経て、商品の形になっていきます。

日本酒の製造工程を知ることができ、とても勉強になりました。
高の井さんの、日本酒作りに対する情熱が感じられる、すばらしい体験でした!

蔵見学を終えた後は直売所「雪水庵」へ。
ここでは高の井酒造のお酒を買えるほか、有料試飲もできます。

今回は「特別限定酒」を試飲しました。

「生酒」と書かれたラベルが貼ってある青い酒瓶を、緑色の服を着た人が持ち上げています。
青色の瓶からグラスに酒を注いでいます。
透明なグラスにやや濁りのある液体が入っており、右手でそれを持っています。

すっきりとした上品な味わい。
甘みが強く、爽やかな後味が次の一口を誘います。

蔵見学で製造工程を学んだ後だと、よりおいしく感じられますね。

高の井酒造「ゆきみず庵」で試飲できる商品ラインナップです。
660円で「酒サーバー(6杯)」「特別限定種」が選べます。
酒サーバーのショーケースです。6種類の酒瓶が入っています。
木の机に商品が陳列されています。

直売所では「田友」をはじめ、さまざまな商品の試飲や購入が可能です。

雪深い小千谷の自然が育てた、味わい深い日本酒の数々。
ぜひ高の井酒造で、その魅力を体感してみてください。

高の井酒造の企業情報

[ 営業時間 ]
10:00〜15:00(日曜定休)
[ 住所 ]
〒947-0004 新潟県小千谷市東栄3丁目7-67
[ お問合せ ]
TEL.0258-83-3450

まとめ

長岡、出雲崎、そして小千谷を巡る旅はこれにて終了です。
私は新潟市出身・在住ですが長岡方面にはあまりなじみがなく、知らないことばかりで驚かされることの多い2日間でした。

今回ご紹介したスポットは、どこも一度では紹介しきれないほど魅力に溢れています。
現地の空気感を、ぜひ実際に訪れて肌で感じてみてください。

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この記事を書いた人

ぬわ@新潟のWebライター

新潟市在住ライター「ぬわ」です。 新潟にある美しい場所・面白い施設・美味しい食べ物をたくさん紹介していきます。 「うちのお店を紹介してほしい!」というお問い合わせもお待ちしております。お気軽にメールやDMください。

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