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アクティビティ  |    2026.07.11

【三重県桑名市初】ブルーベリー狩り「いやしのベリー」40品種を樹上完熟で

三重県桑名市多度町に、2026年6月15日「いやしのベリー」がオープン。

桑名市初のブルーベリー狩り農園です。完熟させてから収穫する「樹上完熟」で育てた40品種のブルーベリーを、予約制・時間無制限で味わえます。ベビーカーも車椅子もOKのバリアフリー設計。摘んで食べる、その先にある「いやし」を届ける農園です。

完熟ブルーベリーと自然に包まれる特別なひととき

最近、ほっとする時間は取れていますか。

仕事に家事に育児に。
気づけば一日が終わっている。

忙しく毎日を過ごしている方へ。

桑名市多度町に、そんな日常から解放される場所が誕生しました。

ブルーベリー狩り農園「いやしのベリー」です。

「あ、なんか癒されるなぁ」
そんなふうに、ふと気づく瞬間ってありませんか。

この農園が届けたいのは、おいしさの先にある、その小さな「ほっ」です。

今回は、桑名市初のブルーベリー狩り農園「いやしのベリー」の魅力をお伝えします。

元エンジニアが、桑名でブルーベリー農家に転身

画像提供:林 康由さん 

「いやしのベリー」は林 康由(はやし やすよし)さん・林 有美(はやし ゆうみ)さんご夫妻が営んでいる農園です。

康由さんは、もともとエンジニアとして働いていました。

それがなぜ、桑名のブルーベリー農家になったのか。
康由さんの周りの方々は、さぞかし驚かれたことでしょう。

家庭菜園から始まった物語

きっかけは、コロナ禍の在宅時間に家庭菜園を始めたことでした。

子どもたちと一緒に土に触れ、野菜を育てて収穫する。
弾けるような笑顔で、喜んでくれた子どもたち。
食べられなかった野菜も、「食べられるようになった」と言ってくれたこと。

