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もの・こと  |    2026.05.29

名古屋大学|ComoNeで出会う、ちょこっとアカデミア。「コモの市」レポート

ComoNe、ここが未来かもね

名古屋大学構内の施設、ComoNeのイベント「コモの市」を訪れました。学生だけでなく地域の人や子どもたちが集い、探究の芽がひらく小さなアカデミアの時間です。

2025年に誕生したCommon Nexus(コモンネクサス、愛称ComoNe・コモネ)は、世代や領域を超えて人と知が交わり、新しい価値が生まれる“共創の場”です。

今回は、2026年4月11日(土)に開催された「コモの市」の様子を、会場の雰囲気や親子で楽しめるコーナーとともにレポートします。

ComoNeの空間を歩いてみる

地上からは、木々の横を歩く気持ちのよいアプローチ。

アプローチ

また、地下鉄名古屋大学駅と直結もしているので、雨の日でもスムーズに向かえます。

地下にもぐる動線、光がさし込む空間

入り口から地下へ続く階段では、上から会場のにぎわいが見えて、自然と期待が高まります。

入り口を入ると階段

地下に降り立つと、あちこちの窓から光がさしこみ、探求の芽が今にも芽吹きそうです。

光集めるオブジェ

象徴的な大階段には、多くの人が腰を下ろし、思い思いの時間を過ごしていました。

ComoNeは地下1階・1階・屋上階の3層構造で、コワーキングスペースのほか、ホールやギャラリー、3Ⅾプリンターなどが使えるFAB SPACE、そしてキッチンまで備えています。

館内図

コモの市とは

コモの市とは、ComoNeの3ヶ月に一度の見本市です。今回が3回目で、「めぶく、ひらく、ひろがる」をテーマに開催されました。

コモの市フラッグ

展示、ワークショップ、トークセッションなど30以上のコンテンツがComoNeの至るところで行われ、まるでお祭りのような一日です。

会場の雰囲気とにぎわい

コモの市ボード

会場内は、若者だけでなく幅広い世代の人が行き交い、地域にひらかれた施設であることを実感します。

会場の様子を実況するアンドロイド
大階段下では、アンドロイドの「ENちゃん」がコモの市の様子を実況。

なかでも目を引いたのは、親子で訪れる人の多さ。通路が広く、ベビーカーでも移動しやすい設計です。会場のあちこちで、小さな子どもたちの姿も見られました。

コモの市には親子で楽しめる仕掛けがいっぱい

それもそのはず、コモの市には、親子で気軽に知性やアカデミアに触れられる工夫が随所に散りばめられていました。

ComoNeアカデミアで、難しい研究内容もわかりやすく

名古屋大学の教授による対話形式のワークショップが行われていたLOAM HALL。

loamhall

「こころの中で『良い』と『悪い』はどう決まるのかーモラル・ジレンマから考える子育てー」をテーマに、「正しいこと」と「良いこと」はどう違うのかなど、身近なジレンマを、子どもにどう伝えるのかを、あらためて考えさせられる内容でした。

赤ちゃんの視界を体験できるスーツも

一見宇宙服のようなバルーンスーツは、実際に着用できます。VRゴーグルとあわせて、赤ちゃんの身体と視界を追体験しながら、人間の原点に触れるコンテンツです。

バルーンスーツ
4月から始まった展示企画「ComoNeプログラム #2 Hello Human!」の一環として行われた体験型ワークショップ。

ねのねプログラム主催のコンテンツも粒ぞろい

ねのねプログラム」とは、公募で採択されたチームが、3ヶ月間ComoNeを拠点に活動する取り組みです。

屋台型の展示では、各チームの探求が垣間見え、会場には多彩なワークショップが並んでいました。

大人気だったのは、ロボットを組み立てて動かす体験。中学生たちが挑むロボットプログラミングのプロジェクトでした。

赤ちゃんたちが夢中になっていたセンサリープレイ(五感を使った感触遊び)のイベントでは、絵本の読み聞かせも行われていました。

「mamacure letters」は“お母さんへの手紙”を集めて届けるプロジェクト。

私も参加し、どこかの“お母さん”へ手紙を書き、見知らぬ誰かから感謝の言葉を受け取りました。不思議な感覚でしたが、新鮮で励まされる体験でした。

キッチンでは、「感情クッキーストア」がオープン。自分の感情にぴったりなクッキーを選ぶ、ユニークなワークショップです。

感情クッキーストア

靴を脱いで上がる「KOAGARI」では、電子オルガン×VRライブが人気を集めていました。

コアガリ

コモの市は、ComoNeを初めて訪れる人にもやさしい入り口。

ふと気づけば探究の世界に触れている——そんな時間が流れていました。

ふらっと楽しめるComoNeの魅力ポイント

ここからは、イベントがない日でもふらっと立ち寄れるComoNeの魅力を紹介します。

子連れの味方!走り回れる芝生広場

まずは、2026年3月25日から一般開放された屋上の芝生広場「GREEN TERRACE」です。

屋上芝生広場

道の向こうの豊田講堂まで伸びていくようなグリーンベルト。走り回る子どもや、お弁当を広げる家族連れの姿も見られました。

谷のような傾斜が心地よい、遊び心のあるフィールドです。この日は、地域のお店のキッチンカーも出店していました。

アートを入り口に、直感的に知性に触れられるギャラリー&スペース

STEAM GALLERYでは、アーティストと研究者が協働した作品を展示。

STEAMGALLERY

作品の中に入って体験できる展示もあり、子どもたちが次々に楽しんでいました。

作品を見て感じた「問い」をアウトプットできる付箋。

ROOTS BOOKSには、棚主(有料)が選んだ本がずらり。開館時間中は誰でも閲覧・貸出ができます。

大きな本棚

低い位置の棚には絵本もあり、小さな子どもでも手に取りやすいつくりでした。

館内にはベビールームも完備されていて、赤ちゃんと一緒でも安心です。

ベビールーム

FAB SPACEには、ものづくりに触れられる工作機器が揃っています(有料・要講習)。

ComoNeをもっと知りたいならツアーがおすすめ

この日は特別版でしたが、開館日に定期開催されるツアーでは、「ComoNeクルー」が館内を丁寧に案内してくれます。

ツアー案内

未来の芽がひらく場所で

一つ屋根の下で、アートと技術、研究と人々の好奇心がゆるやかに交わる場所、ComoNe。

コモの市は、大学祭や科学館・美術館とはまた違う空気の中で、“未来の芽がひらく”気配を感じられるお祭りでした。

施設情報

建物名称:Common Nexus
所在地:愛知県名古屋市千種区不老町
営業時間:月曜日〜金曜日 9:00〜21:00 
     土曜日 10:00〜18:30
     (日曜日、祝日、年末年始及び指定日を除く)
問い合わせ先:東海国立大学機構Common Nexus事務局
       ※公式サイトに問い合わせフォームあり
公式サイト:https://comone.thers.ac.jp

※「コモの市」は3ヶ月ごとに開催予定

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この記事を書いた人

やまぐちゆかり

生粋の名古屋人ライター。地域の日常に息づくストーリーを、暮らしの視点から記事にします。趣味はまちあるきと甘いもの。一児の母。

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