「ひみ寒ぶり」というブランドの寒ぶりで知られる富山県の氷見市。
富山湾に面していることから、季節を問わず鮮度の高い魚介が日常的に出回る港町でもあります。
そんな氷見漁港の魚市場内にあり、朝から人が絶えないのが「氷見魚市場食堂」です。
市場で水揚げされた魚を、そのまま食堂で味わえる環境が整っており、平日・休日を問わず開店前から行列ができています。
今回は、海鮮好きに行ってほしい氷見市の「氷見魚市場食堂」を紹介します。
待ち時間は近くを探索するのがおすすめ

「氷見魚市場食堂」は、EPARKを利用した整理券制を採用しています。
この日は12時ごろに到着して、待ちは27組。人気ぶりがうかがえます。
整理券発行時に電話番号やメールアドレスを登録できるため、店の前で待ち続ける必要はありません。
順番が近づくと通知が届く仕組みで、数組前になると呼び出しがかかります。待ち時間を有効に使えるのは、観光客にとってもありがたいポイントです。

食堂は市場の2階にあり、待ち時間には下のフロアを見下ろすこともできます。魚が箱詰めされていく様子や、フォークリフトが行き交う市場の動きは、見ているだけでも飽きません。
さらに、車で5分ほどの場所には道の駅もあります。
土産物が充実しているほか、足湯もあり、少し時間をつぶすにはちょうどいい距離感です。待ち組数が多い場合は、無理にその場で待たず、一度離れてみるのも良いでしょう。
朝獲れのネタを使用した豪快な氷見浜丼

今回注文したのは、氷見浜丼の「やわやわ盛」。
「やわやわ」は氷見弁で、普通・まあまあを意味する言葉で、初めて訪れる人にも選びやすいボリューム感です。

また、氷見弁で「少ない」を意味する「ちょっこし盛(小盛)」、「たくさん」を意味する「はんさ盛(大盛)もありました。
大きさを調整しやすいのは、観光客にとってもありがたいですね。
氷見浜丼に使われているのは、氷見漁港で水揚げされた朝獲れの魚のみ。
この日のネタは以下の5種でした。
- テッポウサワラの炙り
- イシガキダイ
- シイラ
- スズキ
- 甘エビ
テッポウサワラ(炙り)は皮目が軽く炙られており、香ばしさが立ちます。身はしっとりとしており、脂は控えめ。噛むほどに旨みが広がり、丼の中でも輪郭のはっきりした存在です。
イシガキダイの身質は引き締まりつつも硬すぎず、上品な甘みが特徴。クセがなく、醤油との相性も良好で、魚そのものの味をじっくり楽しめます。

シイラは淡白な印象を持たれがちですが、鮮度の良さがはっきり伝わる一切れ。水っぽさはなく、さっぱりとした中に自然な旨みがあります。
スズキは透明感のある身で、口当たりはなめらか。主張しすぎない味わいながら、他のネタの合間に食べると全体のバランスを整えてくれます。
甘エビはねっとりとした食感と、はっきりした甘み。頭付きで盛り付けられ、見た目のアクセントにもなっています。
冷えた体に染み渡る漁師の土鍋汁

氷見浜丼には、漁師の土鍋汁がセットで付いてきます。
中身は魚のアラを使った汁物で、出汁は魚の旨みが中心。味付けは控えめで、塩味を立たせるというより、素材のコクをそのまま引き出した印象です。
アラの身もしっかり残っており、汁物というより一品料理に近い存在感があります。
また、土鍋はコンロにかけられた状態での提供。
湯気が立ち続けており、食事の終盤まで温かさが保たれています。
おわりに
「氷見魚市場食堂」は、朝に水揚げされた魚を贅沢に楽しめる食堂です。
整理券制で数十組の待ちが発生することもありますが、それでも待つ価値があります。
離れても大丈夫なので、市場の様子を眺めたり、周辺を歩いたりしながら過ごしてくださいね。
席に着いてから、朝獲れの魚を使った氷見浜丼と、最後まで温かい漁師の土鍋汁を食べれば、「待って良かった」と心の底から思えるでしょう!
氷見魚市場食堂
住所:富山県氷見市比美町435 地方卸売市場 氷見魚市場2階
営業時間:6:30〜15:00
定休日:なし
電話番号:0766-72-2018