その温かな時間こそが、農園を生んだ種でした。

自分で育てたものを、誰かが笑顔で食べる。
そのうれしさから、農業をやってみたいという気持ちが芽生えていきました。

3年の準備と、1年の修業

工学部出身、大阪生まれの康由さん。
大学で出会った有美さんとともに桑名市へ移住。

この地を気に入り、就農を決めました。

まずは、しっかりと計画を立てることから始まります。
①農地を取得すること ②資金の計画を立てること ③家族の理解を得ること

一つひとつ条件を整えながら、この3つが整ったとき、「よし、始めよう」と踏み出しました。

整えるのに、3年。栽培の修業に、1年。

時間をかけて、覚悟を持って踏み出した転身でした。

ブルーベリーという選択肢

ブルーベリーは小さな子どもでも自分の手で摘み、そのままパクッと口に運ぶことができます。

家族で楽しむ笑顔を想像した先に、「ブルーベリー」という答えにたどりつきました。

さらに、数ある農産物の中で、当時の桑名市にブルーベリー狩り農園はまだなかったことも決め手でした。

たどり着いたコンセプト「おいしい」の先にある「いやし」

園主夫妻が大切にしているのは、ブルーベリーの味だけではありません。

自然の中で実を摘み、自分のペースで過ごす時間。
その体験そのものが、人の心をいやしてくれると信じています。

「いやしのベリー」には、地域の人たちが笑顔になれる場所でありたいという願いが込められています。

桑名市初の摘み放題!40品種が織りなす味の世界

桑名市で初めてのブルーベリー狩り農園「いやしのベリー」。
そこには、ブルーベリーの新たな魅力に出会える豊かな味わいの世界がありました。

200種以上から厳選した40品種

驚くのは、その品種の多さです。

200種以上の中から選び抜かれた、40品種が植えられています。

たとえば、大粒の「ユーリカ」。

みずみずしく香り高い「ジュエル」。

白桃のような色で甘い「フロリダローズ」。

マスカット風味の「デライト」。

園内には品種カードや通路の表示があり、自分だけの「推し品種」を探す楽しみ方も。

ブルーベリーに、これほど多彩な顔があるとは。
目移りしてしまうはずです。

一度に食べ比べ、糖度10〜13度の樹上完熟

一度に8種類ほどを食べ比べできるのも、この農園ならでは。

シーズン前半は爽やかな酸味と豊かな香り、後半は甘みが強く濃厚な味わいと、時期によって食べられる品種が異なります。

こだわりの果実は「樹上完熟」。

青空の下で摘んだブルーベリーは、完熟ならではのやさしい柔らかさがあり、口に入れた瞬間、じゅわっと広がる甘みが心をほぐします。

薄皮で食べやすいのも特徴です。

完熟した実の濃厚な甘さとみずみずしさは、自然がくれた小さな贅沢。

スーパーで流通するパック詰めでは味わえないおいしさです。

時間無制限・予約制なので、自分のペースで心ゆくまで楽しめます。

取材時に、糖度は平均10〜11度ほどとお聞きしましたが、私が購入させていただいた大粒のユーリカの糖度を測定したところ、なんと糖度は13度以上ありました。

濃厚な甘味が広がり、後からほどよい酸っぱさも加わって、この余韻が、また格別でした。

知っておきたい、完熟の見分け方

ブルーベリー狩りに訪れた際には、いちばんおいしい状態の果実を選びたいですよね。

完熟の見分け方を教えていただきました。

・ヘタのまわりまで、青黒くリング状になっている
・指でつまむと、ポロッと取れる
・芯がまだ緑のものは、酸っぱいので避ける

冷やすとさらに良いとアドバイスをいただきました。
今日からすぐ使える、ちょっとした豆知識です。

農園を訪れた際に、丁寧に教えてもらえますのでブルーベリー狩りの初心者さんでも安心ですね。

春には、鈴のような花が咲く

画像提供:林 康由さん

ブルーベリーの魅力は、実の収穫だけではありません。

桜が終わる頃ブルーベリーの木には、白く可憐な鈴のような花が咲き始めます。
かわいい花が楽しめる期間は、およそ2〜3週間。

康由さんは「いつか、この花を楽しむお花見会も開いてみたい」と話しています。

ブルーベリー狩りのシーズンだけでなく、春の農園にもまた違った魅力がありそうです。

自然に向き合う、こだわりと苦労

おいしさの裏側には、園主夫妻のこだわりと苦労が多くみられました。

小さな日本ミツバチの大きな仕事

受粉を担うのは、日本ミツバチです。

スズメバチに狙われたり、ダニにやられて冬を越せなかったりと、飼育は西洋ミツバチより難しく、近年は減少傾向にあります。

飼育箱は手作りだそうです。

「入り口にいる蜂が羽を羽ばたかせて、中に風を送っているんですよ。」

そう聞いてから改めて見ると、ミツバチの姿が、違って見えました。
懸命に働くこの小さなミツバチたちが、この農園を陰で支えているのですね。

配管工事も康由さん自らの手で

この農園は、何もない農地を一から開拓してつくられました。

ブルーベリー栽培に欠かせない水の配管工事も、康由さん自ら施工。
広い敷地に配管を引き込む作業は、想像以上の重労働だったといいます。

もちろん、順風満帆だったわけではありません。

傾斜地では、防草シートの施工方法を見直す出来事もありました。

雨の後に土砂が流出し、植栽後にシートを貼り直すことになったのです。
その経験を教訓に、重ね方や施工方法を再検討し、再発防止につなげました。

