地方創生メディア  Mediall(メディアール)

オンリーワン・ナンバーワンがそこにある 応援の循環を作る 地方創生メディア

もの・こと  |    2025.12.01

会員10万人記念「つながってみたらどうだい?in 滋賀」へ参加して見えたもの|滋賀県大津市

「経営者として感じていることを共有したいけれど、気兼ねなく話せる場がない」

そんな経営者たちの声に応えたプラットフォームが、大同生命の運営する「どうだい?」です。

日本企業の99%以上はいわゆる中小企業に当たり、全国の雇用者の約7割を担っています。経済を発展させていくためには、各地域の中小企業の成長が不可欠と言えるはず。そこで2022年3月、同じ悩みを抱えている全国の中小企業の経営者が支え合える場として「どうだい?」は発足しました。

本イベントは、そんな「どうだい?」の会員数が10万人を突破したことを記念した全国各地にて開催中のオフライン交流会のひとつ。以下、筆者が現場で見えたものをレポートします!

「つながってみたらどうだい?in 滋賀」とは

「つながってみたらどうだい?in 滋賀」のバナー
公式HPより引用

今回の「つながってみたらどうだい?in 滋賀」は、10月22日に大津市の濵﨑銃砲火薬店にて開催されました。

ただ、「銃砲火薬店」と聞いても、多くの方にはあまりなじみのない場所ですよね。

ここで開催されたのには実は理由があります。こちら、以前「どうだい?」にて取材を行った濵﨑航平さんが新たな取り組みを進めているお店なんです。濵﨑さんは39歳以下の後継者が新規事業のアイデアを競い合う「アトツギ甲子園」にて、滋賀県の「地域アンバサダー」となった方という背景が。

つまり、本イベント自体が、「つながってみたらどうだい?」のコンセプト通り、「どうだい?」が経営者と「つながってみたら」実現に至ったイベントだったんです。

今回は、濵﨑さんと同じような「後継者」というテーマも追加しての開催。経営者の方、とりわけ後継者の方たちが集い、ならではの悩みやアイデアを共有する場にはたしてなったのでしょうか。

濵﨑銃砲火薬店の外観

JR大津駅から徒歩15分ほど、創業102年の濵﨑銃砲火薬店はあります。
外観からでも目に入るアパレルにお気付きになりましたか? 銃や火薬だけだと入りづらい店内に狩猟ギアと一緒にアパレルを置けば入店しやすくなる、という濵﨑さんのアイデアです。

このように「認知拡大」にさまざまな方法で取り組んでいらっしゃいますが、「どうだい?」も一役買ったかもしれません。筆者を含めて参加者のほとんどがこのイベントで初めて銃砲店に足を踏み入れ、業界の存在を認知できたのですから。

お料理もすてきな交流会では会話が弾む

お料理を取り分ける参加者

さて、交流会の会場は1階販売スペースから3階へ上がった広々とした多目的スペース。「どうだい?」運営の方からの挨拶も終わり、交流会がスタートしました。

おいしそうな飲み物と食べ物が盛りだくさんで用意されています。このお料理はなんと滋賀県でカフェを営む濵﨑さんのお母さまたちが調理してくれたもの。現場で仕上げられた料理の数々は大好評でした。

開始時は少し硬かった参加者のみなさんも、おいしい食事も後押ししてどんどん和やかな雰囲気になり会話が弾みます。業種や地域、そして世代を超えて気軽に情報共有を目指す「どうだい?」のコンセプト通りの展開になってきました。

会話が盛り上がる参加者

みなさんの交流を見ていて最も実感したのは、やはり「リアルで会話するのは話が早い」ということ。もちろんオンラインにも時間や場所を気にせずやりとりできるメリットはありますが、リアルは何倍も早く打ち解けやすいと肌で感じました。

名刺交換が終わってお互いの事業について紹介し終えると、あちらこちらで雑談も交えつつ笑顔で盛り上がる様子が。今回のテーマ「後継者のつながり」に沿って事業を承継する際の悩みやアイデアを共有する方、お互いの事業で協力できることはないか相談する方、と話題はさまざまのようでした。

社内では話しづらいことも気さくに話せるのはとても貴重な経験です。孤独を少しでも感じている経営者の方には、今回のようなリアルイベントを強くおすすめします。

射撃シミュレーター体験でさらに活発に

射撃シミュレーター体験の様子

今回の会場ならではの体験も交流をさらに盛り上げてくれます。クレー射撃の選手でもあった濵﨑さんご指導の下、希望者参加型で射撃シミュレーターの体験を実施。

参加した経営者や、同伴のお子さまたちも興味津々で体験されていました。はじめて体験するみなさん、意外に重い銃に驚きの声が上がり、射撃の結果に感嘆の声が響き渡ります◎

お子さま同伴も快く受け入れてくれるのも、「どうだい?」の懐の深さや気軽さを象徴するところ。パパママ世代の経営者を歓迎してくれる風土があるので、ご家庭の事情で参加を諦める必要はありませんね。

体験会は大人も子どもも興奮

「単に銃を販売するだけの銃砲店をやめよう」と誓う濵﨑さんのアイデアにより認知拡大は進んでいきます。取っ付きにくいと思われがちな銃砲店ですが、このような体験の積み重ねが多くの方の入店のハードルを下げてくれるでしょう。

また、本イベントにとっても、初対面の方々が親しくなるきっかけに貢献。同じ体験をすることで仲間意識のようなものが芽生えて、より一層交流がしやすい良い雰囲気が醸成されていました。

「つながってみたら」コラボが生まれる予感

参加者の集合写真

滋賀県大津市にある濵﨑銃砲火薬店で開かれた「つながってみたらどうだい?in 滋賀」は、みなさんの満面の笑みで閉幕しました。

主に関西の経営者、とりわけ後継者の方々が集った本イベント。銃砲店をはじめ鰻屋さんや建設会社の後継者の方など、業種を超えて「つながり」が生まれました。みなさんの盛り上がりや雰囲気から垣間見たのは、近い将来コラボが生まれるであろう可能性。

「オンラインも良いけれど、気軽に異業種の方と直接交流できるイベントは貴重な場」という会員の方々の声に応えて、「つながってみたらどうだい?」は今後も全国で続く予定です!つながりを求めている経営者の方は、少しでも興味があれば行って損はありませんよ◎

記事をシェアする

この記事を書いた人

吉川 ノクオ

シブいお店や観光地を愛する、昭和生まれの関西人。 SEO記事や取材記事などを扱うライターとして活動しています。 主に京都にまつわるヒト・モノ・コトについて、読んで楽しんでもらえるような発信をさせていただきます。

関連記事