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アート  |    2026.03.27

ポップであたたかい世界観に浸ろう「三浦太郎展 絵本とタブロー Taro Miura展」|愛知県刈谷市

絵本作家の三浦太郎さんといえば、赤ちゃんの読み聞かせ絵本「くっついた」や、「あ・あ」などを思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。

カラフルでポップなイラストに思わず釘付けになるのは、決して子どもだけではありません。

隅々まで眺めたくなるような、精巧なイラストの世界観に大人までもが入り込んでしまうのが、三浦太郎さんの大きな魅力だと感じます。

本記事では、愛知県は刈谷市美術館で3月22日(日)まで開催されていた「三浦太郎展 絵本とタブロー Taro Miura展」を親子で訪れた様子をご紹介します。

絵本作家 三浦太郎とは

愛知県西尾市出身の三浦太郎さん(1968年生まれ)は、2004年にヨーロッパで絵本作家としてデビューしました。

日本国内でも「くっついた」や「ちいさなおうさま」など、話題の絵本を次々と生み出しています。

フリーランスのイラストレーターとして活躍し、2003年から本格的に絵本制作をするようになり、現在まで手がけた絵本はなんと54冊。20年以上のキャリアを重ねています。

2014年からは、絵本制作のほかにもステンシルを使って描くタブロー(絵画作品)のシリーズを発表し始めるなど、創作の幅をますます拡げています。

いざ刈谷市美術館へ

入り口で出迎えるのは、2020年にほるぷ出版から出版された絵本「ジャングルジムをつくろう!」の表紙が再現された大きなガラス。

三浦太郎さんのカラフルでポップなイラストに、美術館に入る前から心が踊ります。

入り口の自動ドアに施されているのは、2005年にこぐま社から出版された絵本「くっついた」のイラスト。

もう想像できると思いますが、自動ドアが閉まるときにお顔がピタッとくっつく様子がとても可愛らしい仕掛けになっています。

入り口を入ってすぐに大きく飾られているのは、2016年に開催された展覧会から制作がスタートした「こどもアイデンティティー」シリーズ。

5歳から8歳の子どもの顔が、90㎝四方の大きな画面にステンシルとローラーを使って描かれています。

子どもたちの顔写真と、どんな色が好き?大きくなったら何になりたい?といった10項目のアンケートをもとに描かれた絵。

ひとりひとりと丁寧に向き合いながら制作され、今回の展覧会にも新しい子どもたちが加わっているそうです。

ロビーには「くっついた」の大きな絵本がありました。

実際にめくることができるので、好きなページの箇所で記念撮影するのも思い出になります。

(※ロビーは撮影できましたが、展示室内は撮影不可でした)

絵本のみならず、数々のタブロー(絵画作品)や、初公開となる風景スケッチなどの紹介もあり、創作の全貌を楽しめる本展覧会。

絵本が出来上がるまでの工程が余すことなく展示されており、絵本一冊に込められた情熱と愛情がひしひしと伝わります。

お子さま連れはもちろん、学生の方や一人で訪れる大人の方も多く、まさに老若男女に愛され続けている三浦太郎さんの魅力たっぷりの空間でした。

ついポーズを真似したくなってしまうステンシル作品
ロビーには三浦太郎さんの絵本がずらり。制作背景を知ったあとに読むと、楽しさは倍に!
さまざまな場所にひょっこり佇む可愛いイラスト。宝探しの気分で探してみるのも楽しい♪

作品の楽しみはお隣の茶室でも

刈谷市美術館と併せてぜひ訪れてみたかったのが、美術館の隣にある茶室「佐喜知庵(さきちあん)」です。

佐喜知庵では、2025年に偕成社から出版された新作絵本「ゆき」の世界観を堪能できます。

佐喜知庵のために描きおろされた襖絵や掛軸を鑑賞できるほか、「ゆき」のイラストをあしらった特製和菓子とお抹茶が楽しめます。

和菓子の絵柄は全8種類で、どんな絵柄が出るかは当日のお楽しみとのことでした。

呈茶以外の時間帯も襖絵と掛軸は無料で鑑賞できるので、子連れで静かに過ごすことが難しい筆者も、鑑賞が叶いました。

「ゆき」のイラストが襖に描かれ、ダイナミックに楽しめる贅沢な空間

おわりに

パキッとした配色に、心が晴れ渡るような気持ちにさせてくれる三浦太郎さんのアートの数々。

優しく語りかけるような絵本の原画を観ていると、目頭が熱くなる瞬間が多々ありました。

筆者は展覧会を訪れるまで、絵本作家としての三浦太郎さんしか存じ上げませんでした。

今回、タブロー(絵画作品)や風景スケッチなど、これまでの三浦太郎さんの歩みを知ることで、より深く作品の世界観に浸ることができました。

大人から子どもまで幅広く楽しめる見どころ満載の三浦太郎展で刺激され、そのあとに絵本を読むと楽しさが倍増したことは言うまでもありません。

三浦太郎展 絵本とタブロー Taro Miura展

会期|2026年1月31日(土)〜2026年3月22日(日)※展覧会は終了しました。
会場|刈谷市美術館
刈谷市HP|三浦太郎展 絵本とタブロー
アクセス|電車:JR・名鉄三河線「刈谷駅」下車、南口から徒歩約10分
※「刈谷駅」はJR「名古屋駅」から快速で約20分
車:名古屋方面より=国道23号線(知立バイパス)「一ツ木IC」から約5㎞
※駐車場あり(無料80台)

刈谷市美術館

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この記事を書いた人

子安 まみ

愛知県生まれ愛知県育ちのフリーランスWebライター、子安まみです^ ^ 主に尾張地方の子連れで楽しめるお出かけスポットやグルメ、地元ならではの情報をたくさん発信していきます♪ 読んだら思わず「訪れたい!」と思うような、足を運ぶきっかけとなるような記事をお届けします。 インタビュー取材・お店紹介のご相談もお気軽にお声掛けください。

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