さらに、鳥害対策のネット設置や、自然相手だからこそ避けられない天候のリスクなど、課題は尽きません。

それでも、一つひとつ向き合いながら改善を重ねてきた園主夫妻。

試行錯誤の連続だった農園づくり。
その手間と工夫の積み重ねが、一粒の甘さとなって実っています。

家族みんなで安心して過ごせる工夫

「いやしのベリー」は、誰もが気軽に訪れられるよう、細やかな工夫が随所にあります。

ベビーカーも車椅子もOK、バリアフリー設計

通路は、ヒールでも歩けるほど整備されたバリアフリー設計。

広々とした通路は、ベビーカーも車椅子も楽に進めます。
水洗トイレやおむつ替え台も完備。

広さがあり、においにも気を配った衛生的な構造になっていました。

「ゆっくりとした時間」を過ごしてもらいたい。

その想いが、園のすみずみまで行き届いています。

うれしいおもてなし

氷入りのカップのサービスです。

日差しをたっぷり浴びたブルーベリーをその場で冷やして食べられます。
熱中症予防にもなって一石二鳥ですね。

日陰には椅子が用意されているので、疲れたら座ってひと休み。

小さなお子さんもご高齢の方も、自分のペースでのんびり楽しめます。

いやしの輪を、桑名のまちへ

「いやしのベリー」の目指す先は、ブルーベリー狩りだけではありません。

摘み取ったあとの時間も楽しめる場所へ。

来年はカフェのオープンも構想中。

採れたてのブルーベリーをトッピングしたかき氷やスムージーも登場するかもしれません。

摘み取りの楽しさだけでなく、その余韻までゆっくりと楽しめるようになりますね。

農園で過ごす時間が、さらに心地よいひとときへと広がっていくことでしょう。

季節を巡りながら、桑名市を楽しむ

「いやしのベリー」の周辺には、ぶどう・いちご・トマトなど魅力的な農園がいくつもあります。

ブルーベリーの季節が終われば、次はぶどうの季節へ。

季節ごとに農園を巡りながら、この地域ならではのおいしさに出会える環境づくりも視野に入れているそうです。

地域の農園同士がつながり、桑名を訪れたくなる季節が増えていく。

それは単に果実を収穫するだけではなく、人と人をつなぎ、地域の魅力を伝え、訪れる人の心をふっとほどく場所を育てることでもあります。

「いやしのベリー」は、これからもブルーベリーの先にある豊かな時間と地域の未来を育てていくのかもしれません。

この夏、桑名で「心ほどける時間を」

画像提供:林 康由さん

一歩ずつ形にしてきた桑名市初のブルーベリー狩り農園「いやしのベリー」。

40品種の樹上完熟ブルーベリーを味わえるだけでなく、誰もが安心して過ごせるバリアフリーの環境づくりや、地域の農園とつながる未来への挑戦も続いています。

そんな園主夫妻が大切にしているのは、「おいしい」の先にあるもの。

「お客さまには、笑顔になっていやされて帰っていただきたいんです」

この場所ではブルーベリーを味わうだけではなく、のんびりとした時間が流れています。

そして最後に、康由さんはこう話してくれました。

「普段忙しく過ごされている方が、ここで大切な人と大切な時間を過ごしていただけるよう準備しています。くつろぎながら楽しんでいただけたらうれしいです」

摘んで、食べて、ゆっくりする。

そんな、ただそれだけの時間が、意外に足りていなかったりしませんか。

この夏は「いやしのベリー」へ。

心がふっとほどける時間が、きっとここで待っています。

店舗情報

いやしのベリー

https://www.instagram.com/p/DZi7re5BoPY

住所:三重県桑名市多度町御衣野4086
営業期間:2026年6月15日(月)〜8月上旬
営業時間
土日祝:9:00〜15:30(最終受付 14:00)  
月・火:9:00〜13:00(最終受付 11:00)
定休日:水・木・金曜

料金:(オープン特価)  
【土日祝】大人 2,500円 / 小学生 1,500円 / 幼児(4歳以上)500円 / 4歳未満 無料  
【平 日】大人 2,300円 / 小学生 1,300円 / 幼児(4歳以上)300円 / 4歳未満 無料

予約・お問い合わせ :
LINE:https://lin.ee/f3v2L2A
   HP:https://iyashinoberry.com/
   Instagram:https://www.instagram.com/blueberry_kuwana/?hl=ja
   TEL:070-8567-1840 
アクセス:桑名IC・桑名東ICより約15分  
駐車場:27台
近隣農園:多度グリーンファーム/カームツリーファーム/多度トマトガーデン/すがいベリー

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この記事を書いた人

伊藤みいり

40代管理栄養士ママライター。三重県在住、男の子3人を育てています。日々の家事や育児に奮闘しながら、無理のないシンプルな暮らしを実践中。地元・三重を中心に、子連れでも楽しめるお出かけスポットや、気軽に行ける穴場、地方ならではの魅力も積極的に発信していきます。家族で楽しい時間を過ごす工夫や、「笑顔の時間」を増やすアイディアをお届けします。

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