
ラクダのロゴが目印の「RAKUDA BAKE」。マルシェの会場に並ぶのは、カモミールのショートブレッド、チョコとチーズのマーブルケーキ、コーヒー豆を型どったクッキー……。どれも思わず手に取りたくなるような、可愛らしいパッケージに包まれています。
作っているのは、札幌の円山エリアにある焼き菓子店「Rain」で働きながら、自身のブランド「RAKUDA BAKE」の焼き菓子を作っているゆきさん。北海道産の素材にこだわった、アメリカン・ブリティッシュのスタイルの焼き菓子です。
札幌への移住と「らくだお菓子便」のはじまり
もともと北海道が好きで、移住前から夫婦で頻繁に遊びに来ていたというゆきさん。子供を保育園に入れるタイミングで移住を決意。2020年3月に札幌へ引っ越してきました。
ゆきさんがお菓子作りの仕事を始めたのは今から10年ほど前。それ以前はアウトドア業界で働いていましたが、もともとお菓子作りが好きで、趣味でよく作っていたそうです。現在の勤務先「Rain」は旅行の際に訪れていたお店で、縁とタイミングが重なり働くことになりました。

Rainで働き始めて少し経った頃から、「らくだお菓子便」として東京や地元の知人や友人から頼まれた焼き菓子の詰め合わせを作って送るように。クリスマスのholiday box、結婚式のプチギフトなど、北海道に移住しても遠方からゆきさんのお菓子を求める人が数多くいました。
本格的にイベントやマルシェへ出店するようになったのは2025年から。
「キッチンを自分の時間で使っていいよとRainのオーナーに言ってもらえて。依頼されたお菓子を送るだけじゃなく、イベントにも出られるようになってきたんです」
Rainのオーナーさんにも背中を押され、パートタイムで働き子育てもしながら、自身のブランド「RAKUDA BAKE」を育てています。
アメリカン・ブリティッシュスタイルの焼き菓子
ゆきさんが作るのは、アメリカン・ブリティッシュといった海外スタイルの焼き菓子がメイン。レシピは海外のものを参考にしながら、日本人向けにアレンジしています。

定番で人気があるのは、ハニーカモミールショートブレッド。発酵バターを使用し、ハニーカモミールの茶葉を混ぜ込み焼き上げた、ほのかに柑橘系の香りがするサクサクとした食感のクッキーです。カモミールは海外では当たり前に使われているそうですが、日本では珍しい組み合わせ。癖が出過ぎないようにバランスを重視しています。

クリームチーズを生地に混ぜ込み、チョコレート生地とマーブル状にして焼き上げたチョコマーブルクリームチーズパウンドケーキや、ラクダの型にしたスペキュロスというスパイスの効いたクッキーなども人気です。
季節限定でしか買えない商品もあり、出店のたびに足を運びたくなる魅力が詰まっています。
価格帯は300〜600円程度。色んな種類を手に取って楽しめます。

イベント、マルシェ、委託販売。広がる活動の場
最近では、イベントやマルシェへの出店は声をかけてもらう機会が増えてきたといいます。
主な販売場所は百貨店でのイベント、札幌市内や近郊のマルシェなどです。ほかにも、コーヒーショップ「NOWHERE COFFEE」での委託販売、古着店でのレセプションパーティーで商品を置いてもらったりと、徐々に活動の幅を広げています。

イベントで知り合った出店者さん同士でつながりができて、そこからまた新しいイベントに声がかかる。人との縁で活動の場が広がっています。
「常連さんも増えてきて、お客さんに会えるのが嬉しいです。」とゆきさんは笑います。
子育てと両立しながら、いつか自分の工房を
「いつか自分の工房を持って、そこで販売もできたらいいなと思っています」

お子さんが小さいうちは一緒にいる時間を大切にしたいと話すゆきさん。しかし、RAKUDA BAKEの活動も、さらに幅を広げていきたいと考えています。
コーヒーに合わせて食べてもらえる機会を増やすため、コーヒーショップなどの委託販売先も増やしたり、古着店でのレセプションパーティーのように、これまで関わることのなかった層のお客様にも知ってもらえる、そんな機会も作っていきたいそうです。
Rainで働きながら、人との縁に支えられて活動の場を広げているゆきさん。「RAKUDA BAKE」は美味しいお菓子とともに一歩ずつ、着実に歩みを進めていきます。
RAKUDA BAKE
Instagram:https://www.instagram.com/rakuda_bake/
※お問い合わせはInstagramのDMにて
【委託販売先】
NOWHERE COFFEE:https://www.instagram.com/_nowherecoffee/




