山形県は全市町村に温泉がある「温泉天国」!
銀山温泉や蔵王温泉はご存知の方も多いと思いますが、
日本海に面した庄内地方の鶴岡市にも「あつみ温泉」があります。
今回は温泉街の一番奥にある「あつみ温泉ばら園」をご紹介します。
「あつみ温泉」ってどんなところ?
あつみ温泉があるのは山形県鶴岡市湯温海。
庄内地方に位置し、温海岳からの山水が温海川を流れて日本海へと続く自然豊かな土地です。
温泉街の中心部では3つの足湯が無料で楽しめる他、春~秋の間は毎日「朝市」も開催されています。
地域の農産物や工芸品が売られていて、10月~11月頃には特産品の「あつみかぶ」のお漬物もオススメです。
そんな温泉街の一番奥に「ばら園」があります。
あつみ温泉ばら園
歴史
ばら園が整備されたのは昭和38年。元は熊野神社奉納相撲が開催されていた場所です。
土俵があった場所には噴水が設置され、観覧席だった場所に薔薇が植樹されました。
平成24年に庄内藩主酒井氏の薔薇を譲り受け『殿様の薔薇』と呼ばれるようになりました。
令和4年には酒井家の庄内入部400年を記念して更に10本の薔薇が植樹され、
造成から60年以上たった今でも温泉街の名物として毎年多くの観光客が訪れています。
概要
園の広さは2,200㎡ほどとそれほど広くありませんが、
マリアカラス、ピース、トンガ、カリーナ、フォールド、ルスティカ、花嫁、丹頂など
約90種3,000本の薔薇が植樹されています。
薔薇が鑑賞できるのは6月から10月まで。
毎年一番咲きが見頃を迎える6月には「ばら園祭り」が開催され、天候が良い週末には
県内外からの観光客で溢れています。
6月のばら園
ばら園へは神社に続く石段を上ります。
手すりはありますがスロープはありませんのでご注意を。
石段の上り口には無料で借りられる日傘も置いてあり、おもてなしの心が感じられます。
石段の中腹まで上るとアーチ状の薔薇のエントランスが見えてきます。
真正面奥に噴水があり、水に浮かぶ薔薇が涼し気です。
薔薇は段々畑のような斜面に植えられていて、一面に咲く薔薇のひとつひとつを
間近に見ることができました。
あちこちに設置されたベンチや緑の木陰で休みながら、のんびり高台まで上りきると
そこは温泉街を望む絶好のビュースポットになっていました!
先にご紹介した『殿様の薔薇』は一番上で見ることができます。
芝の広場になっていますので、お子さまを遊ばせるにももってこいです♪
たっぶり鑑賞したあとは回遊して反対側の石段から降りるのも良いでしょう。
林の中は涼しく、境内を背に森林浴を楽しむこともできます。
Rose Garden Cafe
帰る前にカフェで一休みはいかがでしょうか。
こちらは6月の期間限定カフェで、アイスやフロートが人気です☆
アイスはコーンとカップが選べるため、お子さまも食べやすくなっています。
この日は「さっぱりメロン」アイスを頼んだのですが… …
まずビジュアルに心を奪われました!!
もう1つ、通常メニューにはない期間限定アイスもいただきました。
その名も「青い薔薇」! なんだかそそられませんか?
濃いめのバニラ味が暑い日にはピッタリで、ほんのり塩味なためスプーンが進みました。
鶴岡市にお越しの際はぜひ、薔薇づくしのひとときを過ごしてみてはいかがでしょうか?
スポット情報
所在地:山形県鶴岡市湯温海
お問い合わせ:あつみ観光協会
電話番号:0235-43-3547
入園料 :無料
営業時間:定休なし
交通
【山形・仙台方面から】日本海東北自動車道「あつみ温泉IC」から車で約5分
【新潟方面から】日本海東北自動車道「朝日まほろぱIC」から車で約60分
JRあつみ温泉駅から車・バスで約10分、徒歩で約30分
駐車場:無料
温海温泉旅館協同組合駐車場2階(10台)※ばら園まで徒歩で約5分
温海温泉林業戦センター駐車場 ※ばら園まで徒歩で約15分