先日、日本にあるアメリカ、横須賀米海軍基地の一般開放日となる『日米親善よこすかスプリングフェスタ2023』に行ってきました。
4年ぶりの開催とあって、混雑緩和策として入場時間を区切っての事前抽選制となっており、興味本位で申込み12時~13時間入場の権利を得たので参加。その様子をご紹介します。
警備の厳重なゲートをくぐって…
このイベントは、アメリカの基地内で開催される事からも想像できるように、入場には身分証明書が必要です。パスポート、マイナンバーカードは国籍が分かるため、それだけでOKなのですが、運転免許証は住んでいる自治体で、本籍地の記載された住民票の提出が同時に求められます。注意書きには「国籍によっては入場をお断りすることもあります」とあり、生粋の日本人であるにもかかわらず、何だか緊張します。
入口は戦艦三笠が展示されている三笠公園から。ここで身分証明と金属探知検査などが行われていました。
まず身分証明テントをくぐりパスポート類を提示した後、金属探知ゲートによるチェックとなります。
空港の保安検査場にある“あのゲート”が、いくつも並んでいて、「これって、そんな簡単に設置できるものなんだ」と、ある意味感心しながらゲートをくぐりました。が、私、これに引っかかったんです!!
ポケットのスマホを取りだして、他に無いかを確認したはず。ただでさえ、変な緊張をしていたのに、プチパニック!!!犯人はズボンのポケットに入っていた、普段は入れないはずの家の鍵でした。
原因が分かって無事入場。ちなみにここまでの検査では、日本人の方が担当していますので、ご安心ください。
小さなアメリカの風景
基地内は小さなアメリカが拡がっています。桜並木が満開で、そのアンバランスさがなんとも風情があります。
住宅に関しては日本の団地でしたが、マクドナルドにはドライブスルーがあったり、クリーニング店や郵便局など、この中でひとつの街が出来上がっています。
さらに目を引いたのが、シアターの存在。
このたたずまいを目にした瞬間、映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』のワンシーンを思い出しました。この日も、映画が上映されているようで、日本人来場者も吸い込まれています。
ボウリング場も賑わっていました。
小さな子どもを見かけると、笑顔で手を振って積極的に交流されている軍人さんの様子も見られ、テーマパークに来た気分です。
フェスティバルの目玉
『SHIP TOURS艦船見学』
このフェスティバルの見どころは、艦艇見学ツアーではないでしょうか。毎回人気とのこと。
私も入場してすぐに、その列に並んだのですが、係の方の「見学まで3時間待ちとなっています」に、しばらく考えました。「12時過ぎに並んで、見られるのは15時過ぎとなれば、基地内の見学は諦めなくてはならない」と。
今回は艦船の見学は諦めましたが、朝イチで入場できる機会があれば見学する予定です。
もうひとつの目玉?『アンソニーズピザ』
会場内を行き交うゲストが、大きな袋を抱えているのが目に入ります。
ピザの箱を入れた袋のようですが、大きめの箱が2段になって入って、それを家族で2袋下げている光景が多く見られました。
調べてみると基地内にしかいない『アンソニーズピザ』を目当てに、開放日に来る方も多いのだとか。
その店舗の様子を見たかったのですが、店外軒下にズラーっと人が並んでいるので断念。その姿を拝むことができませんでした。
またこの日は雨のため、屋外での飲食ができませんでしたが、“ピザ箱専用”と書かれたゴミ箱が設置されていたので、きっと過去には屋外でピザを囲んでランチをする光景が見られたのでしょう。
結局天候も良くなかったことから、基地内の雰囲気を感じただけで帰宅しましたが、近いうちに目玉を体感しにリベンジしたいと思います。
横須賀米軍基地一般公開情報は
この横須賀米軍基地の一般開放は、年に数回開催されているようです。
次回開催日は未定ですが、開催が決定した際には、横須賀市ホームページなどで公開するとのこと。
ぜひ、チェックしてください。
年に数回しかない開放日。お祭り気分で小さなアメリカをのぞきに行きませんか。