流氷はただ海に浮かんでいるだけではない?!
皆さん「流氷」を見たことありますか?
北海道の道東最果てだし、中々見ることないよ!という方がほとんどかもしれません、そんな私も流氷デビューしたのがなんと昨年の2023年でした。
そして今年2024年は流氷の当たり年なのではないか?!
というくらいぎっしりと詰まった?いやひきつめられた?キツキツギシギシなオホーツク海を見ることが出来ました。
どんな言葉が合っているのか?というくらい、水平線彼方まで見渡す限り流氷だらけでした。
ちなみに流氷はただ海にゆらゆらと流れてきただけでしょ?という訳ではないのです。
遙か遠くサハリン北東部から南下し、オホーツク管内で紋別・網走・知床斜里などでは唯一間近で見る事が出来る特別な環境なのはご存知かと思いますが、その氷には貴重な栄養素が含まれているのはご存知でしょうか?その流氷もどんどん減少し、近い将来見れなくなるのでは無いかと言われています。
流氷に含まれる栄養素は海の生態系にとっても重要な役割を果たしています。例えば、海の中で最も大きな生物であるクジラがエサとして食べているのは、その栄養豊富な流氷から落ちてきたプランクトンや魚介類です。クジラだけではなくトドやアザラシ、空飛ぶオオワシも流氷に付着している藻を補食しています。
しかし、近年の気候変動の影響で流氷は減少しており、流氷を保全しようという取り組みも盛り上がりをみせています。もし真冬の北海道に来る機会がありましたら是非こちらのイベントに参加してみてはいかかでしょうか?
https://www.okhotsk.pref.hokkaido.lg.jp/ts/tss/ai/trust.html
引用元(オホーツク総合振興局)
昔、流氷は漁に出られなくなるのでただ海に浮かんでいるだけの邪魔者だと言われていました。しかし、私たち人間や海の生態系にとっても大切な存在だと気づき今は大切な観光資源のひとつです。
北海道オホーツク管内では流氷の上を歩くことができる流氷ウォークツアー砕氷船などもありますので、是非一生に一度足を運んでみてはいかがでしょうか?大自然の美しさやその重要性を感じられる、貴重な体験ができるはずです。
知床自然センター内にある「フレペの滝」の遊歩道を歩いてみた!
流氷の旅でおススメしたいところはたくさんありますが、まず冬編ということで知床自然センター内のフレペの滝を紹介します。
知床斜里は「オシンコシンの滝」や「知床五湖」「知床峠」など色々見てきましたが、今回フレペの滝は初めてゆっくりと散策しました!
天気も良くて、雲一つない素敵な時間だったのでやはり晴れの日の知床は良いなと実感です。
フレペの滝を散策する際には館内にある、こちらのチラシを参考にすると迷うことなく、自然を満喫できます!ちなみに私は迷いそうになりました(笑)
そして歩くこと約20分。見えてきました「フレペの滝」から見る流氷が浮かんでいるオホーツク海!
フレペの滝の滝は残念ながら凍っており見ることができませんでしたが、今年の夏にでも、運よくヒグマが出ない時にフレペの滝を写真におさめたいなと心に誓う私でした。
きっと夏は緑が素敵な知床連山も、まだまだ雪が積もっている様子。この日はかさぐもがかかっていましたが神々しさをかもしだしていました。
いかがでしたでしょうか?
今回の記事で、流氷はこの地球や動物たちにとって重要な存在であり、今後私たち人間が守っていく大事な資源の1つということがおわかりいただけましたでしょうか?
まだ一度も見たことがないという方は、ぜひ北海道道東のオホーツク海で流氷体験をぜひ楽しんでみて下さい!他にも世界遺産知床は見どころがここでは紹介しきれないくらい沢山です。今後も紹介していきたいと思いますのでぜひお楽しみに♪
知床自然センター
北海道斜里郡斜里町大字遠音別村字岩宇別531番地
TEL 0152-24-2114
FAX 0152-24-2115
【開館時間】
夏 期 / 4月20日~10月20日 8:00~17:30
冬 期 / 10月21日~4月19日 9:00~16:00
【休館日】
休館日:年末年始・12月毎週水曜日
【HP:https://center.shiretoko.or.jp/】