住宅街の一角に、ふと立ち寄りたくなるパン屋ができました。
派手な仕掛けはありませんが、毎日の暮らしの中で「ここがあってよかった」と思える、そんな存在感のお店です。
オープン直後からリピーター多数!学生や地元住民に愛される住宅街の小さなパン店

今回ご紹介するお店は帯広市に新しくオープンしたパン屋さん「BAKERY y²(ベーカリーワイズ)」です。2026年1月にオープンしました(「北海道じゃらん2026年4月号」でも紹介されています)。
お店があるのは、帯広市の中心部からやや離れた住宅街の中です。北斗病院や帯広畜産大学が近くにあります。
帯広駅からは車で約15分の距離。バスで来る場合は「北高・北斗病院前」のバス停が最寄です。

取材にお伺いしたのは平日の14時ごろですが、ちらほらと売り切れの商品もありました。近くに高校や専門学校もあり、学校帰りの学生さんもよく来店します。
開店間もないお店ですがすでにリピーターも多く、地元民から愛されているお店です。徒歩圏内にパン屋さんがなく、近隣にお住いの方々から「開店してくれてありがとう」という声もあったと聞きます。
人気は爽やか「レモンクリームパン」 地元産じゃがいもを使った総菜パンもずらり

こちらは人気商品の「レモンクリームパン(税込220円)」。酸味のある爽やかなレモンクリームがたっぷり入っています。
ほろ苦いレモンピールがアクセント。「はちみつレモン」のような味わいです。

こちらは中に白玉が入っている「よもぎ白玉あんぱん(税込200円)」です。
パン生地にはよもぎが練りこまれていて、もっちりしています。まるでよもぎ大福を食べているかのよう。
2個の白玉と十勝産の粒あんがぎっしり詰まっています。

こちらは「焼きカレー(税込230円)」。ぴりっとスパイシーなキーマカレーの辛さが特徴です。
ごろっと入った地元大正産のじゃがいもの甘みとよく合います。

こちらは「明太ポテト(税込230円)」。明太子ソースの辛味と大正産じゃがいもの甘みに、マヨネーズのコクがプラスされて最高のバランスを生み出しています。
目指すは最高の「悪くないね」。奇抜さよりも“いつもの安心感”を大切にするパン屋さんの哲学

店長の新田さん(写真左)にお話を聞きました。
新田さんは釧路市のお隣白糠町(しらぬかちょう)のご出身です。
高校卒業後札幌で初めてできた製パンの専門学校に通い、卒業後は札幌の色々なパン屋さんで働いていたのだそう。
札幌の色々なパン屋で働き技術を学びながら、将来的には自分の店を持ちたいと考えていました。「自分の考えた通りに、好きなパンを作りたかった。自分の作るパンに、妥協したくなかったんです」と話します。
道東に戻ってきたのはひょんなきっかけから。色々なタイミングが重なり、以前同じお店で働いていた赤松さん(写真右)とお店を始めることにしました。店名の「BAKERY y²(ベーカリーワイズ)」は2人のイニシャルから決めたのだそう。
「パン屋は体力仕事なので、年齢的に今やらないとずっとできないと思っていました。自分1人では決断できませんでしたが以前お世話になった方々から背中を押してもらって、ようやく踏み切ることができました」と新田さん。
この場所に決めたのは、車で走っていて偶然空き店舗を見つけたからなのだそう。「都会でお店を出すつもりはありませんでした。パン屋がない地域に出店して、地域の役に立ちたかったんです」と話します。
開店1か月にして、すでにリピーターも多い同店。取材中も学校帰りの学生たちがパンを買いに立ち寄っていました。

メロンパンを作る際には、皮の硬さについてお客様からアンケートを取ったのだそう。
十勝のパン屋さんは十勝産小麦にこだわる店が多い中、あえて十勝産にこだわってはいません。「パンの種類によって、それぞれ合う小麦が違うんです。外国産や北海道産以外でもパンに合った小麦を使い分けています」。
それによって、パンの価格を手頃に抑えるという狙いもあります。
子供が1人で気軽に買いに来られるお店をめざしているのだそう。
「すごくおいしいパンを作ろうとは思っていなくて。『悪くないね』と思ってもらえたらいい。奇抜なアイデアや味で勝負はしません。味の想像がつく手に取りやすいパンを作って、誰が来ても1つは欲しいパンがあるようにしたい。がっかりさせないお店にできれば」と話します。

確かにお店のラインナップには揚げパンやチョココロネ、あんドーナッツなど、みんなが好きな懐かしい商品が並んでいます。
今も焼きカレーパンや明太ポテトに地元産のじゃがいもを使っていますが、これからも地元産の規格外野菜や北海道産の果物などを使ってパンを作っていくのが目標です。これからどんどん新しいメニューが増えていくのが楽しみなお店です。
みなさんもぜひ「BAKERY y²(ベーカリーワイズ)」を訪れ、懐かしいパンを手に取ってみてください。どれも食べたくなるので、つい買いすぎてしまいます。
最新情報は、インスタグラムのお店のアカウントで発信されています。ぜひアカウントをフォローしてメニューや営業情報をチェックしてください。
平日限定でパンのお取り置きもできます。
※掲載されている商品、価格、情報は取材時点のものです。変更される場合があります。
店舗情報
- 店名:BAKERY y²(ベーカリーワイズ)
- 住所:北海道帯広市西15条南41丁目2-1
- 営業時間:10:00~17:00(商品がなくなり次第閉店)
- 問い合わせ:インスタグラムのDM
- 定休日:月・木曜日




