言葉で日常に彩りを与えていく、Mediall学生ライターのめておーらです。
今回は様々な映画やドラマ、MVのロケ地として使われた水戸市立西部図書館を紹介したいと思います。私の大好きな映画がここで撮影されたと聞き、ずっと行ってみたかったスポットだったんです!
前編では公共施設としての図書館を取り上げましたが、後編では「ロケ地」をテーマに紹介したいと思います。聖地巡礼をしているいちオタクの感情が垣間見えています。共感していただけたら嬉しいです。
「図書館戦争シリーズ」の主なロケ地、水戸市立西部図書館とは
水戸市立西部図書館は1992年に建てられた市立図書館で、スポーツ施設と併設した立地になっています。設計者の新居千秋さんはこの図書館を「図書館の歴史の原点に立ち返った『知の形』である円形ドーム状」をテーマに形作り、中世ヨーロッパ建築をイメージした構造にしたそうです。
レトロチックなデザイン性とユーモアなレイアウトに非日常を感じることができました。そんな図書館の館内、館外については前編のほうで詳しく記載しています。
図書館戦争と水戸市立西部図書館の関係
まず、作品の中でどの部分が西部図書館で撮影されたのか、下の写真を見ると皆さんもイメージできると思います。作品内では主人公が務めている図書館の閲覧室としてこの図書館が使用されました。
水戸市立西部図書館の他にも新潟県の十日町情報館や福岡県の北九州市立中央図書館がロケ地となっています。中でも水戸市立西部図書館は作品の図書館内の閲覧室にあたることもあり、多くの場面での撮影がなされていました。
図書館戦争の世界観が現実に降臨!!
今回個々の図書館を取材していくなかで、より図書館戦争の世界を感じられたスポットが2つあります。
1つ目は閲覧室を出た廊下なんですが、この廊下は「図書館戦争」第1作目で、主人公の笠原と同僚である手塚が本を取り締まろうとする良化隊員を追いかけるシーンで使用されました。あの緊迫なシーンがここで撮られたと思うと現実感がなく、また景観自体が自然光で溢れていて神秘的だったため、私の心はふわふわ漂っているような感覚に陥りました。
2つ目は書架なんですが、ここは「図書館戦争」のドラマ版である「ブックオブメモリーズ」のシーンで使用されました。主人公の同僚の手塚と、その手塚に間接的な関わりを持つ朝比奈が対峙して話すシーンで、その話し声を書架に隠れていた主人公の親友である柴咲が聞くという場面展開になっていました。
手塚・朝比奈・柴咲のたたずまいが現実世界でイメージできたこともあり、身悶えたくなるほど、たまらなかったです。またこの場所自体も温かみのある照明で、本1冊1冊が映えるような作りになっていました。
超貴重!実際に使用された小道具と撮影風景が見れました!
撮影許可を申請するために申請書を書いていると、撮影理由の欄に「ロケ地巡り」という欄が。作品名を記入とのことだったので「図書館戦争」とかいて職員の方に手渡すと、なんと小道具を見せてくださいました。撮影当時の様子などを写真に写していたらしく、役者の皆さんだけではない、照明さんや監督さんの活動風景も見ることができました。
さらに太っ腹なことに、作品内で使用された重要な、重要な小道具も見せていただきました。映画2作品目の撮影が終了して5年以上がたっていますが、いまだにきれいに保管されていました。ぜひこれは実際に見て感動していただけたらなと思います。
また、ほかの図書館戦争のファンの方々が来場を記念したメッセージを残されていて、そのノートを見させていただきました。1冊では収まらず2冊目が設けられており、イラスト付きで書かれている方、コロナ渦後に行けたうれしさを綴っている方などがいらっしゃいました。私も震える手を懸命に動かしてメッセージを残しました。もう少しきれいな字を書けたらよかったと後悔しました。
メッセージノートの撮影はNGだったため視覚でのお届けはできませんでしたが、全部伝えても感動は薄まると思うので、ぜひぜひ足を運んでみてください!
まとめ
今回は図書館戦争の聖地巡礼をテーマに書かせていただいたのですが、ほかにも「天才テレビくんYOU」、「NGT48」のMV、「探偵が早すぎる」の第3話でも撮影場所として使用されています、それぞれの聖地巡礼にぜひお越しください。
水戸市立西部図書館について
住所:茨城県水戸市堀町2311番地の1
交通:JR赤塚駅北口から水戸駅方面行きバス乗車,石川二丁目バス停下車徒歩15分
JR赤塚駅北口から徒歩25分
JR水戸駅北口から赤塚駅方面行きバス乗車,石川二丁目バス停下車徒歩15分
開館日:火曜日~金曜日、土曜日・日曜日・祝日 9時30分~20時
SNS:西部図書館Twitter