
地震や火事、近ごろでは台風やゲリラ豪雨などの影響による風水害など、生活をするうえで、防災対策は切っても切り離せないものになっています。
いつどこで、自分が災害に遭遇するかわかりませんよね。
だからこそ、日ごろの備えが大切です。
横浜市には、楽しみながら防災・減災を学べる体験型施設があります。
それが、「横浜駅」西口から徒歩で約10分の場所にある「横浜市民防災センター」。
地震シミュレーターや消火体験、風水害の疑似体験など、リアルな体験コンテンツが充実しているうえに、なんと入館料が無料!
今回は、「楽しく学んでしっかり備える」を体感できる「横浜市民防災センター」を紹介します!
「横浜市民防災センター」とは?

横浜市民防災センターは、横浜市で唯一の体験型防災学習施設です。
「横浜駅」西口から徒歩約10分とアクセスがよく、沢渡中央公園が隣接している緑豊かな環境の中にあります。
1983年に開設され、2016年4月に2度目のリニューアルを行い、「楽しく学んでしっかり備える」をキャッチフレーズに、現在の体験型の施設となりました。

また、大規模災害の発生等により鉄道が全線運行停止するなど、帰宅が可能になるまで待機する場所がない帰宅困難者を一時的に受け入れる「帰宅困難者一時滞在施設」として指定されています。
帰宅が可能となるまでの間、帰宅困難者に対して一時的な休憩場所の提供のほか、可能な範囲でトイレの利用、アルミブランケットの配布及び帰宅に関する情報の提供を行います。

さらに横浜市消防音楽隊や機動特殊災害対応隊(NBC災害対応部隊)※の活動拠点として、防災・減災の教育の場以外にも重要な役割を担う施設です。

機動特殊災害対応隊(NBC災害対応部隊)について、横浜市民防災センター広報担当者様からお話しを伺いました。
※機動特殊災害対応隊(NBC災害対応部隊)とは
- N(Nuclear):放射性物質災害
- B(Biological):生物剤・感染症関連事案
- C(Chemical):毒劇物・化学剤漏洩
※テロ・不審物事案も含む
機動特殊災害対応隊は、通常の消防隊では装備・教育面で対応が困難なNBC災害に対処する専門部隊であり、総務省消防庁から貸与された陽圧型特殊災害対応車(汚染空気が車内に侵入しない構造)を、横浜市で唯一配備しています。
楽しみながら防災について学べる体験型スポット

横浜市民防災センターの最大の特徴は、専属ガイド付きの「体験する」コンテンツが充実していること。
体験ツアーについては「地震・火災体験ツアー」と「風水害体験ツアー」の2つあり、その他にも体験プログラムは全部で7つあります。
【体験プログラム】
- 災害時に役立つワークショップ
- コミュニケーションボード
- 水災害体験
- 災害時要援護者体験
- 防災講話
- 避難所課題解決ゲーム
- マンション防災考えるーム
事前の予約は必要ですが、あらゆる災害に備えた疑似体験ができ、自分の命を守り、周りの人をサポートするために必要なことが学べます。

防災の知識が全くなくても問題ありません。プログラムには、小学生から年配の方まで幅広い世代が参加しているそうです。
最近では、社内研修で訪れる会社員の方、日本に住んでいる外国人の方や観光がてら訪れるケースも増えているそう。

世界的に自然災害が増加するなか、防災や減災への関心の高さがうかがえます。
フォトスポットやVR体験なども楽しめる

体験プログラムは事前の申し込みが必要ですが、館内には資料展示もあります。
横浜市民防災センターの入口付近には、小さな消防車があって、フォトスポットになっています。

大人は乗れないのですが、お子さんは消防車に乗って記念撮影が可能。
また、お子さん向けのこども用防火衣等もあるので、消防隊員になりきっての撮影も楽しめますよ。

VRコーナーでは、VR(仮想現実)技術を使って災害の疑似体験を楽しめます。
火災や災害の初動対応などをリアルな画像とクイズ形式で学び、防災情報の閲覧が可能です。

ちなみに、私はマンションで火事が起こったケースをVRで体験しました。
火事の初動対応は、次の通り。
- 「火事だ!」と叫んで周知する
- 消火器で火を消す
- 119番通報する
- 火の勢いが止まらなければ、避難する

実際に火事になってしまった場合、気が動転して実践できるかはわかりませんが、初動対応を確認しておくと落ち着いて行動できそうです。
119番通報の訓練は、電話での通報を想定したもの。

火事か救急かを選び、マイクに向かって質問事項に答えていきます。

目の前に、119番通報時に必要な内容をまとめたカンペがあるので、電話で聞かれる事項を確認しながら落ち着いて対応できます。いざというときも安心です。
周囲が騒がしい状況でも、必要な情報を落ち着いて伝える練習になります。
さらに、マンションでの防災を考える、「マンション防災考えるーム」もあります。

部屋のなかでものが倒れやすい場所や火災が起こりやすい場所などが、部屋ごとに示されています。
避難器具の使い方、室内の防災対策など、より生活に直結した防災情報が学べます。
「BOSAI CAFE」、キッズスペースでくつろぐ

1階には「BOSAI CAFE」が設置されています。体験の前後にひと息つけるスペースで、飲食をしながらちょっとした休憩ができます。
“カフェ”と名前はついていますが、飲食店ではないので、食事や飲み物の提供はありません。「BOSAI CAFE」では、館内にある自販機で買ったアイスクリームやジュースを食べたり飲んだりしている方や、周辺の会社員の方がランチタイムに来られるなど、それぞれのスタイルで楽しんでいるようでした。

防災・災害に関するパネルや災害時に活用できる便利グッズなどの展示もされているので、体験後の振り返りや、待ち時間にも活用できそうです。

キッズスペースには、おもちゃ以外に絵本もあるので、お子さん連れでも安心して楽しめますよ。

まとめ

今回は、横浜市神奈川区にある「横浜市民防災センター」を紹介しました。
地震・火災・風水害とさまざまな災害リスクをリアルに体験でき、防災を「自分ごと」として体感できる無料の体験型学習施設です。

また、「横浜市民防災センター」では、年数回、大型防災イベントを開催しているそうです。詳しい日程は公式ホームページやSNSで随時告知されているので、チェックしてみてください。
「横浜駅」から徒歩で約10分というアクセス抜群の場所にある「横浜市防災センター」。防災・減災の重要性を体験しに、ぜひ訪れてみてくださいね。
取材場所:横浜市民防災センター
住所:神奈川県横浜市神奈川区沢渡4番地7
TEL:045-312-0119(代表) 045-411-0119(予約に関するお問合せ)
アクセス:JR「横浜駅」西口より徒歩で約10分
開館時間:9時15分~17時
定休日:毎週月曜日(祝日の場合は開館、次の平日が休館)、年末年始(12月29日~1月3日)
入館料:無料
ホームページ:https://bo-sai.city.yokohama.lg.jp/
Instagram:@yokohama_fire_b
X:https://x.com/yokohama_fire_b
※休館日や開館時間・イベントは変更となる場合がありますので、最新の情報は公式ホームページ・SNS等をご確認ください。
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