とびらを開けると、そこは絵本の世界。
ふんわりと漂ってくる甘い焼き菓子のいいにおいに誘われながら、夢のような空間を過ごせる「くまのしっぽ」。雪が降る寒い日でも、一歩中へ入るだけでワクワクさせてくれる場所です。
くまのベイクがお店の経営者
青い屋根、壁にはクッキーが散りばめられている建物に「くまのしっぽ」と書かれた看板が目印です。
北海道札幌市の西区エリアで、かわいいお菓子が欲しい人はぜひ訪れてみてください。くまのベイクと仲間たちが作った、オリジナルのクッキーやマドレーヌなどたくさんのお菓子が並んでいますよ。
ベイクとは何者?
お店の経営者であるベイク。
実は見習いパティシエで、失敗ばかりするドジなベイクなのですが、毎日一生懸命にお菓子を作っています。お菓子作りには失敗が多いけれど、うまくできるときだってある!
うまくできたときのお菓子は、ぜひみんなに食べてもらいたいと思い、お店をオープンすることに。
もちろん、ベイクだけではお店の経営が難しいので人間のスタッフを雇い、ともに営業していますよ。
ちなみに、オーナー様ご夫婦を含めスタッフは全員ベイクの子分。
見習いパティシエのベイクは、今日も子分たちと一緒にせっせとお菓子を作っています。
「くまのしっぽ」が誕生したキッカケ
ここからはベイクの視点から逸れますが、「くまのしっぽ」誕生のキッカケをオーナーご夫婦に伺ってきました。
お店のオーナーと奥様は、それぞれケーキ屋さんに勤めていた経験があったといいます。寒い季節になると、雪が多く積もる北海道では楽しめる場所が少なくて困っていたとのこと。
そこで、冬でも楽しいテーマパークのようなところがあればいいな、と思ったことがお店を作るキッカケとなったそうです。
ベイクというキャラクター
「楽しいお店を作る=キャラクターが必要」となり、できたのがベイク。
焼き菓子のお店を作ろうと考えていたオーナーご夫婦は、英語でBaked sweets(ベイクド スイーツ)と表記される焼き菓子から「ベイク」という名前を誕生させたそうです。
キュートな仕掛けがある店内
店内を歩いて回ると、かわいらしい仕掛けを発見しました。
子どもの目線からでも見えるので、想像を膨らませて親子で楽しんでみてください。
絵本型ギフトをのぞいてみて
お店で大人気の「絵本型ギフト」は贈る側も、贈られる側もワクワクする仕掛け付きなのです。
それぞれのイベントに合わせて購入できる絵本型のギフトは、表紙を開くとタイトルに合った絵本になっています。
驚くことに、お店に並ぶかわいらしい絵本はすべてオーナーご夫婦で作っているといいます。
もともと絵本が好きで、想像するうちに頭の中で自然と文章が溢れ出てくるというご主人はストーリー担当。かわいいベイクと仲間たちのお話は、読んでいると心がほっこりしますよ。
奥様は、各ストーリーに合ったベイクたちの絵を描いています。やわらかな絵のタッチで、キュートなベイクたちがさらにかわいく描かれており、癒されるイラストが魅力的。
ベイクたちの心あたたまる絵本型ギフトは、贈る側も贈られる側もきっと笑顔になれますよね。
絵本を開いて左側にはストーリー、右側にはお菓子を詰めるスペースがあります。
ベイクたちが作ったお菓子
常に40種類前後のお菓子が並び、季節によって入れ替えられています。
毎年違ったテーマで並ぶお菓子たち
2019年のオープンから、イベント時には毎年テーマを決めてお菓子やギフトを作られています。毎年どんなお菓子が出てくるのか、ベイクのオリジナルギフトも楽しみです。
ベイクの特製ケーキも人気
もとは焼き菓子とギフトのお店でしたが、2023年の8月からはケーキも販売しています。
お客さんからの反響が大きく購入できない方も多くいたため、再販したケーキもあるほど。
また、クリスマスやお正月といったイベントには数週間の限定スイーツを販売するので、要チェックですよ。
ベイクのかわいいグッズも販売中
お菓子だけでなく、ベイクのトートバッグや缶バッジなどかわいいグッズも購入できるんです。大切な人に、お菓子と一緒にグッズを贈るのもよさそうですよね。
おわりに
私がお邪魔したときは、ちょうどクリスマスが迫っている時期で、店内はクリスマスツリーやキラキラとしたデコレーションで溢れていましたよ。
季節ごとに変わるお店の雰囲気を楽しみながら、ベイクたちが作るお菓子を見に行ってみてください。
お店の詳細
「くまのしっぽ」
住所:北海道札幌市西区発寒5条3丁目3-1
TEL:011-312-5506
営業時間:9:00-18:00
定休日:月・火曜日/臨時休業あり
駐車場:有(3台)
お店の公式HP:https://kumano-shippo-shop.jp/
Instagram:https://www.instagram.com/kumano.shippo/?hl=ja
Facebook:https://www.facebook.com/kumano.shippo/