まんのう町は香川県の南西部に位置し、弘法大師が改修に携わった日本最大の灌漑用ため池である満濃池を有しています。
また、国営讃岐まんのう公園では夏に中四国最大級の野外音楽フェス「MONSTER baSH(モンスターバッシュ)」が催され、全国から大勢の音楽ファンが集まります。
そんな満濃池のすぐにそばにある、「かりんの丘公園」をご紹介します。
弘法大師の贈り物:まんのう町とカリンの特別な関係
カリンといえば、のど飴のイメージが強いですよね。
まんのう町の特産品でもありシンボルであるカリンは、弘法大師が唐から持ち帰り手植えしたと伝わっており、街灯や道路標識のデザインにも用いられています。
現在は2代目となるカリンの木が、10月~11月頃に大きな梨状の実を実らせています。
また、毎年10月にはまんのう公園で「まんのう町かりんまつり」が開催され、カリンを使った特産品の販売や飲食店の出店があり、カリンの新たな魅力を発信しています。
子供の成長と笑顔を応援するファミリースポット!
かりんの丘公園で一際目を引くのが、大きなカリンをモチーフにした大型複合遊具です!
子供達の遊び心をくすぐる遊具があちこちに配置されていて、親子連れが多く訪れています。
アスレチックなど、全身を使って遊べる場所は身体能力の向上や体力づくりの面でも良いとされています。
子供達のチャレンジする姿や、楽しそうな笑顔が見られるのも良いですよね。
小さなお子さんも遊べる低めの遊具もあり、安心して遊ばせられますね。
すぐ近くに東屋や休憩施設が併設されているのも、家族連れには嬉しいポイントです。
小学生ぐらいまでのお子さんなら、1日中遊べますね!
災害時の拠点としても機能する!芝生広場などの多目的スペース
運動をする場所としても、休憩・食事のスペースとしても活用される芝生広場は、近隣の小学校の遠足先にも選ばれています。
災害などの緊急時には防災活動の拠点としての機能も持ち、地域社会に貢献しています。
更に、ゲートボール場、キャッチボール場、少年野球場、ソフトボール場、少年サッカーやグランドゴルフの練習場として活用できる多目的グラウンドも整備されており、かりんの丘公園は多目的に楽しめる総合施設となっています。
訪れた日も、少年野球と少年サッカーの練習が行われていました。
公園内はリードをつけていれば、ワンちゃんのお散歩もできますよ!
全国でも珍しい町営トライアルパーク!トライアルの魅力
かりんの丘公園には全国的にも珍しい、町営のトライアルパークがあります。
トライアルバイクという専用のバイクを用いて、足をつけないまま様々な障害物が設定されたコースを進んでいく競技です。
有料ですが事前予約等すればビジターで1日500円で使用することができます。
通常であれば専用のバイクが望ましいのですが、今回は取材ということで自前のオフロードバイクにトライアル用のタイヤを装着すれば良いと使用許可が出ましたので、筆者も体験してきました!!
普段からオフロードをプライベートで楽しんでいる筆者ですが、トライアルの障害物は普段の林道ツーリングで丸太を越えたり、坂を駆け上る感覚とは全くの別物でした。
オフロードバイクとは違うテクニックを駆使する乗り方に驚きつつも、新たな体験はとても楽しめました。
最近はバイクに乗って筋肉痛になることはなかった筆者でしたが、この取材の数日後には筋肉痛に苦しんだ事をお伝えしておきます。
また、このトライアルランドは香川県交通機動隊の練習場所にもなっており、警察が行っている大きな大会前には連日のように機動隊の方が練習に来られるそうです。
さらに、四国トライアル選手権の大会会場にも採用されています。
バイクが大きなタイヤや岩を飛び越えたり、ジャンプして進んでいくのは見るだけでも圧巻で楽しそうですね。
まとめ
四国内はあちこちに弘法大師の逸話が伝わっていますが、カリンとも関係が深いとは驚きでしたね!
弘法大師との縁を大事にしているまんのう町ならではのかりんの丘公園、親子連れにもバイク好きにも見逃せない施設でした。
まんのう町公式ホームページ「かりんの丘公園」
https://www.town.manno.lg.jp/kanko/park/karinnooka.html